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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2022.08.14
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手書きハート そしてまた葉子、
「この人じゃない。」
ポツリとそう言って葉子も初めてマイクにポインターを。
「日比谷部長、ありがとうございました。また、振り出しに戻ったようです。」

その声に周りの面々も…。
「えっ…???」

尚登、画面を見ながら…、けれどもマイクは閉じられたままで…、
「どうして…???選さん…???」

紫も都沢も同様に…。

海江田は、
「ん~~~。」

会議室でも杏樹、顔を傾げて…。

日比谷、葉子の声に微笑んで…、
「えぇ。そのようで…。」

そこで初めて次々とマイクにポインターを当てて…。

尚登、
「ど…、どうして…???…けど、どうやって…、日比谷部長、その情報…???」

杏樹も、少し両眉の先端を吊り上げるように…。

日比谷、ニッコリと杏樹を見て…。
「実は…、今回のこのM&A…、私も個人的に、調べさせて頂いていたの。…まぁ…、詳しい事は、長谷部や陣屋にも聞いてはいたから…。そして…、昔の私の古巣からも、少々調べてもらって…。」

杏樹、
「古巣…???」

そこに海江田の声、
「元警視庁捜査二課の刑事。日比谷部長。」

その声に杏樹、いきなり目を見開いて、
「えっ!!!」

それは川峯も同じ、口を尖らせて目を真ん丸に。

日比谷、そんな海江田に、
「おや。海江田さん、御存じで…。」

「えぇ…。私は…、鳩崎部長から…、その事を…、かなり以前に…。」
「ふふん。な~~るほどね~~。」

そして今度は葉子、
「そして…、今回のM&Aには、川峯取締役は何ら…関わってはいなと…。」

杏樹、
「えっ…???」

日比谷は、
「えぇ。そういう事になるわね。」
けれども、
「選さん…。でも…、どうして、そう思った…???」

「実際。」
葉子。
「仮に…、川峯取締役が、経営手腕が良くても…。けれども一度多額の投資に失敗。そして苦い経験。それもどん底の…。」
そこまで言って葉子、
「失礼ですけど…。そういう人物を…、ましてやマンモス企業とも言われているホテルキャッスル・チャイナ。M&Aの仕掛け人に、選ぶとは、到底。それに…、宮越弁護士ですけど…。その名の通り、法曹界では名の通っている方。幾ら弁護士、そして投資家の顔を持っている方でも、そんな…、道を外れた事をするとは…。ギャンブル以前に、リスクが高過ぎる。」

そんな葉子を黙って見ている美琴、そして尚登に海江田、紫に都沢。

日比谷、そんな葉子の話を聞いて、笑顔で、
「はは。その通り。凄いわね、選さん。今の私の話で、そこまで…。」

杏樹、
「元警視庁…、捜査二課の…、刑事…。」

川峯は力が抜けたように、日比谷を見ていた。

海江田、少し身体を起こしたように…、
「ふり…だし…かぁ。」





その頃、仕込みをしていた高村家の通。

口笛を吹きながら…。ふと、
「あ~~れ~~。」

その声に愛生、
「どうしたの…???」

通、顔を傾げて、
「ん~~~???…今さ。俺…。何か、思い出した…。」

「何を…???」

「確か…、あん時…。あの人の…隣にいた人物…。」
そこまで言って通、何かしら納得したような顔で、
「はいはいはいはい。女だわ。…確かに女性~~。うんうんうん。」

その声に愛生、
「はっ…???…女性…???…何の話…???」

そんな愛生を見て通、
「あ~~。うん。ほら。この前、姉御たちに言った弁護士の人。裏の顔が投資家だって。」

「うん。」
「ここに来て投資の話、しててさ。あん時、ふたり連れだったんだよ。物凄い真剣な顔して、その投資の話聞いてた人物。思い出したのさ。確かに、女。」

愛生、その話に、
「へぇ~~。」

「ただ…。」
顔を傾げて通、
「残念ながら、名前がね~~。それだけは…、分かんない。顔は…、覚えてんだけどさ。」

口を尖らせての愛生、そして、
「ふ~~~ん~。」





杏樹、川峯に、
「今回は…、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。」

川峯、困ったような顔をしては、
「いいぇ…。」

日比谷、
「川峯さん。今回、あなたの承諾なしにあなたの過去を調べた事、お許しください。実際であれば、違法に成り兼ねない事ですが…、状況が状況下で。」
そこまで言って日比谷、椅子から立ち上がり、川峯に一礼をして、
「申し訳ございませんでした。」

都沢、ポツリと、
「凄ぇ。」

海江田と葉子、そして紫は黙ったままで、僅かに頷いて。

そんな姿勢の日比谷に川峯、自分も椅子から立ち上がり、
「いいえ。…そんな…。…でも…、感服しました。…でも…。これだけは言えます。私、ホテルキャッスル・チャイナ。社長の名前は知ってますけど…。残念ながら、お会いした事は…、一度も…。」

日比谷、
「ありがとうございます。」

杏樹もコクリと。

川峯、
「では…、失礼いたします。」








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最終更新日  2022.08.14 06:31:14
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2022.08.13
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 「そのホテルも僅か4年で破綻。急成長したはいいけど…。正に急転直下。当時、マカオ国内のメディアも、その直下振りをニュースでも、雑誌でも取り上げたくらい。そして、その原因や、しかも、破綻振りには、様々な憶測も…。」
淡々と話す日比谷。

俯きながらも黙って話を聞いている川峯。時折唇を動かしながら…。

杏樹、日比谷のその話を目をパチクリとさせながら、日比谷を見ながらも聞いている。
そして、頭の中で、
「…この人…、何処からそんな情報を…。私たちには、絶対に無理。」

社長室でも…。

都沢、
「えっ…???…何…???この情報…、部長…、どっから…???…俺たちじゃ、こんな情報…、絶対に無理だよ。」

その声に海江田も、
「ん~~~。」
そして、
「ところで選さん、さっき…、この人じゃないって…。」

その声に紫も都沢も、
「あ~~。」
「うんうん。なんだか、ボソリと…。」

会議室では日比谷、川峯に、
「当時、そんな急転直下から様々な憶測や噂の中には…、事故物件などと言う言葉も…。」

社長室、今度は尚登、
「事故物件…。」

日比谷、優しい目でも、何かしら、
誤魔化しを見抜くとでも感じられる空気感をもたらす眼差しで…。
「当時、ボクシングで、世界ヘビー級チャンピオンでもあるタイ出身のアタパン・アイドゥン選手が宿泊していた。世界チャンピオン防衛戦前に…。けれどもその防衛戦の2日前に亡くなっている。ニュースでは突然の死亡の原因に、突然死、心臓弁膜症と発表されてましたが…、実際、その亡くなった場所が…。そして、その時の状況があまりにも…、また…、その時のチャンピオンの行動が曖昧でハッキリしない。中には…、刺殺などと言う言葉まで…。」

