2014年02月02日

受験倍率のからくりに注意。

カテゴリ:カテゴリ未分類
今年も中学入試が始まりましたね。
駅でお子さんたちを見ると去年の娘のことを思い出し胸が熱くなります。


去年いろいろ調べた経験から学んだことを書いておきます。
中には知名度もあまりないのに、入試の倍率がいやに高い学校があります。
これは数字を鵜呑みにしないほうがいいケースがあります。


ほとんどの学校は、(帰国子女入試をのぞき)
1度もしくは2度程度の受験回数です。

しかしいやに倍率が高い学校ほど、
受験回数が妙に多いのです。数回、すごいところだと10回以上入試を行います。

以下、以前のブログの転載です。


<出願数に、気をつけましょう>

たとえば
1日だけ入試を行うA校は

100人のところに100人の応募で1.0倍 述べ受験者100名の受験者数となります。

しかし
入試日を10回に分けているB校では、どうでしょう?
入試が10回なので、それぞれ10人ずつの募集になります。
志望者はどちらの学校も100人と変わりません。でも全員が一応念のため10回の入試すべてに出願したとしましょう。


1回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

2回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

3回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍
 

 ………
10回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍


こうすれば、述べ出願者1000人、となってしまうんです!

どちらも同じ数の生徒(100人)が出願しているはずなのに、入試が10回もある学校は1000人になってしまうからくり、わかっていただけますでしょうか。


これではB校のほうがなんだかえらい人気のある学校のように「錯覚」してしまいますよね。

でも実質受験者は100人のままなんですよ。


でも実際は、1度受かった生徒はもう2度と受験しませんよね。
だから少しずつ倍率は減っていきます。

1回目 募集人数10人 出願数 100人 倍率10.0倍

2回目 募集人数10人 出願数 90人 倍率9.0倍

3回目 募集人数10人 出願数 80人 倍率8.0倍
 

 ………
10回目 募集人数10人 出願数 10人 倍率1.0倍



となるのです。

でもこれだって充分人気校のような気がしますよね?

でもほんとは定員ちょうどの応募しかなかった学校なのかもしれないわけです。

私はこうした学校に聞いてみたいです。

もし受験者を全員体育館に集合させたら何人になるんです?と。

もしかしたら1000人と発表しているのに100人かもしれないですよね?って。
何回受けても出願料が変わらない場合は、学校へのウケも考え、親はできるだけ多くの回に○をつけてはおくものです。そうしたらそれがそのまま出願人数としてカウントされ、えらい数に膨れてしまうのだから首を傾げます。

たとえば某校はとある日の入試で定員10人のところを300人以上の出願があったと明示してます。
倍率はなんと30倍以上!
まるでものすごく人気がある難関校のようです。
しかし蓋を開けてみれば合格者はなんと150人以上!
つまり実質倍率は2倍でした、というすごいオチでした。
これはつまり140人もの生徒さんが他校に流れるというすごい流出が起きているわけで、人気校だとは言い難い気がします。
でも倍率マジックで大人気があるかのように見せることはできるのですね。

また、なんということか、一度合格した生徒まで二度三度と試験を受け続けることを許している学校もあります。なぜそんなことが起きるかというと、成績が良かったら特待生認定されるので、あわよくばという気持ちがあるわけです。
だからたとえば100人が受験した試験があったとしても、そのうち30人はすでにその学校に合格している生徒であるという一種の水増し現象も起きているのです。


なぜわざわざ複数回の受験問題を作るのも大変なのにそんな入試を行っているかというと、倍率が増えて見えるから、人気がある学校に思ってもらえるから、なのではないかと思います。

しかし、某校の受験結果を見てみると
100人以上の出願者があったはずなのに
実際にその入試を受けている生徒は50人くらいです。
出願者に比べ受験者が半減してます。

なぜなのかというと

1)もうすでに別の日にその学校に合格したので受ける必要がない
2)出願するだけ出願したけれど、やはり他の学校を受けた
3)出願を取り下げた
4)体調不良による欠席

の4つあたりが考えられます。ひとつひとつあえて説明しませんがこういう場合は、(1)や(2)が多いのだと思われます。
ダブル出願と言うのですが、そういうことをする家は少なくありません。

だから中学入試では見せかけの延べ出願者に騙されず、

実質受験者や実質倍率のほうを重視したほうがいいでしょう。


もしその数字を出し渋っている学校があるとしたら、「どうしてこんなに細かく入試を分けているのですか?実受験者はどのくらいいるのですか?」と少し突っ込んで質問してみたほうが、いいかもしれません。


