カンボジアだけに寄付するのではなく。
昨日、天才工場主催のミリオンネットワークに参加してきました。↑クリス岡崎さん、浜口直太さん、佐藤豊彦さん・・・・・・・ものすごい顔ぶれでした!!!偉大なるかたがたとお話をしていてたくさんの気づきをいただきました。今books legimoにて連載しているケータイ小説「うそついて、ごめん」。ホストと人妻の物語です。ホストが歌舞伎町でゴミ拾いをするシーンがあります。あるんですよ。本当に。ホスト達が歌舞伎町でゴミ拾いのボランティアを定期的にしているんです。私は一緒にゴミ拾いをしながら、歌舞伎町のゴミとそれを拾うホスト、そしてその様子を見つめる通行人姿を見て思いました。ホストクラブはまだまだ変わることができる、と。そのことを先日ブログに書きました。すると、ホストの清掃活動の発起人であるsmappa!オーナーの手塚真輝さんがブログで私を紹介してくれました。彼もまた「自分をあきらめるにはまだ早い」の著者さんです。ホストクラブも、若い男の子達も変わることができる。彼に会ってまた、その思いを強くしています。私ね、常々疑問に思ってることがあるんです。人はお金持ちになるとかなりの割合でボランティア活動を始めますよね。それは大変すばらしいこと。でもどうして、大抵がカンボジアという国名が聞こえるのかなと。恵まれない国、飢えた国に緊急の支援が必要なのはわかります。カンボジアでの活動もまた素晴らしいことです。でも私たちの暮らすこの国でもまた貧困がある。それはマザーテレサも来日して指摘していること。「この豊かな国の大きな心の貧困を見ました」と。マザーも見抜いていたことです。「日本人はインドのことよりも日本の中で貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近な所から始まります」私たちは私たちの住むこの日本の現実から目をそらしてはいけないと思うのです。私は、私自身、フォスターペアレントとしてもう10年以上、里親としてフィリピンの男の子を育てています。でもそれとはまた別に、そして重点として、私が住む日本のことを考えていきたいと思っています。今、若い人たちのなかでも知識不足ゆえに性病にかかる人、お金の知恵がないがゆえに借金をつくる人、ストレスから逃れたいためにクスリに走る人、リストカット、若年性ED、ウツ、家出、高学歴であってもレイプや麻薬の話が出るこのごろです。学校がなく、支援を必要としている子どもたちが海外にいるのはわかる。でも日本の若者にも簡単な英単語すら綴れない人が増えているんです。学力が足りないのは日本の若者もまた同じなのです。私はこの国の貧しさ、特に恵まれていない若い男の子を救いたい。彼らの心の貧しさをこそ、救いたい・・・。そんな話を昨日、本当の億万長者さんたちにお話できたことは、すごいラッキーなことだったと思います。自分に何ができるのか、それはまだわからない。でも彼らが読み、彼らの何かが変わるようなことを書いていけたら。その気持ちを改めて思い出した昨夜でした。ああ、そうか、だから自分はケータイという舞台に行ったんだっけ、と。私が家出少年に、一晩の宿代を渡すこと、貧しい役者の卵に、野菜たっぷりのビュッフェをごちそうすること。アルコール中毒の男の子に、病院に行きなさいとこんこんと説明すること。親と絶縁して身体を売っている男の子に、母の日のカーネーション代を渡し、一緒に花屋に行き、親御さんのところに宅急便で送ってあげること。私のことをバカだという人がいますが、私は私なりの社会活動をしているのだといつもそう思っています。そしてカンボジアもいいけど日本の若者に援助をお願いしたい。そう訴えても今までは「ふざけんな、ヤツラは自己責任で病んでるんじゃないか。甘えるな」みたいに言われてきました。でもさすが、昨日の億万長者のかたがたは、違いました。私の話に耳を傾けてくれました。必要があったら、歌舞伎町に足を運ぶ、とまで。私の役目に気づいた夜でした。でも、まだどうやったらいいかわからない。変わり始めているホストさんたちと何か一緒にできるかもしれないし、それはまた自分が考えていくべきことだと思っています。みなさんの良いお知恵があったらぜひ教えてください(≧∇≦)。そんな私の最新小説「うそついて、ごめん。」ホストと人妻の物語。bookslegimoで無料連載中です(≧∇≦)/