2019年03月12日

被災地はストーリーの素材じゃない。

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被災地はストーリーの素材じゃない。東日本大震災の報道に、蒲鉾本舗高政が苦言を呈す理由

という記事に心を揺さぶられました。

記事こちら


2011.3.11
あの日、小説を書く作家たちに衝撃が走ったことを忘れることはできません。
大災害の前に、小説ができることは何だろうと考えた人もとても多かったのです。
そして大災害の際に小説は果たして役に立つのだろうかと。


あの日以来、多くの作家が、震災をテーマにした小説を発表してきました。
それほどに衝撃が走った大きな出来事だったのだと思います。
実際には被災していなかった人が震災をテーマに書いた小説が、最近でも大きな賞の候補になってもいました。
個人的にはそれらを「震災小説」というジャンルで脳内でカテゴライズしています。

人が震災小説を書く理由は、さまざまだと思います。
注目されたいから、売れたいから、という気持ちがいる人がいるかどうかは、私は書いた本人ではないから、わかりません。

私は「震災小説」と言えるような長い小説は書いていません。
水も食料もなくなった都内で子どもを抱えてこれからどうなるんだろうとビクビクしていたので、程度は少しではありますが、自分自身もまぎれもない被災者であったとは思っています。

今後に不安をおぼえ、3/15にまだガタガタと線路が余震で揺れているなか特急かいじで甲府の実家に子どもたちと避難しました。息子は不登校中だったからまあいいのですが、娘はまだ3学期の途中でした。でも帰郷しました。3週間甲府にいました。息子の高校の入学式があったので東京に戻ったのは4月の6日頃だったと思います。

今でも覚えているのですが、GEOでのレンタルDVDを返却しそびれたまま甲府に行ってしまってて。電話したら「そういう状況なら延滞料金は要りません」と言ってくださったこと。すごくありがたかったです。

それなのに息子が不登校していた中学はひどかった。卒業式に出ない(いろんな意味で出られない)と伝えたら、卒業証書を受け取らないと中学を卒業したとはみなさない。どうしても来てもらう。式に出られないのなら校長室で卒業証書を受け取れ、というようなことを言うのです。そんな法律はどこにもないというのに。しかたなく4月になってから息子は卒業証書を受け取りに行きましたが、こういう脅しをする中学は多いみたいです。別にそんなことしなくても卒業できるのに呼び出すのはなんのためなのでしょう(明らかに子どものためではないです)。

3/15に甲府に帰る時、段ボール数箱に荷物を詰めました。
もしかしたらもう東京に戻ってこれないかもしれないという覚悟で、本当に必要なものを詰めたのを覚えています。あの時の自分が味わったなんとも言えない恐ろしさは確かに小説の素材になりうるとは思います。

でもまだ書いていませんし、書くかどうかもわからないです。
今のところその予定はゼロです。
私自身が震災小説を書くジャンルの人間ではないからだと思いますし、自分が書くべきだとは思っていません。ましてや、自分が体験していない、人が亡くなるような状況について書く気持ちはありません。

強いて言えば、避難所で生まれた恋愛については書きたいなと思ったことがあります。
それは、私の中に避難の場についての強い関心があるから。

私の家には戦時中の防空壕への避難について書かれた資料、万が一の際のシェルターについての資料が何冊もあります。そこになぜなのかはわからないのだけど、ドラマを感じるのです。アンネ・フランクも隠れ家での避難中に恋をしましたよね。本当になぜなのかわからないけれど、小学校の頃からシェルターについて本気で考えていたくらいなぜか気になるテーマなのです。学研「ムー」が核戦争の際のシェルター暮らしについて特集したことがあり、あれを真剣に読んでました。小学4年生くらいのことです。変な小学生でした。

まだ作品として書いたことはないけれど、避難は、いつかは書いてみたいテーマのひとつなのです。
お芝居にもしたい。

でも。

被災地はストーリーの素材じゃない。
それを被災地のかたが発するということをとても重く感じてしまいます。




考えさせられる言葉です。
それでもなお、多くの作家にとって震災は素材でもあるのかもしれません。
震災以後、大量に「震災」がドラマにも映画にも盛り込まれるようになりました。
私だって永遠に震災小説を書かないとは限らない。
とても難しい問題だと感じています。




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最終更新日  2019年03月12日 11時42分27秒