カテゴリ:つぶやき
飴屋法水さんという芸術家さんが開いた「war bar」に行ってショックを受けた。あの頃私は18歳で、飴屋さんファンの同僚に青山246clubというところにわけもわからず連れていかれた。
そこにはたくさんのテレビモニタが壁に埋め込まれていて、それはすべてニュース番組で、それぞれの国のそれぞれのキャスターがみな、同じコトを言っていた。 「戦争が、始まりました。」 戦争が始まりました。 それぞれの国の服を着ているキャスター(インドはサリー着てた)が、それぞれの国の言葉で、それを、告げる。 スペースの中央には、核弾頭みたいなのがあって、ジリジリと位置を変えて、それぞれの画面をチリチリと狙っていた。 私たちはドリンクチケットで思い思いのドリンクを受け取り、椅子もないその空間に座り込んで、ただ、そのモニタを眺めて、飲んでいた。 ものすごくオシャレで、そしていついつまでもここにいたい。 そう思わせられた。ショックだった。 説教臭いアートではないし、コワイとも思わなかった。 ただただ淡々と、世界中が、戦争を告げていた。 私たちは、ただただ淡々と、それを、聞いていた。 でもなんていうのかな、その空間のなかで私たちは確かにメッセージを受け取った気がした。 「これでいいのかな」って。 当時リクルートにいて、結構オシャレな広告ページを眺める機会が多かったのだけど、それでも、この人の素晴らしさにはかなわないとさえ思った。 またこういうスペースがあれば行きたい。 思い出しては時々、飴屋さんの行動をチェックしていた。 ああ、、、去年またなにやらイベントをされていたらしい。 行けなかった、残念! 今年こそ。 飴屋さんスペースにもういちど浸りたい。 飴屋さんを教えてくれた同僚ももうリクルートを辞めてしまったけれど、いまだに年賀状をくださる。お返事書かなくては。彼女・・・ゆりゆりに感謝してる。彼女の娘ももう4歳だ。 飴屋さんの最近の作品は、こちら。 もひとつ、こちら。 オノヨーコさんの「半分の部屋」にも通じる、すんばらしい作品(≧∇≦)! あーーーー。 行きたかったなー。またやってください、おねがい、おねがい!!! オノヨーコさんもそうだけど、これからもっともっと芸術は「感じる」ものになるんじゃないかなあ、そうあってほしい。 飴屋さんのプロフィールはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月10日 00時48分39秒
[つぶやき] カテゴリの最新記事
|
|