その情報を、一切資料を見ずに川峯の顔を見て話す日比谷。

社長室では尚登も紫も、
「凄い。…こんな情報…。」


「けれども…。」
日比谷、
「最終的には、ホテルが破綻した後、数か月後に、ホテル経営者の多額の投資が破綻の主たる理由と…。ニュースでも、雑誌でも、数か月後に発表されたから、余り話題にもならなかった。…それこそ、当時は、様々な産業で社会が目まぐるしく躍動していた時期だったから…。」

川峯、唇をギュッと搾り、僅かに俯き。そして今度は顔を上げ、
「どうやったら…、そこまで…???」

その声に微笑むように日比谷、
「ふふん。そう…???…私の話…、どぅ…???…不思議…???」

社長室ではすぐに都沢、
「いやいやいや、びっくり。」

日比谷、
「あなたが…、その、ユーピテルホテル。ギリシャ神話の、ゼウスと相当の神の…。」

葉子、日比谷には聞こえないが、同時に…。
「ローマ神話の神。」

紫、
「へっ…???…そうなの…???」

葉子、コクリと。

日比谷、
「そのホテルに出資してくれた投資家の中に、実は、宮越弁護士も…。…いらっしゃった。」

都沢、間髪入れずに、
「うそ―――――っ!!!」

日比谷、
「あなたの投資力、そして、その判断にも比例しての経営力が、宮越弁護士に、見染められたのね~~。…けれども…、経営3年半。正確には…、3年と10か月。…確かに、あなたの傲りであなたは多額の投資で失敗。社長交代で経営再建の道もあったが…、既に、その投資と言う言葉だけで、ホテルの全社員はあなたを見切った。その理由は、マカオの人間ではない。日本人であるため。つまりは外国人。たった、それだけの理由。」

都沢、
「へぇ~~。そうなんだ~~。」

「そして…、その後、どん底になったあなたは、唯一、マカオでも交流を深めていた人物のアパートに転がり込み、ルームシェア。その際、ホテル関係のどの人とも関係を求めたくなかった。つまりは、日陰の生活。当然、宮越弁護士からも、静かに暮らしなさいと…。仮に、今の状態で、日本に帰っても…。社会は相手にしない。」

話に川峯、口を真一文字に…。そして僅かに口を尖らせて…。

日比谷、
「宮越弁護士からも、暫くは連絡を絶つと…。それから4年。マカオのある店で宮越弁護士と再会。」

そして日比谷、杏樹に、
「久留巳専務。この辺で良いかしら…???これ以上、話しても…。」

杏樹、とにかく日比谷に圧倒されたままで…。そして川峯を見て…。
「川峯…さん…???」

川峯、観念したような顔で…、
「専務…。こちらの…、日比谷さんの話の…、通りです。…けれど、私の口からは、そこまでは…。…もちろん、宮越弁護士も同様に…。」

日比谷、
「隠されていた過去…。に、なりますよね、川峯さん。」

俯き加減に川峯。

そして日比谷、初めて、
「鶴来社長。」

その声に美琴、マイクにポインターを…。
「分かりました。ありがとうございます。」








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最終更新日  2022.08.13 10:38:08
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2022.08.12
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 社長室で尚登、
「さ~~て~~。どうなるか…。」
両手を合わせて摩りながら…。

タブレットのマイクはまだ入ってはいない。

都沢、
「川峯取締役、この人が…、投資って…。なんか、全然想像付かない。モデルみたいなんですけどね~~。僕から見ると~~。」

その声に紫、都沢を見て、しかめっ面をして口を尖らせて、
「またそういう事…。」

海江田、瞬間、
「鈴村さん、顔を写ってるんですけど…。」

咄嗟に紫、鼻の舌を伸ばして、
「いっけな~~い。」

尚登、
「…けど…、日比谷部長って…、どんな人なんです…かね…???」

その声に4人、一斉に尚登を見て…。

紫、
「阿刀田…常務…。」

都沢も、
「おっと…。」

海江田、瞬間、目をキョロキョロと…。

尚登、思わず、
「あっ。…僕…、何か変な事…、言いました…???」
4人をそれぞれ見て…。

咄嗟に海江田、顔を起して、
「あ。いや…。別に~~。」

「元、警視庁捜査第二課の刑事、だったそうです。」
ポツリと葉子。

いきなり美琴、そして尚登、
「えっ。」
「うそ。」

紫は、
「葉子っ。」

都沢、
「わっと。言っちゃってるし~~。」

海江田は、口笛を、
「ヒュ~~~。」

葉子、画面を見ながら、
「いずれにしても、この後、川峯取締役が終了すれば、日比谷部長、久留巳専務には話すはずです。…でなければ前には進めない状況ですから…。」

尚登、その話に、頭を撫でて、
「いやいやいやいや。参ったな~~。え~~~ぇ…。元警視庁の捜査第二課…。その…、刑事さん。えへっ。…いや~~~。」
そして一拍置いて尚登、
「いやいやいや。驚きました。」
そして尚登、葉子を見て、
「いやいやいや。それにしても、選さん、ズバリ言いますね~~。」

紫もそんな葉子を見て、少し困ったような笑顔で…。
それは都沢も同じ。

けれども海江田だけは、
「まっ。でも…、逆に、洗いざらい。…じゃないと…、ねぇ。中々、本質は…見えてこない。ねっ。鈴村さん。」

紫、
「そっ。それは…、そうですけど…。」
それでも紫、葉子を見て、笑顔で…。

葉子、ようやくタブレットから顔を上げて、周りを見て、
「えっ…???」
けれどもまた画面に、
「始まります。」

一同、
「おっ。」

いきなり日比谷、川峯に、
「それでは川峯さん。」

そんな目の前の日比谷と言う女性の、いきなりの姿勢の変化に、
僅かなリにも躊躇する川峯。

しかも、タブレットから通じて聞こえる日比谷の声にも迫力がある。

その声に社長室の6人も、
「…ん…???」

海江田、
「さすが…、この切り込み方。」

僅かに瞬きをしての日比谷、
「率直に訊くけど、マカオでのホテル経営、成功の秘訣は…、何かしら…???」

間髪入れずに川峯、
「お客様第一。…けれども、それには、様々な要点が伴います。…それは…、ある意味、百貨店も同じかと…。」

「分かりました。それでは次に…。これだけ…、ホテル経営…、業績があったのに…、どうして…、投資を…???」
そして日比谷、
「ホテル業とは一切無縁の話で恐縮です。ある意味、プライベートな部分も含まれますが、あらゆる視点、観点から伺います。」

