みっちゃん人生録

2012/01/13(金)13:52

福島の基準値超えのコメについて国、県の馬鹿げた発言!環境省職員を見習って汚染土は空き地に捨てましょう!

原発事故・放射能関連(229)

こちらは、以前から拝見している、いわきの農家の方のブログですが、この汚染された状況でコメを作ってはいけないと自発的に稲作を自粛したり、福島県内で1174カ所の検査は少ないので、安全性を確保できないと警告していた良識のある農家の方です。 今回の基準値越えしたコメに関しても出荷後に見つかったため、「福島農業への信用にとどめを刺す一撃」と書かれています。今回の基準値超えのコメが見つかった件について、福島県副知事は「県としては可能なかぎりの綿密な調査を実施したつもりだったが、残念ながら暫定基準値を超える値が検出されてしまった。どうして高い数値が出たのか、原因究明が必要だ」と語っています。 鹿野道彦農林水産相も「本当に残念だ。福島県とも連絡を取って検査体制の在り方を検討していきたい」と述べ、検査方法を見直す考えを示しました。また、大波地区が山間地にあることを踏まえ「同じような地形や周辺環境(の水田)をきちっと検査していく必要がある」と強調しました。  昨日も書きましたが、収獲前の予備検査と収獲期の本検査で、水田の土壌が砂地だったり、山沿いで沢水が流れてくる水田の場合、汚染が高いということは分かっていたはずです。だって私すら知っている事実なのですから・・・。 それなのに国、県は、サンプリング検査の限界を認めず、このように基準値超えのコメが見つかって驚いているようなパフォーマンスをしているため、呆れるばかりです。福島米でも不検出のものが大半なのですから、JAの考えのように全量検査で不検出以外の2割を捨てるという行動をすべきだったと思います。 風評被害を作っているのが、国、県の対応だということが、いつになったら分かってくれるのでしょうか。これが分からない限りは、同じ過ちを犯し続けるのでしょうね。国民の意向を無視して好き勝手やるのは勝手ですが、農家の方々にはしっかり責任を取って生活を保障して下さい。 昨日、驚くべきことが公表されましたね。細野環境相は、放射性物質に汚染された土が環境省に送られ、同省職員がこれを自宅に持ち帰って近くの空き地に捨てていたと、記者会見を開いて明らかにしました。 細野環境相は「除去した土壌をむやみに捨ててはならない。除染の先頭に立つべき職員がこのような対応をしたことは許されない」と述べ、職員の処分を検討しているそうです。 この土は今月8日、ビニール袋に入った状態で段ボール箱に入れられ、宅配便で届きました。差出人は福島市の男性名で、中には福島市の自宅で採取した土で、環境省で保管・処分してほしいという内容の手紙が同封されていました。 放射性廃棄物とも言える汚染された土を送る方も送る方ですが、それを省庁の職員が捨てるとは、いったいどうなっているのでしょうか?本当に除染を行おうとしている省庁なのでしょうか? あまりに呆れてものも言えません。やはり他人事というか、現場を知らず、机上でしか物事を考えられない方々の行動はまったく分かりません。このような汚染土を自宅保管しろと言っている省庁が、処分に困ってこの対応ですから、やはり他人事としか考えていないのでしょう。 私も、国、自治体から除染の支援を頂けないため、3μSv/h超えの場所を独自で除染しました。線量は下がったものの、除去した汚染土の処分に困ったため、自治体に対応を依頼したところ、答えは自宅保管して欲しいとのことでした。 そのため、除去した土はしっかり袋を密封して保管しています。しかし、いつまで自宅で保管していれば良いのでしょうか?それすら今のところ回答は無く不明です。そもそも危険性のある放射性廃棄物を、各自が自宅保管しろって本来であれば、おかしな話ですよね。 きっとモラルの無い人、放射能汚染に対して無頓着な人は、その土は燃えるゴミにでも出してしまうと思います。私もやりたいぐらいですが、そうなってしまうと汚染はさらに広がります。だからこそ、しっかり行政が放射性廃棄物を管理しなければならないのです。 放射性廃棄物の中間処理施設、最終処理施設の話はどうなりましたか?いまだに放射性廃棄物の保管は、市町村、住民にまかせっきりで、その後の話は一切出ていません。そもそも放射性廃棄物の対応は、県、市町村、住民ではなく、法的に国が行うことになっています。法を守らない国は異常過ぎます。 しかも今度は、除染作業の拠点となる福島県内の自治体役場の除染については陸上自衛隊を派遣するそうです。防衛省はさらに福島第一原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」に12月上旬にも陸自を派遣し、同県楢葉、富岡、浪江の3町役場で除染作業を行う方向で検討しているそうです。 自衛隊はいつから何でも屋さんになったのでしょうか?被災地である沿岸部のハエの駆除の時も思いましたが、なぜ自衛隊がそんなことをしなければならないのでしょうか?住民が生活しやすいようにするのが自治体の仕事です。市町村が無理なら県がなんとかできるでしょうに・・・。 県が無理でも、空き地に放射性廃棄物をばらまくような放射能汚染に無頓着な官僚、省庁職員に実習として除染作業をさせてみてはどうでしょうか?現地に視察に来て、偉そうなことばかり言う政治家にもやってもらいましょう。当然、東電の社員も参加すべきです。これだけ人が集まれば、自ら推し進めようとしている除染作業も、かなりはかどるでしょうね。 とは言っても実際には、その国や県が除染で推奨する高圧洗浄機の効果に疑問が浮上しています。コンクリートやアスファルトは、洗い流せば簡単に除染できそうな印象ですが、いざ実践してみると、放射線量が2、3割しか低下しないそうです。 京都精華大の山田国広教授は「放射性物質は時間とともに岩石成分の結晶にはまりこむ。事故から8カ月たち、コンクリートなどはもはや高圧洗浄では落ちない」と指摘しています。除染開始にこれだけ時間を要したために、さらに除染が難しくなっていることは明らかに国の責任です。 本格的にコンクリートやアスファルトの線量を落とすためには、電動カッターなどで表面を削り取るしかないそうですが、それには費用と技術が必要となるため、広範囲の除染対策としては、あまり実用的ではありません。 それでも除染実施ガイドラインを作成した内閣府の担当者は「高圧洗浄機の効果はあると認識している」と語っているので、実際その方に除染のお手本を見せてもらいましょう。まさか高圧洗浄機すら持ったことがないなんて言わせませんよ。 本当に国会、各省庁は福島第一原発の近くにでも作らない限り、地元で本当に必要な対策は行われないでしょうね。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る