今日のトラック練習は、何かの手違いでトラックが使えず、サッカーグラウンドがある芝生で走ることになった。
芝生といっても、かなり長い芝で、ほとんど40日間毎日雨が降ったあと、昨日、今日とやっと晴れたところなので、地面が柔らかい。
こんなに柔らかい地面を走るのがたいへんだとは知らなかった。
たぶん、いつもの50パーセント増しのエネルギーが必要だったのではないだろうか。
こんなところで、サッカーをしている息子に、初めて感心した。
(今まで走るのが遅い、とか文句ばっかり言っててごめんなさい。)
練習のあと、汗まみれ、泥まみれのまま、知人宅に寄った。
だんなさまが私のランニングシューズについている「アクセサリー」を目ざとく見つけ、質問。
「これ何?」
左の靴についているのは、距離計兼速度計、で、腕時計と交信して、腕時計に速度とか、走った距離がわかり、心拍数もわかる代物。
さらに、心拍や速度のレンジを設定すると、そのレンジを出るとピービーと音でも知らせてくれるコンピュータなの。
と説明するとあきれられた。
「そこまでして走る?!」
右の靴についているのは、shoe wallet(靴の財布とでもいうのか)。
小銭に20ドル札、車の鍵をいれている。
足首にはdoggie tag(名札)。
数時間走ることも多々あるので、万が一事故に遭った場合、意識がなかったら、名札に書いてある緊急連絡先に電話してもらえるし、もし、走れなくなったら、20ドルあったら、なんとかなるだろう、という算段。
ここまでくると、彼は空いた口がふさがらない。
「どうしてそこまでして走るの?」
答え。
走りたいから。
気持ちいいから。
別に理由なんかいらない。
足の向くまま、気の向くまま。