僅かに沈黙する川峯。けれども目の前で、全く動じない顔の女性の目を見ていると…。

日比谷、ニッコリと、
「如何かしら…???」



「実は…。」
川峯。僅かに顔を上げて、すぅ~~っと、一息吐いて、
「私の…傲りです。」

その瞬間、社長室の6人、
「傲り…???」

杏樹、目をパチクリと、
「……。」

ただ、日比谷は、
「な~~るほどね~~。そうですか~~。確かに…、若い時分から投資…。川峯さん、あなた…、大学時代から…、株…、やっていたそうですねぇ。かなり…、体力があった様子。普通とは思えないほど…。」

その話に一瞬、川峯、目をパチクリと、
「えっ…???」

「大変申し訳ありませんが…。私…、個人的にも、興味がありまして…、少しだけ…、魅力的な川峯さんの事、調べさせて頂きました。」

その声に川峯、
「…私の事…???」

同じく杏樹も日比谷を見て、
「…???」

そして同じく、社長室の6人も、
「…???」

「川峯さん、あなた…、大学卒業後に、弁護士の宮越先生と出会い、その後、ご昵懇(じっこん)でいらっしゃる。」

またもや杏樹、目をパチクリと。

社長室の6人も、声には出さないが、
「…昵懇…。」

瞬間、葉子、ポツリと、
「…この人…、じゃ…ない。」

マイクは入っていない。

また海江田始め、他の4人も、
「えっ…???」

日比谷、続ける。
「当初、宮越弁護士からもその腕を見込まれてのマカオでのホテル経営。ユーピテルホテル・マカオ。絶賛されていたようです。…けれども…。」








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最終更新日  2022.08.12 06:14:02
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2022.08.11
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 日比谷のその声に美琴、顔をコクリと。そして杏樹を見て…。

杏樹も頷き、
「はい。」
そして、
「今回は、ホテルキャッスルチャイナによる当ホテル横浜トランキルマンヘブンズホテルへのM&Aに対する百貨店扶桑からの対策室を介しての、事実上の作戦会議としております。」

その話に一同頷く。

「当然の事ながら、結果には至っておりません。現在のところ。そして、これもひとつの主旨にもなるのですが、今回の会議での個人に対しての取り調べではありません。如何なる上にも、個人に対しての攻撃ではなく、真実に辿り着くと言う意味に於いての会議となります。それらを踏まえた上で…。」
ここで杏樹、一拍置く。
「鶴来社長、そして対策室のメンバー4名。そして阿刀田常務の5人は、このまま社長室にて、それぞれがお持ちのタブレットにて会議の映像を見て頂く事になります。」

美琴、コクリと頷き、海江田と紫は、
「分かりました。」

都沢と葉子も頷いて…。

杏樹、
「私と日比谷部長は、別室にて…。同じく同じくタブレットを…。そして…、事情を尋ねる相手にもタブレットで、映像を通して…。と、なります。」
そして杏樹、日比谷に、
「それでは、日比谷部長。」

日比谷、頷き、
「分かりました。」

そしてふたりは社長室を出て行く。


廊下で日比谷、杏樹に、
「川峯取締役、川峯伊織さん。画像を見る限り、優しそうな顔立ちだけど…。まさか…、こういう人が、投資をね~~。人間、分からない。」

杏樹、資料を見ている日比谷を見て微笑みながら…。そして、「会議室」の文字の一室に。
「こちらになります。川峯取締役はもう、まもなくかと…。」

既に席には3台のタブレットが…。


そして日比谷、
「北…大祐取締役。何かしら、ガッシリとした体つき。」

杏樹、
「えぇ。話によると、日々、事務に通っているとか…。」

その声に日比谷、口を尖らせて2度ほど頷いて…。

杏樹、チラリと日比谷を見て、
「部長は…、元々、扶桑のシステム企画…。秘書の東風さんからは、そう聞いてますけど…。ただ、かなり素早い人選でしたから…。」

そんな杏樹に日比谷、ニッコリと、
「そぅ…???」
そして日比谷、またニッコリと、
「ふふん。後で教えてあげる。その…、かなり素早い人選って、やつ。」

その声に杏樹、少し困った笑顔で…。

そして…。タブレットから聞こえる声、
「杏樹さん、OKですね。」
尚登の声。

そして画面には5人の顔が…。

そして杏樹、向かい席のタブレットも確認。杏樹、
「OKです。」



そして数分後、ドアをノックする音。

杏樹、
「どうぞ。」

ドアを開けて入ってくる人物。

女性。中を見て一礼。
「失礼します。」
そしてドアを閉めて、目の前の人物ふたりに、また一礼をして、
「お疲れ様です。」

川峯伊織である。

杏樹、椅子から立ち上がり…。その拍子に日比谷も立ち上がり…。

杏樹、
「お疲れ様です。」

日比谷も、
「お疲れ様です。そして…、初めまして、百貨店扶桑のシステム企画部の部長を任せられております、日比谷汐里と申します。」

目の前の初めて見る人物に川峯、一礼をして、
「初めまして。当ホテル、取締役の川峯伊織と申します。」

杏樹と日比谷、川峯に椅子に座るように促して…。
川峯、タブレットのあるすぐ傍の席の椅子に。

杏樹、
「予め、ご説明させて頂いております。そして、当ホテルの全社員にも周知されているのですが…、今回の中国北京のホテルキャッスルチャイナによる当ホテルへのM&Aに関して…。あらゆる角度からリサーチをした結果、中国と言う国名に関して取締役からの2名が今回、ピックアップされました。」

