カテゴリ:本のこと
いよいよ2008年も終わりが近づいてまいりました。
私が今年一番感動した本を書いておこうかと思います。 それは 「日本でいちばん大切にしたい会社」 というビジネス本でした。 法政大学の坂本光司教授が書かれた本です。 お友達のちゃむこと小坂修クンが教えてくれたのですが、 私はビジネス本を読んで、初めて泣きました。 そしてとてもとても大切なことをこの本から学びました。 最近は勉強法の本がすごく流行してますけど、 勉強するって、大切なことだけど、簡単なことだと思うのです。 たとえばうちの息子は数学が得意ですが、 今はただ「問題を解いているだけ」。 勉強している一種のインプット期間です。 でも大学で数学を専門にやるとなると、 問題を「作る側」にまわったり、 どのように数学を「研究」していくかということを考えていかなくてはならない。 それはアウトプットです。 これはオリジナリティーや一種の哲学がないとなかなか難しいものだと思うのです。 仕事も同じ。 言われたことをやるだけなら簡単ですが、 新しいことをなにか始めるとなると 大変な努力、発想力が必要となります。 大事なのは、アウトプット。 学んだ知識、培った経験を、どうやって外に出すか。 仕事って、そういうことなんじゃないかと感じました。 それって結局「どう生きるか」という答ですからね。 この「日本でいちばん大切にしたい会社」は、 たいへん美しい心から始まった、そんな会社の感動話が満載です。 儲けよりも大切なことがあると感じて、 コツコツと、お客様のため、社会のため、世界のため、弱者のために、 努力に努力を重ね、この不況の中、劇的に伸びている 「良心的」な会社のエピソードがたくさんつまっています。 今の世の中「より売れるために」 どこか消費者を「だましてでも」という思いさえもある気がします。 でもできれば私はそういう儲け至上主義ではありたくない。 そんな自分の気持ちをこの本は「それでいいんだよ」と示してくれた気がしました。 この本の中には落涙エピソードが山とあります。 障害者雇用に積極的なとある企業が、 そこそこ働くことができるAさんと、 障害が重く、なかなか思うように動けないBさんを面接したというような話もありました。 そのときその会社は、Bさんのほうを採用したのです! 普通ならばより「働ける」ほうを選ぶと思うのですが。 「私たちが雇わなければBさんは職を得られないかもしれない」 そう思ってのことでした。 こうした美しい心を持った会社が、この日本で生き残っている。 生き残るどころか利益をあげている。 本当に嬉しかったし、日本もまだまだ捨てたもんじゃないと心底感じました。 この本を読んでからは「この会社は大切にしたい会社だろうか」という モノサシが私の中にできました。 就職するときも「収入」や「会社の有名度」で選ぶのではなく、 「この会社がしていることに心底共感できる」から就職したほうが、 ずっと人生はいきいきすることでしょう。 誇りを持って生きていくということ。 それにただただ圧倒されました。 この本に出会って改めて「いい仕事」をしたいなと思ったのです。 世は不況です。 しかしだからこそ「いい仕事」をしていきたいです。 不況だからこそ、残るのは「いい仕事」だけだと思うし、そう信じています。 日本でいちばん大切にしたい会社 詳しい紹介はこちらのページが良かったです。 日本でいちばん大切にしたい会社公式ブログはこちら。 ↑動画みれます。 2009年の私の目標は、 より多くのかたに「日本でいちばん」とまではいかなくても 「大切にしたい」と思っていただけるような本や小説やエッセイを書いていくことだと、そう感じています。 2008年は8冊の本を出版させていただきました。 今の自分なりに精一杯書いてきましたが、 来年はさらにそれ以上の自分になりたいです。 中身を濃くしていこうと思っています。 どう濃くするか(≧∇≦)フフ・・・ それはまた来年のお楽しみ、ということで♪ 読者のみなさまには、今年1年、好き勝手に活動させていただいていた私を 応援していただき、本当に感謝しております。 今年1年ありがとうございました。 来年もどうぞよろしくおねがいいたします☆ 小説「イケメンバンク」立ち読みはこちら! 「あなたを、ほんとに、好きだった。」立ち読みはこちら。 内藤みかイケメンブログはこちら。 内藤みか無料メールマガジンはこちら。 内藤みかケータイ小説サイトはこちら! ↓ http://micamica.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月29日 20時38分38秒
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