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2006年5月初公開 桜の便りが待ち遠しい季節から春爛漫の時節にかけて 食べたいお菓子にはいろいろあります。 桜道明寺に桜餅・・・。桜葉の香り高い餅菓子もいいけれど、 お腹に軽くてモダンな雰囲気。しかも和のテイストといえば、コレ!弘前の「さくらSENBEI」を忘れてはいけません。いかがでしょう。おせんべいというイメージが、刷新されませんか?薄く焼いたおせんべい生地に、うっすらかかった桜色のお砂糖。しかも、塩漬けの桜花が焼きこまれているのです。ほのかな桜の香り。お砂糖がかかっているあたりは、ほどよい甘さ。桜花の塩味。そのどれもが調和しています。なかなかに、優雅なおせんべいですよ!こんなおせんべいで、お花見ができる津軽の人がうらやましいかぎりです。8枚/600円~。(通年の販売) 価格は初公開時のものです。 (株)しかないせんべい 弘前市大字新寺町32 TEL 0172―32―6876弘前プラザホテル
Dec 23, 2018
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2006.12.7初公開 南部の七戸(しちのへ)は古い時代から、名馬の産地だったといいます。七戸の方にかぎらず十和田や五戸(ごのへ)の方々の馬に寄せる愛着は深いのですが、七戸が誇る馬関連のものに南部小絵馬があります。応永3年(1396)に南部政光によって建てられたと伝わる小田子(こだこ)不動堂と見町(みるまち)観音堂に奉納されている南部小絵馬は、東北地方の代表的な奉納絵馬といわれています。それは重要有形民俗文化財として、国から指定を受けていることからもうかがえます。また明治以降、現十和田市を中心としたこの地方は軍馬の供給地でした。 ※さて今回、ご紹介する駒饅頭は、名前も由来も南部駒と縁が深いのです。ときは明治41年。大正天皇がまだ皇太子でいらしたときに、七戸の種馬牧場に行幸されたそうです。そのとき皇太子の侍従をつとめられた藤波子爵が小豆餡の酒饅頭をご下命し、命名くださったとのこと。この藤波子爵という方は東北のお菓子に、ゆかりのあるお方だそうです。※ 写真のお饅頭は、白い皮のうえに南部駒が焼印で押されています。なかは、こし餡。黒糖皮のお饅頭は、皮の上にケシの実があしらわれていて、なかは白餡です。わたしは駒饅頭という名から若駒のように元気な味を想像したのですが、よい意味でその想像は裏切られました。まるで柔らかな南部弁のような味わい。ほのかなお酒の香りと、たおやかな甘さは献上菓子だった歴史を伝えていると思いました。 ※ 文末になってしまいましたが、現在の青森県は藩政時代に南部藩だった地域と津軽藩だった地域から成り立っています。ずいぶん前に、南部人の前でうっかり津軽の話題を出してしまい、控えめな抗議にあったことがあります。いまでも南部と津軽とでは、いろいろなことがあるようです。そのあたりのことは司馬遼太郎の『北のまほろば』の「津軽衆と南部衆」に詳しいので、興味のある方はぜひ読んでみてください。 仙台市内の某デパート催事で入手。 110円/1個(税込み)価格は初公開時のものです。奉撰菓匠みやきん 青森県上北郡七戸町字七戸329―1 TEL 0176―62―5100街道をゆく(41) 北のまほろば (朝日文芸文庫) [ 司馬遼太郎 ]
2007.10.8初公開→2009.11.25下線部分追加修正実際に手にとって食べてみなければ、それまで耳で聞いたり、活字で仕入れた情報では足りない点も多々あるという、ごく当たり前の経験を今回いたしました。 思い起こせばそれは出典は忘れましたけど、下記のような記事から始まりました。「弘前に江戸時代から続く、竹流しという銘菓あり。そば粉を使った素朴な焼き菓子である」。正直な話、そば粉を焼いたお菓子ということであまり期待してはいませんでした。でも、ひと口食べてみると「エッ」という軽い驚き。ついで「素朴のなかに品あり」という言葉が浮かびました。それは実際に味わってみなければ、出てこない感想でした。上の写真は折り皺がついていてごめんなさいなのですけれど、竹流しの包装紙。横書きの文字が右から始まるなんて、レトロ感十分。津軽の方に「津軽富士」とも「お岩木山」とも親しまれている岩木山の絵が描かれています。「大阪屋」さんは寛永7年(1630)創業、津軽藩の御用菓子司。もともとは豊臣家の家臣だった方が始められた老舗とのことです。なぜ豊臣の家臣の方が津軽の地でという疑問が沸きますが、そこにはきっと秘められた歴史ドラマがあったのでしょう。ちなみに津軽藩の始祖・大浦改め津軽為信は高橋克彦の『天を衝く』のなかで、豪胆でチャーミングな若武者に描かれています。南部から津軽を独立させ、それを秀吉に認めさせた男。