川峯も日比谷も静かに頷く。

「決して、これが、結果に結びつくと言う訳ではないのですが…、事実上、M&Aを阻止すべく、ホテル側としても、社員のプライベートまで踏み込んで…と言う。…そのために、第三者でもありますが、今回のM&Aの情報発信元でもある百貨店扶桑の天春廿楽社長の指示でもある対策室が、今回は入っていただく事になりました。その中で、今回は主である対策室から、日比谷汐里さんです。」

そこまで言って杏樹、
「勝手ながら、この場での役職は控えさせて頂きます。」

川峯、僅かにコクリと、
「承知しました。」

杏樹、
「そして、これも予めご説明してありますが、目の前のタブレットも今回、採用させて頂いております。画面には、百貨店扶桑対策室のメンバーの方々…。ご承知おきください。」

川峯、真顔のままで、コクリと…。








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最終更新日  2022.08.11 06:50:03
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2022.08.10
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手書きハート そして紫、
「な~~るほどね~~。」
外の景色を見ながら…。

都沢、バックミラーを見て、
「鈴村さん…???」

紫、そんな都沢に、
「うんうん。いいから、いいから。」

葉子のナビは続く。

海江田、
「まっ。このまま行けば…。」



そして、凡そ10分後には…。
「わっ!!!…ようやく知っている標識~~。」

海江田、助手席で、
「…っと、まぁ…。こんな具合に…。」

都沢、笑いながら、
「あは。何と、何と…。とんでもないところ走ったと思ったら~~。ひぇ~~。逆方向から…。」

「遠回りには…、なっちゃったけど…、事故処理、待ってたら、それ以上…。」
葉子。

「はいはいはい~~。」
笑いながら都沢。
「けど…、凄いっすね~~。選さ~~ん。」

紫も、葉子を見て、
「さっすが。」

海江田、スマホで…。

横浜トランキルマンヘブンズホテルのロビー、日比谷、目の前のふたりに、
「あっ、少しごめんなさい。」
そしてバッグの中のスマホを取り出して、
「はい。日比谷です。海江田君…???」

助手席で海江田、
「お疲れ様です。海江田です。もぅ、間もなく…。10分程で…。」

日比谷、その声に、
「うんうん。はい。……えっ…???事故…???……うんうん。」

その声に杏樹と尚登、顔を見合わせて。

日比谷、思わず目を丸く、そして、
「へぇ~~~。ふ~~~ん。うん。分かった。気を付けて。」
通話を切る。そして、
「もぅ間もなく、海江田と3人が…。何やら、来る途中に、事故で渋滞に巻き込まれたようで…。別ルートでこちらに。」

尚登、杏樹を見て、
「事故…???…別ルート…???」

杏樹も顔を傾げて…。

尚登、
「まぁ…、今やネットで、すぐに…。」

杏樹も、頷いて、
「ま、まぁ…。…けど…、そんなに…簡単に…。」

尚登も、顔を傾げて、
「…です…よね~~。」
と、言いつつも、
「まぁ…。でも…。はは。うん。」



そしてようやく…。ロビーの3人と合流する4人。

海江田、杏樹と尚登に、
「お待たせしました。」
ふたりと握手して。

紫、都沢、そして葉子もふたりと握手して…。

日比谷、紫に、
「何…???事故…???」

紫、
「えっ、えぇ~~。」

尚登、フロントの女性に振り向いて…。
けれども女性、顔を左右に…。

尚登、
「まだ…、解消、されてないような…。渋滞は続いているようです。」

その声に日比谷、
「えへ~~~???…で…???…どうやって…???」

都沢、すぐさま、
「選さんの、凄いの何のって…。」

「えっ…???選さん…???」
紫の隣の女性を見て。
「あ~~。うんうんうん。陣屋の…、財務企画の…。」

杏樹も尚登も、葉子を見て笑顔で…。
「お疲れ様です。」
「ども。」

「鈴村さん…???」
日比谷。

紫、困ったような笑顔で、
「えっ、え~~。」

海江田、
「いきなり、都沢さんに、適切なナビを…。」

日比谷、
「ナビ…???」

杏樹と尚登も、目を丸く、
「へぇ~~~。」

都沢、笑いながら、
「僕なんか、何処をどう走ったのか…、全然、分かんなくって。」

尚登、
「わお。」

都沢、
「そこ、右曲がって。そして、その先真っすぐ。次、左です。もぅ~~。テキパキと…。」

その話に日比谷、
「へっ…???」
目をパチクリと…。

杏樹も、
「選さんって、この辺の…地理って…???」

その声に葉子、
「あっ。いえ…。全然。全く…。通った事もありませんから…。」

尚登、
「おっと~~。」

杏樹、
「すっご~~。」

都沢、
「結局、逆方向から…。…でも、まぁ。何とか…。」

杏樹、また目を真ん丸に、
「逆方向って…。」
両目を右左に…。
「はて…???」
そして、
「…とは言っても…、私も…。まぁ…、日頃…、通り慣れた道しか…。けど…、反対方向…。」

「まっ。とにかく…、久留巳専務。」
海江田、そして日比谷を見て、
「部長。」

そんな海江田に杏樹、
「あっ。はい。」
そして、
「みなさん、こちらに見える前に、日比谷部長には、詳しく…。」

海江田、
「はい。ありがとうございます。」

杏樹、一同を見て、
「それでは…。」

海江田、
「お願いします。」
そして、
「日比谷部長。」

日比谷、
「えぇ…。ありがとう。」

そして一同がまた美琴の部屋に。

美琴、部屋に入って来た面々に椅子から立ち上がり一礼をして…。

杏樹、
「社長、こちらが、百貨店扶桑のシステム企画部長、日比谷汐里部長。」

美琴、机から離れて日比谷に一礼をして、
「横浜トランキルマンヘブンズホテルの社長を任せられております。鶴来美琴と申します。今回はご足労。申し訳ございません。」

日比谷も一礼をして、
「百貨店扶桑、システム企画部、部長を務めさせて頂いております、日比谷汐里と申します。よろしく、お見知りおきの程を。」

海江田たち4人も、美琴に一礼をして。

日比谷、
「さて…。」








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最終更新日  2022.08.10 18:02:03
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2022.08.09
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 「へぇ~~。そぅなんだ~~。」
目を真ん丸にして葉子。

ビールを飲みながら稜平、
「なんなら…、四方山話ついでに、話、してみよぅっか…???…って言うか、一度…、会ってみる…???…予定…、入れてみるけど…。物凄い、人となりの良い人。」

