2012/01/13(金)13:40
これは嬉しい!福島米の販売は「不検出」分のみ!軽トラックに線量計を近づけたら振り切れた?
福島第一原発1号機のカバーリングが完了したようです。これで少しは放射性物質の放出が抑えられるかもしれません。しかし、1号機の原子炉建屋の内部をロボットで調べた結果、1時間当たり4700ミリシーベルトという極めて高い値の放射線量が測定されているため、現在も人の立ち入りはできない状態です。
高い線量の原因は、地下にたまった汚染水が水蒸気になって噴出したためだとみていますが、残念ながら格納容器がどのような状態なのかも把握していないため、想定の域は脱していません。これで工程表通り作業が進むものなのでしょうか?
またかと思いましたが、経済産業省原子力安全保安院が、東京電力福島第一原子力発電所1~3号機で核燃料が完全に溶け落ちて、格納容器の底部を大きく侵食する最悪のケース(チャイナ・シンドロームまたはメルトアウト)を想定した試算を、事故発生から2週間後の3月25日以降、ひそかに行っていたことが分かりました。
試算では、注水できなくなった場合、2、3号機は、厚さ約3メートルのコンクリートへの侵食が10日以上続き、1号機の侵食は8日間で1・8メートル進んで収まるとしていました。保安院や東電は当時、燃料の状態について「一部損傷した程度」と説明していました。
原発建屋の内部は、実際にはこのような状態なのかもしれませんね。それだったら建屋内が高線量なのは納得できます。しかし、まだ建屋内に人が入れないような状態なのに、どのようにして原発事故を収束させようとしているのでしょうかね。
消費者から不安の声が出ており、キロ100ベクレルが検出された米生産者も「孫には食べさせられない」と語っていた福島米ですが、方針を転換したようです。福島県産の新米について全農福島県本部は、販売するのは放射性物質が「不検出」とされたものに限定する方針を決めました。
国の暫定基準値は、1キログラム当たり500ベクレルですが、福島で言う「不検出」というのは、機器の検出限界値(5~10ベクレル程度)以下、誤差の範囲で「ゼロ」と認定されたものです。福島県の「不検出」の精度は他県(20ベクレル)より厳しいことから、「不検出米」認定の線引きについてはさらに検討するようです。
福島米の本検査が全て暫定基準値以下ということで佐藤知事が早々に「安全宣言」を出しましたが、暫定基準値を前提とした知事の安全宣言など何の意味もありません。風評被害と言いつづけるより、このような対応が消費者を安心させることを理解したようですね。
しかし、これは嬉しい知らせです。検出限界以上の2割のコメを捨てることで、ウクライナの厳しい基準を満たすことができます。今回の対応で信頼を得られれば、福島米のブランドが逆に上がるかもしれません。正規ルートの福島米を買えば、不検出というお墨付きになるのですから、これは安心できます。
今のまま販売に踏み切れば、おそらく市場で買い叩かれ、そのままでは売れないので、複数産地のコシヒカリをブレンドして「国内産コシヒカリ100%」の表記で販売されていたでしょう。元々福島米の品質の高さは業界では常識のようですから、外食産業でブレンド米として消費されていたかと思います。当然、100ベクレル検出された米も含めて・・・。
暫定基準値を全てクリアした米が販売できないのは、売る側としては苦渋の決断だとは思いますが、消費者に安全性をアピールする意味も含めて、他県でも追従して欲しいと思います。やはり自分の孫に食べさせられないものを販売してはいけません。
この動画は、信憑性も分からないので紹介するかどうか迷ったのですが、あまりに恐ろしい数値でしたので注意喚起のため紹介します。
普通に停めてある軽トラックの荷台に線量計を近づけると、386.3μSv/h超えて振り切ってしまいました。車がこんなにも高線量で汚染されることがあるとは恐ろしいことです。
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