そして家康が仕掛けた政治的な罠をしのいで津軽藩10万石の基礎を築きました。為信は慶長7年(1607)には没していますから、初代の大阪屋さんが津軽の地に来たのは、伝えられているように津軽藩主二代・信枚の頃でしょう。竹流しを考案されたのは四代目の福井三郎衛門包純さん、安永2年(1773)のことです。竹流しは写真のような内熨斗で、真っ白な缶に入って届きました。ほんとは漆黒の缶に白で螺鈿のような模様?雪花模様?の缶が欲しかったので「お取り寄せするときに、ちゃんと聞けばよかった」と、がっかり。ま、よい方向に考えれば、白い缶入りの竹流しがあるなんて情報はどこにもなかったのでケガの巧妙かしらと、自分で自分を慰めました。それで実際に試してみたんですけれど、このお菓子、湿気にはとても弱いんです。日持ちはよいのですが、缶のフタをしっかり閉めて、私は冷蔵庫で厳重保管(笑い)。加賀棒茶にあわせたり、深蒸しの静岡茶にあわせたりと楽しんでいます。 弘前市本町20 日曜定休 TEL 0172-32-6191 竹流し 1050円 価格は初公開時のものです。お取り寄せ可。 弘前グランドホテル(BBHホテルグループ)
2008.3.7初公開ちょうど、このサイトを立ち上げる頃でした。青森県南部地方の人は南部せんべいに水飴をはさんで食べるらしいという噂を聞きつけたのは。以来、半信半疑だったのですが、ついに見つけましたぁー!!発見場所は、なんと仙台市郊外の某コンビニ。たまたま所用があって郊外まで出かけた折、立ち寄ったコンビニに置いてあったのでした。 さて青森県南部地方といえば、最近では八戸のせんべい汁*1が有名になりつつあります。また三戸(さんのへ)あたりでは南部せんべいにお赤飯をはさんで食べるとまでは知っていたのですが、まさか本当に水飴をはさんだ南部せんべいがあるなんて!ウレシイ驚きでした。食べてみた感想ですが、好みが分かれるように思います。パリパリの南部せんべいが好きな私は、水飴をはさんでしっとりしたおせんべいの食感に正直、とまどってしまいました。でも南部せんべいにお赤飯をはさんで食べる地方の方は、お赤飯の湿気を吸ってしっとりした南部せんべいの食感をおいしいと感じるそうです。おそらくあめせんべいもまた、しっとりした食感がこのまれているのだと思います。味覚とは、育った環境に左右されるものなのでしょう。なにはともあれ、あめせんべいをお見かけになりましたら、話のタネに一度はお試しあれ! *1 お醤油味の鶏汁(鍋)の仕上げに固く焼き上げた南部せんべい(味はつけていない)をスープに入れるクルトンのようにちぎっていれた汁物。最近は、お醤油味で鶏の汁物以外にさまざまなバリエーションがあるとか。(有)八戸屋 青森県むつ市新町47―3 TEL0175-22-3324 63円/1個(税込)価格は初公開時のものです。 グランパークホテルパネックス八戸
2008.7.10初公開 今回は、郷土菓子路線をはずして城下町弘前に息づくレトロなお菓子の紹介です。その名は、フランス菓子♪いったい、どんなお菓子なのでしょう?ラベルを見てエエッー!ドーナッツがフランス菓子???マジにのけぞっちゃいました。ココムラング???うーん。頭の中は、うずまく疑問の嵐です。こんなときは食べちゃいましょう。まずは粉砂糖たっぷりのドーナッツから。おおっ!よみがえる昭和。お次は、ココムラングです。香りがねー、子どもの頃、町の洋菓子屋さんの前を通るといつもふーんわり漂っていたバニラ思いっきり、昭和の香りなのよねー!ココムラングはメレンゲのお菓子。よく似た食味の袋菓子が昔あったような・・・・・・・ マタニ 弘前市親方町23 TEL 0172―32―3704 ドーナッツ 400円/1袋 ココムラング 240円/1袋 価格は初公開時のものです。(2008.7.10)スーパーホテル弘前 天然温泉ねぷたの湯
2009.12.23初公開 青森県下北半島、大間のべこもちを屋外の自然光で撮影してみました。石橋幸作さんの『駄菓子風土記』(S40発行)掲載の写真と比べてべこもちがいかに進化したか、その一端をご覧になれると思います。『駄菓子風土記』掲載のべこもち写真は単色。ただし記事では「以前は白と黒の二色だけでしたが、今は各種の色を組み合わせた花や渦巻きなどの文様が、まるで彫刻か絵画を見るように描かれていて、食べるのが惜しいほど美麗なものです(P54)」とあります。写真のべこもちを上から順に見ていくと、いちばん天辺が「あさがお」。二段目左が「小菊」or「デイジー」? 二段目右が「小菊」。三段目左が「菊」、三段目右が「束ね熨斗(のし)」。「束ね熨斗(のし)」は「熨斗模様」とも言います。べこもちの大きさは、底辺が10.5センチ、高さ8センチ。 それでは「束ね熨斗(のし)」のべこもちを単独で見てみましょう。 