その話に葉子、ますます目を丸く、
「へっ…???いいの…???」稜平、つまみを食べながら、「かかか、いいに決まってる~~。娘が困ってんだ、当然だろ~~。」

葉子、すかさず口をにんまりとさせて、
「さっすが~~とうさん。恩に着る~~。」

稜平、右手を左胸に、
「何なりと。お任せあれ。」

そこに爽太、
「ただいま~~。」

由佳理、
「あっ、うん。爽太~~。おかえり~~。シンガポール、どうだった~~???」

爽太はこの1週間、海外旅行の添乗でシンガポール入り。
東京に帰ってきたばかりだった。

爽太、すぐさまキッチンに入るなり冷蔵庫から缶ビールを、
「暑いに決まってる~~。…でも、さすがに気持ち良かったよ~~。みんな、喜んでくれた~~。」

由佳理、ニッコリと、
「うんうんうん。良かったね~~。」

「シンガポールか~~。たま~~には、行ってみたいね~~。」
稜平。

「…って、言うか、とうさんの場合は、取材でしょ。ははは。」

そんな爽太に、稜平、ニッコリと、
「まぁな。」




カフェ匡子。匡子、獏が帰って凡そ1時間後。

匡子、
「サブちゃん、そろそろ上がっていいよ~~。」

そんな匡子に佐武郎、ニッコリと。そしてお辞儀をして。

匡子もニッコリと、
「うん。お疲れ~~。」




獏はまだ、マンションの手前数百メートル地点をテクテクと。




そして、こちら。輪湖は、既にベッドの中、モデルのレオ様の抱き枕を抱きながら…。

そして、こちらは…、虎一郎。Tシャツに短パン、机の上のパソコンの画面を…。
仕事の持ち帰りの様子。

そして、こちらは…。パックをしながらパジャマ姿で胡坐の秀美。
ファッション雑誌を繰っている。

選家では、爽太が先にシャワーを浴び、そして葉子がこれからお風呂へと…。





そして翌日。海江田と都沢、そして紫と葉子はいつものように専用カーで横浜に。
日比谷は別行動にて横浜入り。


そして、先にホテルに着いていた日比谷、杏樹と尚登に出迎えられ…。
お互いに名刺交換。

日比谷、
「初めまして。扶桑の日比谷と申します。」

杏樹、
「初めまして、トランキルマンヘブンズの久留巳…と、申します。」

尚登も、
「初めまして。同じく、阿刀田と申します。」

そしてふたり、共に、ソファに座るように。
そして尚登、フロントに向かって。





「おっかしぃなぁ~~。さっきから…、全然…進まないんだけど…。」
都沢、ハンドルを握って、人差し指でトントンと。
路上で進む気配なく、止まったままの車。

助手席で、
「ふ~~ん。」
海江田。

紫、
「あ~~っと、あった、あった。やっと出た~~。事故だわ、やっぱ…。」

隣では葉子が指でササササッと。

そして紫、
「わ~~~。10キロの渋滞。」

海江田、
「うそ。」

ようやく、車一台分がゆっくりと…。

葉子、
「都沢さん、その信号、右、お願いします。」

その声にいきなり都沢、
「え゛っ!!!右って…、方向…、全然、違うけど…。」
後ろを見て葉子に。目を真ん丸にして。

タブレットを見ながら葉子、
「お願いします。」

「あ…、は、はい。」

紫、体を葉子に傾き、
「何、見てんの…???」

葉子、画面を見ながら、
「100メートル先の交差点、右です。」

都沢、
「あ、はい。」

海江田、すぐさまナビをチェックして、
「ん~~~???」
そして、自分もタブレットを…。スワイプ、そして拡大。

都沢、
「ここを…。右…。」
そして、走ると、
「えぇ~~~。思いっきり…、方向…、真逆~~。」

その声に海江田、
「いいから。」

都沢、
「へっ…???」

すると、また葉子、
「もうすぐ行くと、三叉路に…。その三叉路、真ん中に入ってください。」

都沢、
「三叉路…、三叉路。あっ、あった。」

海江田、
「左は、入ったら、行き止まり。」

その声に都沢、
「うそ。」

葉子、
「そのまま真っすぐ。」

都沢、
「え…???…でも、どんどん離れちゃって…。」

海江田、
「いいから…。」

紫も懸命にタブレットを…。そして、葉子のタブレットの画面を見ながら…。
「葉子…、どこ見てんの…???」

都沢、
「へっ…???高速っ。」

「そのまま入ってください。」
キッパリと葉子。

「うそ~~。」

海江田、入って、次で下りる。

「はい…???」

そして、次で下りて…。

都沢、
「いやいやいやいや。何処走ってんのか…、さっぱり…。」

「その道、真っすぐです。」

海江田、
「ふんふんふん。」

そして紫、
「ひゃ~~。や~~っと現在地、分かった~~。」








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最終更新日  2022.08.09 17:00:20
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2022.08.08
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 「そんな訳で…。鳩崎部長も、ここまで来ましたかと…。」
海江田。

紫、海江田を見て、
「凄~~~。海江田課長、凄い情報~~。」

都沢も数回頷いて、
「うんうんうんうん。」

その声に海江田、
「…って言うか、僕が凄いんじゃなくって…、鳩崎部長が…。」
首を傾げて、
「どこで、こんな情報、仕入れているのか…。」

紫、頷いて、
「ですよね~~。」

「と、まぁ~~。そういう…訳だ…、けど…。とにかく、くれぐれも…、ご内密に…。知れ渡ると…、それこそ…、トライアングルが…黙ってはいない。自分の知られたくない過去を…。」

都沢、
「了解~~。」
自分の口に右手親指と人差し指を…。

そんな都沢を見て紫、
「くく。」
そして紫、
「都沢さん、どう…???…お子さん…???」

いきなり話を振られての都沢、
「えっ…???」
目をキョトンと…。
「え~~。あ~~。ははははは。」
そして3人を見回しながら、
「えへ~~。まさか、ここで、僕の私生活…。」

海江田、
「かかかかか。」

紫、けれども、
「ばか。都沢さんにじゃなくって、お子さん…。」

その声に都沢、
「えっ…???へっ…???……。…ですよね~~。」
頭を撫でながら…。そして、
「いやいやいやいや。とにかく、お転婆です。え~~。家に、大明神が3人、いるような…。」