私は息子や娘が受けるわけではないのですが、こうした細切れ入試校はチェックしてしまいます。なぜなら数字のからくりが面白いから。


たとえば昨年よりずっと特待生の合格者数が減った学校を見ると、

あら、学校の台所事情が厳しいのかしら……とか、よけいな想像までしてしまいます(あくまでも想像です)。


また、昨年度より今年、ぐっと倍率が上がったような表示も気をつけて数字を見たほうがいいでしょう。

「実質受験者」はたとえば同じ100人だったとしましょう。
昨年は合格者を30人出したので実質倍率は3.3倍でした。
でも今年は合格者を10人に絞ったので、実質倍率は10.0倍に跳ね上がりました。
これもまた、数字のマジックです。

これは本当に成績がふるわない受験生ばかりだったのかもしれませんが、
学校の倍率を上げるべく数字の操作を行ったのかもしれないし、それは私達にはわかりません。

ただ、老舗上位進学校は、毎年合格者数や倍率にそれほど大きな動きはありません。
数字は安定しているわけです。年によっていたずらに受験者数を急に控えめにするなど数字の変動をさせたら、受験生が少し気の毒だなと思います。


受験における数字のマジックは他にも見受けられます。
たとえば複数回試験を行う某校があるとしましょう。
某校は、昨年よりも出願者数は下回っていたとしましょう。

でもその数字だけを出すと、人気が下降気味だというイメージを与えてしまいます。

それで、第1回試験での合格者を昨年より一気に30人も減らしてみました!


第1日目の受験者というのは、第一志望組、その学校に惚れ込み、何度でも受験に挑んでくれる、学校にとっては大切な「常連客」です。第1日目の合格者を減らしたことで、30人もの「普段だったら受かるはずの第1志望者」が出てしまいました。彼らはどうするかというと、2日目にも3日目にもその学校を受け続けてくれるわけです。

そうするとどうなるかというと、実質受験者数が増えます。
そして入試倍率も上がります。
本来なら1日目で合格していたはずの30人が受けているので、入試が賑わっているかのような「錯覚」を与えることができるわけです。


これらは私の推測です。
でも数字をいじり、学校のイメージを上げることって実はそう難しいことじゃないのかもしれないなと最近は思います。

すべての学校がマジックを使っているわけではないと思いますが、
複数回受験を行っていて、例年と大きく受験時の数字を動かしているところは、何かイメージ操作をしているのではないか?と チェックをしてみることは必要だと思います。

色々調べているうちに、受験の作戦を立てるコンサルタントさんのようなかたがいるとも耳にしました。そうした職業が実在するかはわかりませんが、少なくとも広告を何度も打つような学校は代理店さんが何らかの集客(受験者増)のためのアドバイスをしてくれることはあるだろうなと思います。

その学校の本当の人気
がいかがなものかは、自分達でしっかりと数字を読んだほうがいいでしょう。

入試の倍率やシステムがコロコロ変わるような学校は、なんらかの事情があると思われます。それが何かはよく調べてみたほうがいいでしょう。

あと、生徒の側から見ても、正直、困ってしまう事態になっています。
だって入試のたびに、生徒は休校となるんです。
10回も入試をやる学校は、午前と午後とそれぞれ入試をしたとしても、
5日は学校がお休みになってしまいます。
入試なので生徒も校舎に入れず、部活動もできません。
多くの学校が1日か2日の休校で済むところが5日以上です。
授業に支障が出ないのかしらと心配になってしまいますね。
(休校の間生徒は自宅学習です)
さらにこれに高等部も募集のある学校だったとしたら
5日×2で10日間も学校が休みになってしまいかねません……。

受験日がたくさんある学校を受けるかたは、
チャンスがいっぱいあってうれしいと思われるかもしれません。
でも、いざ入学して受験シーズンを迎えたら、
休校日が何日もあってびっくりすることでしょう。

生徒を集めることに躍起になっている学校は、
受験日を増やすことに熱心なあまり、入学した生徒へのケアがおざなりになっていやしないか、チェックしてみましょう。

パスナビというサイトが、定員・出願者・実受験者・合格者を明記していてわかりやすいのでおすすめです!


迷走する私立中高一貫校に進学した私の息子の経験談。

【送料無料】たたかえ!てんぱりママ [ 内藤みか ]





TWITTER

最終更新日  2014年02月04日 11時56分39秒