テーマ:中学生ママの日記(17746)
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大津市で中2男子生徒がいじめが原因により自殺した事件、 報道を見聞きするたびに心を痛めています。 あまりにタイムリーなことに、私は先週、 息子が中2の時にいじめられて転校したことについて綴った本を出版しました。 「たたかえ!てんぱりママ」 というタイトルです。 【送料無料】たたかえ!てんぱりママ 息子は命は失われなかったけれど、 楽しい学校生活というものを失いました。 不登校になったから……。 高校になって新たな生活になり、今では毎日通学していますが、 高校1年の時に、大検を受検し、全科目合格しました。 これで、いつまたいじめられても、大学を受験することができます。 哀しい保険です。 今、加害生徒への罰則はほとんどありません。 いじめられた生徒は、出席日数も足りなくなり、内申点は低くなり、 受験の時にも苦しめられます。 それなのに、加害生徒は、内申点は1点も下がりません。 毎日元気に学校に行ってるから、出席日数もばっちりです。 何の問題もなく受験をしていきます。 これはおかしいんです。 私は前から加害生徒への罰を望んできました。 それなのに 「子どもなのだから反省すればそれでいいじゃないか」とか、 「罰則で生徒を縛るのは良くない」とか、 よくわからない意見が出ます。 でもこれだけの被害が出ていて、いじめが陰湿になっている以上、 もはや何らかのルールを設定する以外、方法はないと思っています。 いじめから逃れるためには、被害生徒が加害生徒から隔離されることが必要です。 つまり転校や引越が選択肢としてあります。 どうして被害に遭ったほうが転校しなくてはならないんだろう? すごく悔しくて理不尽な思いをしました。 でも子どもの安全を考えたら、逃げるしかありませんでした。 DVも同じです。 殴る夫から、妻は生活の基盤も何もかも投げ出して、子どもがいれば子どもも共に、逃げなくてはなりません。 なぜ弱いほうが、逃げなくてはならないのか、本当に悔しい。 でも、逃げるしか、ないんです。 命や魂を守るためにはね。 話は戻りますが、 最近、歩き煙草のマナーが悪すぎて、ついに、ポイ捨て条例ができましたよね。 煙草をポイ捨て禁止エリアに捨てると罰金2000円だったかと。 それと同じです。 あまりにいじめが陰湿すぎるから、いじめ禁止条例を作ってほしい。 そう願っています。 これ以上子どもの命が失われる前に。魂が傷つけられる前に。 加害生徒への何らかの罰則の設定をお願いしたいと思います。 個人的には内申点の減点がいいと思っています。 彼らはそれが怖いでしょう。ダイレクトに自分に降り懸かってくる罰ですから。 私は本にも書きましたが、 被害生徒が内申点を減点になった分は、加害生徒から内申点を没収して補うべきではないかとすら思っています。 そういうことを言うとまた「いじめとの因果関係がどうのこうの」という人がいるでしょうけれど、 たとえば一律にね、 いじめた生徒は内申5点減点。 そしていじめられた生徒には内申5点加点。 それで帳尻が多少は合うのなら、そうしてほしいです。 いま、いじめられた側は、 いじめに遭うだけでなく、さらなるつらい思いを学校制度によって味わう状態です。 内申点の減点もそうです。 転校する際の新しい制服代、体育着代、靴代、鞄代、交通費、すべて被害家庭の自腹です。 加害生徒の親に「少しでいいから負担してもらえませんか」と尋ねたところ、 「もうあやまったんだからこの件は終わったはずでしょう?」と一蹴されました。 終わってなどいません。 子どもは新しい学校で新しい人間関係をまた作っていかなくてはならないのに・・・。 「自分の子どもがいじめたせいで転校することになって申し訳ない」なんて、 みじんも思っていない態度でした。それどころか、 「転校が不満なら、うちの子が転校すればいいんですか? そうしましょうか? そうすればおたくのお子さん教室に戻って来れるのよね?」 とか、わけのわからないことわめかれました。 (今ではそうしていただけばよかったのかもしれないなと思っています。) 心(場合によっては身体も)を傷つけられ、家庭は経済的に打撃を受け、環境を変えることになり、どこからも補償はありません。 せめて学校がいじめ保険などに加入していて、被害生徒の転校にかかる費用を免除するなどしないと、あまりにも不公平な状態です。 それなのに「いじめられたほうにも原因があるだろう」などと周囲からも言われます。まるで悪い事をしたかのように。 うちなんて「お母さんが官能小説なんて書いているから」とか「おたくは母子家庭だから」などと、全く意味がわからない理由をつけられました。 なぜいじめた側を責めないのでしょう? いじめられた側は、じっと、様々なことに耐えて、生きていると思います。 「先生の前で反省したフリをしていれば、許される」 今のいじめの状況は、いじめを次々と今後も生み出すことでしょう。 一日も早い何らかの罰則を望みます。 そして今回警察が教育委員会と学校に強制捜査に入りましたが、 最もいけないことをしたのは、当然、加害生徒達です。 彼らの自宅にも強制捜査が入り、事件の全容が解明され、ご遺族になんらかの謝罪が行われることを願っています。 「たたかえ!てんぱりママ」 amazonや楽天で二度ほど在庫切れ起こしたようですが、 随時補充しているそうです。 amazon 楽天 紀伊国屋Bookweb 丸善&ジュンク堂通販 私のケータイサイト 私のツイッター(30000フォロワー) 私のフェイスブックページ(2000フォロワー) 私のGoogle+(1200フォロワー) 内藤みか (twitter @micanaitoh) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月12日 14時44分27秒
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