海江田、一瞬、
「ぷっ。」
そして、
「えっ…???…そうなの…???」

その声に都沢、
「当然じゃないっすか~~。年少の女の子と、まだ6か月の男の子…、と、言っても、中々~~。デ~~ンとしてますからね~~。」

紫、話を聞きながらニコニコと。そして葉子を見て、海江田を見て…。

海江田、都沢にニコニコと、
「はは、そうなんだ~~。」
そう言いながらもチラリと葉子の顔を…。

一瞬、紫、目の焦点が、
「……。」

葉子も僅かに海江田を見た感じだったがすぐさま都沢に…。
紫、何かしらを感じたように…。

都沢、海江田に微笑みながら、
「課長も、そろそろでしょう~~。…って言うか、女子社員、ほっとかないでしょう~~。」

そんな都沢に海江田、
「いやいやいや。何仰います。僕は…。」
そして顔を傾げて…。
「ん~~。まだ、家庭を作るって言う…感じじゃ…。」
そして海江田、またチラリと葉子を見る。

…が、誰もが飲み物を…。

都沢、
「ま~~た、またまたまたま~~。すぐに40になっちゃいますよ~~。僕だって、35過ぎでようやく~~。」

「まままま。その話は良いから。」
そして海江田、ゆっくりと椅子から立ち上がるような…。

それに合わせて3人も、ゆっくりと…。

紫、
「では…、さてと。」

都沢、
「明日ですね。」

「えぇ。」
「日比谷部長…。どんな感じなのかな~~。システム企画…部長。」

紫も、
「過去に、警視庁、捜査二課。全~~然、想像付かない。」

葉子も、
「ですよね~~。」





仕事帰りに匡子の店に寄り、そして帰宅した葉子。


仕事が一区切りしたようでリビングでビールを飲んでいる稜平。
「お~~っと、今日は、早いじゃん。」

由佳理も、
「おかえり~~、匡子さんの帰り…???」

葉子、
「あ~~うん。」

「なんか、食べる…???」

その声に、
「あん。少しだけ…。じゃ、私もビール、飲んじゃおぅっかな~~。」

その声に稜平、
「どうぞ、どうぞ、娘と一緒に飲める。これほど幸せな事はない。うん。」

「とうさん、仕事…、一区切り、着いたんだ~~。」
「おぅ。お蔭様で…。」

「さすが…。」
「…で、そっちは…???…まだ…、何か、前には…???」

「ん~~~。中々ね~~。警察に頼める訳でもないし。」
「確かに。事件にならければ警察は、動いてくれない。」

すぐさま葉子、
「その…、事件になる前に…。なんとか…しないと~~。」

「まっ。その通り。だけどね~~。…でも、何か、兆しは…???」

「ん~~~。今のところ、ホテル側の取締役ふたりが…。」
そして、そこまで言って葉子、
「ふん。中々ね~~。そのふたりの過去が…。…で、それと~~。付随して、弁護士が出て来た~~。」

稜平、そして由佳理、
「おっと。」
「あら。」

「そして…。」
葉子、母に出された缶ビールのプルタブをプシュッと。そして父のグラスにコン。

ふたりで、
「乾杯。」

葉子、
「投資の話。」

稜平、
「投資の話…???」
顔を傾げながらも稜平、
「なんで…、投資…???」

葉子、
「うん~~。」
そして葉子、父と母に事の成り行きを…。





その途中で稜平、
「おっと~~。宮越弁護士。はいはいはいはい。」

葉子、父に、
「何…???…とうさん、宮越弁護士…???」

稜平、
「うんうんうん。とうさんじゃないけど…。と、言うより、ウチの出版社でもないけど…。別の出版社の顧問もやってるよ。」

「うそ。」








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最終更新日  2022.08.08 06:29:33
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2022.08.07
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 対策室にて美海、メンバー全員に、
「今日から、コンプライアンスの観点から、システム企画部から、日比谷汐里(ひびやしおり)部長。日比谷部長には、直接、横浜トランキルマンヘブンズホテルに入ってもらいます。」

一同、
「よろしくお願いします。」

葉子、メンバー全員を見て、頭の中で、
「…と、言う事は…、何かしら、あの、ふたりの事で、ある種のトラブル…???」
葉子、隣に座っている紫に、
「主任…、日比谷部長って…???」

そんな葉子に、紫も僅かに顔を傾げて、
「ん…ん~~。実の事を言うと…、私も、あんまり…分かんない…。まっ、確かに、ウチの部長と広報の長谷部部長の事は知ってるんだけど~~。扶桑のトライアングルとしか…。」

葉子、
「へぇ~~~。」

都沢も海江田に、
「長谷部部長に、日比谷部長、何かしら…、どっちも迫力あるぅ~~~。」

その声に海江田、
「さ~~て。」

美海、
「明日の午後には、ホテルの方に…。海江田課長。」

海江田、
「分かりました。」




対策室の帰りに葉子、紫に、
「…と、言う事は、何かしら…、まだ、ふたりからは、話を聞き出されていない…。…って、事…???」

紫はそんな葉子の声に、
「ふ~~ん。」

都沢、
「ふん…???…ねね、選さん…、どういう事…???」

葉子、都沢に、
「はい。つまりは、ホテル側、既にこの前の話ですと、川峯取締役も北取締役も、おふたり、海外から帰ってきて…。」

海江田、
「ふん。」

「だから…、詳しい事、聞かされていると思うんですけど…。ここにきて、コンプライアンスって…、事は~~。何かしら…、おふたりに、聞き出せない事が…。…と、言うより…。久留巳専務では…。」

海江田、その話に、
「ふ~~ん。」

紫も、
「な~~るほどね~~。まっ、警察で言えば、事情聴取、若しくは取り調べ…。でも…、幾ら何でも、個人のプライベートまで…、赤裸々に…。」
そこまで言って紫、葉子に、
「あっ。そういう事、葉子~~。」

いきなり海江田も都沢も、その話に葉子を…。

葉子、目をキョロキョロとさせながら、僅かに頭を傾げて、
「…じゃ、ないかと…。私は思うんですけど…。ただ…。」

都沢、
「ただ…???」

「私…、日比谷部長の事は…、あんまり詳しくは…。」

紫もその声に、
「なんだ…、よね~~。私も、そっち~~。」

海江田、
「おやおや。」

そんな海江田に、3人、共に、
「課長…???」





僅かに…、数名の社員のみの…、社員食堂。
各々、好きなドリンクを…。

そして海江田、話し出す。まずは、広報の長谷部。

都沢、海江田の話を聞いてすぐに、
「嘘っ!!!」
瞬間、いきなり口に手を当て、3人に、
「あっ、すんません。」
そして、
「え~~~~、前会長の愛人の子~~。いやいやいや。…ってか、これ聞いて驚かないって、紫さん、選さん。」