2009年12月11日(金)20時から放送されたNHK『ワンダフル東北』では、この「束ね熨斗(のし)」*が単色のべこもちから花模様のべこもちへ進化する過程の過渡期の模様だと言っていました。それで連想したことがありました。この「束ね熨斗(のし)」のお餅と、さらに花模様のお餅は、実は秋田県でも見ることができます。仙北市一帯から県央の一部、県北にかけて地域によって、時節によって、さまざまな名前で呼ばれているお餅があるのです。秋田県の「束ね熨斗模様」のお餅は、コチラへ。 では、べこもちの話題に戻りましょう。ここで紹介したべこ餅は、菊花模様が得意な婦人グループのお餅ですが、グループ毎に桜の花が得意だったり、アヤメの花が得意だったりと、いろいろなんだそうです。このべこ餅、元々は大間の慣習である6月5日の端午の節句のお餅だったそうですが、今はそうでもないとか。。。 なお参考までに、津軽海峡を渡って北海道で進化したべこもちは↓ 木の葉型で黒と白の二色づかい。北海道内では、ほかにもバリエがあるようです。 * 束ね熨斗を地方独自の模様と勘違いしておられる方がときどきいらっしゃいますが、それは違います。元々は贈り物に添えられた熨斗あわびをデザイン化したもの。延宝5(1677)年に出版された『小袖御ひいながた』に小袖模様としても取り上げられています。 (注)下北半島大間のべこもちは、大間崎観光センターさんから。北海道タイプのべこもちは、仙台市若林区の花月堂さんから。花月堂さんは北海道出身の方のようでした。ただし、どちらも置いているときと置いていないときがあって入手には苦労しました。ホテルフォルクローロ大湊<JR東日本ホテルズ>
2011.10.2初公開バナナ最中は、本物のバナナが高級品だった頃を彷彿させてくれるお菓子です。私が知っている範囲では、弘前と大館にあります。どちらもバナナフレーバーの白餡。写真のバナナ最中は白手亡豆の濾し餡がおいしい最中でした。 ※ 津軽と秋田県の北、いわゆる秋田県北は文化的に似通っているように思えます。このバナナ最中は、いろいろある共通項のなかの1つ。㈱かさい製菓 弘前市大字取上1-4-14 TEL0172-36-0511(代)このバナナ最中は2010年に仙台駅で東北新幹線が青森駅に乗り入れる告知イベントを行っていたときに買ったものです。弘前パークホテル
津軽クッキー以来、ラグノオが気になるワタクシ。↑は、「旅さち」。りんごのパイでした。正直、期待値は低かったのでしたが、意外や意外!おいしかったのでした。 やさしい甘さ、りんごの甘酸っぱさもいきていました。量産品なのに、恐るべし。 今度は、ラグノオの何を試そうかしら? ご覧いただき、ありがとうございます。ぽちっと、一票お願いします。→人気ブログランキングへラグノオささき アップルパイ「旅さち」 5個入
Jul 9, 2015
きょう6月19日は、桜桃忌です。この日は、無頼の作家太宰治を偲ぶ日。「桜桃忌」の名は、弘前出身の直木賞作家・今官一がと命名したとのこと。 上の写真は、ラグノオの津軽クッキーに入っている栞です。津軽クッキーは↓ 栞が入っている津軽クッキーは、18枚入りです。 青森名産りんご菓子太宰治生誕百年 林檎ファイバー入りクッキー「津軽」<ラグノオ>価格:1,030円(税込、送料別)ご覧いただき、ありがとうございます。ぽちっと、一票お願いします。→人気ブログランキングへ
Jun 19, 2015
ついお取り寄せしちゃいましたー太宰治の津軽クッキー文庫本サイズ(9枚入り)。太宰治生誕100年記念(2009年)の限定商品だとばっかり思い込んでいたんです。ところが。。。 写真の津軽クッキー文庫本サイズ(9枚入り)は、生誕記念の18枚入りが好評だったため、後から企画開発された商品とのことでした。。弘前、いや青森県最大手の製菓会社、ラグノオささきさんのお菓子です。箱のデザインは、青森出身の作家太宰治の『津軽』初版本(s13.小山書店)をモチーフにしたもの。 蓋を開けると、片面に太宰の描いたリンゴの花が印刷されていました。もう片面には「これは、食べる文庫本です」の印刷。 なんかワクワクしました。クッキーは↓です。 ね、パッケージもレトロでイイかんじでしょ。クッキーはサクサクした食感でした。リンゴの香りがとても良いので、飲み物を合わせるとしたら紅茶だと思います。 この津軽クッキーを欲しがる人は、たぶん外箱&栞目当てだと思うんです。なので もし外箱以外に、栞が絶対欲しいという方には、18枚入りの津軽クッキーをお勧めします。 私が購入した9枚入りの文庫本サイズは、外箱を手元に置きたいという方向けだと思います。 来月、6月19日は桜桃忌。津軽クッキーで太宰治を偲ぶのもいいのかもしれません。 ご覧いただき、ありがとうございます。ぽちっと、応援お願いします。→人気ブログランキングへ 太宰治の津軽クッキーの御用命は→ ラグノオ
May 22, 2015