2006/03/24(金)21:30
「県庁の星」 何かが変わった?!織田裕二
少し前になるんですけど、、織田裕二主演の「県庁の星」を観て来ました。
予告を観た時に、面白そうだなと思ったことがきっかけなんですけどね。
織田裕二はそんなに興味なかったんですよ。「踊る大捜査線」も観てないし。
で、、今回この映画を観た感想ですが、、
織田裕二は素敵です。なかなか素晴らしい演技をするじゃないですか!
この県庁に勤めるお役人さんの役を彼は見事にこなしています。
感情移入が出来ました。
映画自体は、かなり地味で、特に映画館で観なくても良いんじゃないのかなという人もいましたが、私もそう思います(笑)
ただ映画というものは、その人その人にとって、
一つの出会いと同じで、旬な時に見るとはまりますし、
人生のヒントになるメッセージを読み取ることが出来ると思いますので、観たいと思った時に見る事が良いんですよね。
まさにこの映画は今の私には旬な映画でした。
良かったです。涙ぐんだりしてしまったりね。たくさんのメッセージがある映画でした。
柴崎コウも素晴らしいと思いました。
彼女には、凛とした空気感がありますね。
薄い透き通るようなブルー、それからシルバーを感じます。
時にお姉さま、そして時に弱みもあるところを見せる少女。男はこんな女性に弱いのだね。(笑)
今までそんなに興味はなかったのだけれど、ファンになりますね、この映画観ると。
歌は好きでしたねもともと。上手だものね!彼女は!
今の私は、こんな女性に癒されたい。(笑)
織田裕二さんがね、
「申し訳ないですが、映らなくてもハンカチは、白、黒、グレーと、3色用意しておいてください」
と、スタッフの方にお願いしたんだそうです。
役の「野村」の気持ちを作るのに手助けになるからと。
見えないところにもこんな風に気を使っていたんですね。素晴らしいじゃありませんか。
「終わりはないなと思いました。もしかしたら終わりは元にもどる事かもしれない。それは1周回って初めて言える事なんですが。僕はよく歌で、「螺旋」という言葉を使うんです。上から見ていると1周回って同じ位置に来ているようでも、現実には螺旋状になってステップは変わっている。中間管理職という初めての役を今やったからこそ新鮮で、1周回って元に戻ったと思うけど・・・・でもステップは違うんだということを実感しています」
岡山県、備中高梁(たかはし)にあるスーパーがロケ地。
スーパーが閉店した20時から翌朝9時の開店前までに撮影という昼夜逆転生活が1週間続けられたそうです。
これには主演も「今までの撮影で一番辛かった・・・・!」そうです。^@^
とっても地味な映画なんですが、時折覗くコミカルな脚本は、「三谷幸喜」さんを感じるところもあります。こちらの方が若干シリアスかな。浮かれてないというか。大人版(笑)
これから就職するフレッシュな方に観てもらいたい映画ですね。
もしかしたら続編もあるのかと思わせる終わり方。
柴崎コウさんの
「この作品は、終わった後もまだスクリーンの中に自分がいるんです。こんなことは初めて」
という言葉からももしかしたらこのメンバーで続編も?!と思わせるんですよね。
まあたぶんないでしょうが(笑)このメンバーで全く違った映画も面白いかもしれません。
この映画に対しては、欲を言えば、、もっともっと映画らしく音やカメラアングルに凝ってほしかったということかな。
織田裕二の何か深いものを知ったような、、、そんななにかを感じることの出来る演技が私は感動しました。
憎たらしい「石坂浩二」も印象的(笑)
うん、、、良かったですよ「県庁の星」☆
「素直に教わること、素直に謝ること、仲間が必要なんだ」
という台詞が印象に残る映画です。
ハピカムのこの映画に対する評価は
★★★★★★★★☆☆(8.6)(10点満点中)
です。
「白い巨塔」など数々のヒットTVドラマを手掛けてきた西谷弘の劇場映画デビュー作は、キャリア官僚とパート店員が衝突を繰り返しながらも協力して三流スーパーの改革に乗り出す人間ドラマ。出世欲丸出しの官僚に織田裕二、彼の教育係で現場主義の店員に柴咲コウがふんし、コミカルな掛け合いを披露する。『踊る大捜査線』シリーズではノンキャリアの熱血刑事を演じた織田が、融通の利かない公務員を好演して新境地を開拓している。
ストーリー:K県庁のキャリア公務員・野村聡(織田裕二)は、ある時、民間企業との人事交流研修のメンバーに選ばれるが、研修先は客もまばらなスーパー。しかも野村の教育係・二宮あき(柴咲コウ)は、年下のパート店員だった。
「県庁の星HP」
http://kaikaku-movie.jp/
「県庁の星 Flixムービーサイト」
http://www.flix.co.jp/movie/T0003934