海江田、
「つまりは、聞き及んでいると。」

紫と葉子、
「えぇ…。」
「…と言っても、昨日ですけど…。」

都沢、恐縮したように、
「それにしても、凄ぇや。マスコミ、メディア、動かせる力…、あるって…。さすがだわ~~。」
そこまで言って都沢、
「俺…、全然知らなくって…。」

海江田、
「ふん。…で、次に。」
紫と葉子を見て、
「陣屋部長。」

紫、
「ふん。ウチの部長も、元々天春社長と仲が良くって、とにかく、付き合いが長いって…。20年来の付き合いって話~~。陣屋部長、そもそも商社の経理部長だったんだけど~~。」
そこまで言って紫、思わずクスリと笑って、
「そこの社長の、女性問題があって、馬鹿馬鹿しくなって辞表、叩きつけて辞めたんですって。その社長に、バッカじゃない。女を舐めないでくれる。って、啖呵を切って。」

都沢、
「うそ…。」

紫、僅かに顔を傾げて、
「ふん。…で、その後、結構~~。部長と仕事を一緒にやりたいって人、いたらしいんだけど~~。部長は、一緒に仕事をしたい人いるから断った。…その…、数か月後…、その商社は、その女性問題が発端で、倒産。」

海江田、その話にニコリと顔を傾げて…。

紫、続ける。
「…で、天春社長と一緒に、この扶桑に乗り込んだ。確か、長谷部部長も同じ頃。」
海江田に…。

海江田、
「ふん。僕もそう、聞いてる。それに、日比谷部長も一緒。日比谷部長は…。」
そこまで言って海江田、
「驚くな~~。元…、警視庁、捜査二課の刑事さん。」

その声に都沢と紫、共に、
「うっそ―――――っ!!!」

葉子はいきなり体をビクンと。そして目を真ん丸に、口に両手を…。
「えっ…???…えっ…???」

「確か…、仲間からの裏切りがあって、警視庁、辞めたって、聞いてる。捜査二課、仲間の裏切り…。相当だったろうな~~。」

都沢と紫、
「いやいやいや。」
「え~~~~っ!!!全然、そんな風に見えない。」








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最終更新日  2022.08.07 17:21:48
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2022.08.06
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 杏樹、
「海江田さんたち。」
尚登を見て杏樹。

尚登、ある意味ドヤ顔で、
「ねぇ~~~。」
杏樹に右指先一本立てて。

美琴も、数回頷いて、
「うんうんうん。」

「そもそも、今回の件は、全て、海江田さんたちからのリクエストで…。」
杏樹も頷いて、
「確かに…。…それに…、海江田さんたちがいなかったら、ここまでは…。」

尚登、ニッコリと、
「ですよね~~。」
けれども尚登、
「但し。いずれにしても、彼らに打診しないと…。こちらの方から勝手に、決めました…では…。」

「その辺は、杏樹。」
美琴。

杏樹、美琴を見て、尚登を見て、
「分かりました。早速、扶桑の東風さんに…。」

尚登、杏樹に丁寧に頭を下げて、
「お願いします。」

そして、そのまま杏樹、自身のスマホで…。

尚登、急にソファから立ち上がり、杏樹を見、そして美琴を見、
「それじゃあ~~。僕は…、とりあえず~~。」
右手を上げがら…。

そんな尚登をチラリと杏樹。

美琴も、
「えっ…???…ちょ…、尚登~~。」

杏樹、
「あ、お世話様でございます。」
そして尚登に右手を振り。

美琴も、
「阿刀田常務。」

「久留巳ですけど…、東風さん、今…、お時間…。」

尚登、体を前のめりになりながら…、
「…と、言う訳には…。」

美琴、
「当たり前です。」

そして杏樹、スマホ越しに話しを持ち出す。


…数分後、杏樹、目を丸く、明るい表情で、
「はい。ありがとうございます。」
尚登と美琴に右手でOKサイン。

尚登、口を搾り、右手を握り拳で、グィッと。

美琴は安堵した顔で、
「ふぅ~~。」



こちら、美海もスマホ越しに、ニッコリと、
「お任せください。手配はこちらで整えます。但し、久留巳専務は、このまま。コンプライアンスでは、お願いしします。」

スマホに声、杏樹、
「よろしく、お願いします。」

「では。私の方からご連絡させて頂きますので…。」

杏樹、その声に、頭を下げて、
「失礼します。」
そして、通話を切る。
「ふぅ。」

尚登、再び、握り拳で、
「っしゃ――――――っ。」

美琴、小さな声で、
「天春社長…。」

杏樹、
「これで…、なんとか…。」

ニッコリと尚登、また、
「ですよね~~。」
そしていきなりソファから立ち上がり、
「っしょ~~。では…。」
ふたりにまた右手を上げて、
「私は…、この辺で…。」

杏樹、そんな尚登に、困ったようでもあり、安堵したような気持ちで、
「お疲れ様です。」

美琴ももはや、諦め半分に、
「ふ~~ん。」

そして尚登、社長室から…。ドアを閉じて歩き出そうと…。
すると、目の前に…。
「おっと~~~。はは。お疲れ様です。」

尚登の目の前に…、大翔である。

大翔も尚登に、
「はは、阿刀田常務、お疲れ様です。」

そして大翔、
「…で…、どんな感じですか…???」

尚登、そんな大翔に、
「はは。ん~~。まっ、何とか…。頑張ってます。」

「ありがとうございます。」

尚登、そんな大翔に丁寧に頭を下げて、
「では、私は…。」


尚登は廊下を行く。
そんな尚登に大翔も頭を下げて。そしてドアをノック。

部屋に入ってきた顔に美琴、
「あら。」

入って来た人物に杏樹、僅かに顔を傾げて、目を丸く、そして口を窄ませて。

大翔、
「お疲れ様です。」

杏樹、軽くお辞儀を、
「お疲れ様です。」

「どうなってるかな…って、思って…。」





「さて…と。」
既に通話を切り、タブレットの画面を見ての美海、
「確かに。やりにくさは…、あるかも…。」
そして…、受話器を取って、番号を…。5回目のコールでようやく…。

