2005/07/24(日)21:53
道聞かれ顔で始まる友情 Part 1
日付変わって、昨日の地震。
本当に怖かった、怖かったですね。
私は丁度、地下鉄に乗るところだったので、足がすくみ、どうしようかと思ってしまいました。
丁度その地下鉄からおりてきた、二人のおば様たちが声をかけてくれたので、元気が出て、勇気を出して乗り込んだのでした。
今日の話題は少し時間がさかのぼります。
学生時代に道聞かれで始まった、アメリカ在住のジャパニーズアメリカン、
日系4世のSteveとのエピソードです。
彼とも道聞かれで出会ったようなものですが、その時の話については、又の機会にするとして、
Steveと私はそれこそ、家族ぐるみの付き合いを長いことしてきました。
しかし、彼が離婚をした頃から、なんとなく連絡をとらなくなり、
3年前私がロスアンジェルスに行った頃には、彼の住所すらわからなくなっていたのです。
交流が復活したのは、ロス訪問から半年後。
「今日本に来ている。
会えないか。」
と、突然連絡してきたのです。
聞けば、離婚が正式に成立した様子。
共通の友人たちとみんなそろって集まって聞いてみると、なんと、半年前に私が滞在した町に住んでいるというではありませんか。
世界は狭い。
そして、今年3月。
私が再びその町を訪れることとなったのです。
(道聞かれ顔、シナプス切れる。の訪米)
行く前には連絡しませんでしたが、着いた夜、ホテルから早速電話してみました。
”スティーブ、誰だと思う?”
”誰だろう。ちょっと、待って。考えるから。”
考えられて、次々女の子の名前を出されても困るので、あわてて、
”Carolよ。Carol”
”オー、Carol?どこにいるの?”
”どこだ?”
”なーりーた?”
”No!!
”まさか、LAX?(ロスアンジェルスの空港)"
”No!”
”あなたの町よ!”
”信じられない!いつ来たの?”
というわけで、彼は滞在中、まめに足を運んでは、食事や買い物につきあってくれました。
古い友達ってありがたいな~
つくづく思う気遣いで、帰りの空港まで、車で送ってくれると言ってくれたのです。
朝早く、迎えに来てくれて、空港で朝ごはんを食べて、さあ、お別れというとき、思い出したのは友達に持ってきた絵本。
100キロほど離れた町に住む、日本人の友人が丁度妊娠していて会えなかったのですが、彼女の上の子に、
絵本を送りたいと思って絵本を持ってきていたのです。
郵便局を探そうと思いました。すると、
”送りたいなら、代わりに僕が出しておくよ。
住所と名前を頂戴。”
”Steve!なんて親切なの?”
感動しつつ、紙に書いて渡しました。
すると、彼は、
”この名前、知っている!”
と、叫ぶではありませんか!
私は、学生時代にあわせたかな?と思い、ナチュラルに、
”覚えてる?”
と、聞くと、Steveは興奮しながら、
”彼女には白人の夫がいて、3歳の男の子がいるでしょう?”
と叫ぶのです。
え?なに?なんで最近の情報知っているの?
”だって、去年飛行機で会ったんだ!”
えーっ!うそでしょう?
うそではありませんでした。
彼の言う、その、白人のダンナの名前、3歳の子の名前、全て正しいのです。
”飛行機で隣りになり、2時間も話したんだ。
いい人たちだったし、話しも合ったから、メールアドレスも交換して、
メールのやりとりもしているんだ!”
どうやら、離婚して独身のSteveに、わが友人は、シングルの友達を紹介するとまで言ったらしいのです!
すごい!信じられない!
ユナイテッドの搭乗口で、私たちは何があったかと思われるほど興奮して叫びあい、このことはまだ友人には秘密にして、必ず驚かせる機会を作ろう!
と、固く誓ったのでした。
道聞かれで知り合った彼がまた、道聞かれで、私の友人にめぐり合うとは・・・
まさに It's a small world です。
そして、その4ヶ月後、一昨日のこと、ついにそのサプライズの機会がめぐってきたのです。
Part 2に、乞う!乞う!ご期待!