「はい、日比谷~~。」

美海、
「お疲れ様です。東風です。」

電話の向こう、
「おや。ふん。どうしたの…???」

すると美海、一言、
「部長、出番です。」

その声に日比谷、
「おんや~~。お~もしろくなってきたじゃな~~い~~。」



その決定はすぐさま関係各部署に。

陣屋、美海からの電話を切って、
「おっと~~~。お呼びが掛かったようで~~。」
そして、にんまりとして、
「炙り出し…、掛けちゃうのかな~~。」

そして、こちらでも…、美海からの電話を切ってすぐに…。
「まさか…。動き出しましたね~~。扶桑トライアングル。どうなる事やら…。…財務の陣屋。それに、広報の長谷部に、システムの日比谷。」
下唇をビロンと…。
「個人的には、敵に回したくない、お三方…。さてさてさて。」
鳩崎、思わず電話に、
「おっかねえぞぉ~~。」




またしても、いきなり徴集を掛けられた対策室のメンバー。

都沢、海江田に、
「はっ…???システムの日比谷部長がぁ~~???」

海江田、
「あぁ。どうやら、ホテルに直に乗り込むって。」

葉子も紫に、
「主任…???」

紫、
「えぇ…。私もさっき、聞いた~~。」








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最終更新日  2022.08.06 18:39:05
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2022.08.05
カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 大祐、そんな尚登に、
「えぇ。」

尚登、
「上海の…隣か~~。」

「…と、言うより、僕自身、北京…、行った事がないんですよ。…まぁ…、ホテルキャッスルチャイナ…。名前くらいは知ってます。…それに…、中国でも相当大きなホテルだって事は…。」

杏樹、北を見ながら、
「ごめんなさい、北取締役。詳細をメールで頂いて…、国際電話でも…。…けど、実際に会って話をしないと…。」

杏樹の話に大祐、大きく頷いて、
「…ですよね~~。…ただ…、私の口から言える事は…。…残念ながら…、その…、ホテルキャッスルチャイナの社長の顔すら知らないし、当然、会ったことも…。」

そこまで聞いて尚登、
「ふ~~ん~。」
そしてチラリと杏樹に目を…。そしてまた戻して…、大祐を見て、
「分かりました。」

一瞬、杏樹、尚登をチラリと見る。

テーブルの資料に目を落としている大祐、
「すみません。こんな話しか…、出来なくって…。けど…、とにかく、大変な状況になっている事は…、僕も…。」

杏樹、コクリと、
「えぇ…。」

椅子の背もたれに左手を止めたままで話を聞いていた美琴、
「分かった。ありがとう、北君。疑う様な事して、申し訳なかった。でも…、これは…、ホテル全体の…、私も…、もちろん、私の家族も…。洗いざらい、自分の過去を…。」

「えっ…???…と、言う事は…、大翔さんも…???」

その声に美琴、
「もちろん、主人と大翔は、私と専務の下、いち早く。対象は、このホテルの全社員だから…。」

大祐、そんな美琴の声に、口をガッシリと真一文字に…。そして…、
「分…かり…、ました。」

そして尚登、そんな大祐に右手を差し出して、
「ありがとう。とにかく、この状況、一刻も早く。」

大祐も、尚登のその手を握り、
「…ですね。はい。」


大祐は社長室を出て行く。


杏樹、少し納得できないような顔をしながらも、
「ん~~~。なんか…、釈然と…、しないんだけど…。」

そんな杏樹に尚登、
「えへ…???…まさか…、杏樹さん、大祐君を…、疑って…???」

「…と、言うか~~。」
杏樹、
「なんだか…、やたらと…、どこか…、言いたくない…と、言うか…、触れられたくない…、って…言うのが…、感じられるんですよね~~。」
するとまた尚登、
「えへぇ~~???いやいやいや。…そんな…バカな…。」

杏樹、腕組みをしながら、
「尚登さんの…、その…、疑いたくない気持ち…、は、分かります。確かに…。…でも、北取締役。中国から日本に来たのが小学生の頃。そして中学、高校、大学と、東京の六大学のひとつ、齋政(さいせい)大に入学。ここって、言わずと知れた、日本でも有名な法律を主に学べる大学。しかも…、国際ビジネスを…。」

尚登、その話に、目を丸く、そして、
「わお。」

「そこを卒業と同時にオーストラリアに2年間の留学生活。…この、2年間の留学生活が…、どうにも気になって…。国際ビジネス、学んで…、それから、何でオーストラリアに留学…???…でも、それに質問すると、こちらも、川峯取締役と同様に、私生活の事…、申し訳ないけど…、他人から…。そこまで言われると…、私も…、警察まがいの事は…。」

美琴、今度は椅子に落ち着き、
「確かに。私たちは、警察関係者でもないんだから…。そこまで深くは…。ある種のグレーゾーン。ただ…、それを言ってしまっては…、次の…、川峯取締役の…、同じような…私生活も…。」

尚登、今度は背もたれに背中を。そして腕組みをして、
「ん~~~。」


僅かの沈黙。

…けれども、その沈黙を破るように尚登、腕組みを解いて、そして体を起こして、
「でも…。このホテルにも、コンプライアンス部門はある訳です。しかも、その筆頭となるのが杏樹さん。」

杏樹、尚登を見て、
「そう…では…、あるんですけど…。」

「社長、直属。」
尚登、杏樹を見て、そして美琴を見て。

美琴、
「まぁ…。確かに…、企業に必要な…、経営理念、そして組織における法律、政策、並びに規制。ふ~~ん。」

尚登、
「それを…、規制…出来ないとあっちゃ~~。どうしようもないでしょ。」

杏樹、思わず、口をグンニャリ。

その時、いきなり尚登、
「あっ、そうだ~~。杏樹さん、社長~~。」

瞬間、杏樹も美琴も、尚登を見て、
「うん…???」

尚登、思わず、
「かかかかかかか。」

杏樹、そんな尚登を見て、両眉の先端を吊り上げて、
「尚登さん…???…常務…???」

美琴も、
「尚登…???」

尚登、ニッコリと、
「いるじゃないっすか~~。凄い味方が~~。コンプライアンスとしても~~。かかかか。」
尚登、杏樹を見て、美琴を見て、
「天春社長に、動くなって言われたんでしょう~~。」

咄嗟に杏樹、
「あっ。」








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最終更新日  2022.08.05 16:48:14
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