その後の役者的日常。
月曜日の朝4時半、つうか日曜日の夜28時半である。今日、つうかあと3時間後の7時半には台北市内某所の撮影地点に集合せにゃならん。なんでこんな時間にまだ起きているのかというと、某秘密コンテンツ発信基地で2時ごろまでかかって火曜日に発信する秘密コンテンツを作っていたからなのだ。日曜日は秘密基地の地下食堂はやっていない。空腹のまま夜中2時に自転車に乗って秘密基地を離れた俺は、帰り道の「士林深夜市」で羊肉炒飯を買って帰って、家で食った。その後で風呂に入って出てきて一息ついたらもう4時だった、という按配なのである。ちなみに「士林深夜市」というのは、夜市の果てた後、朝市の始まるまでの、25時頃から28時頃まで、メインストリートに沿って夜市労働者目当ての屋台が4、5軒さびしく出ている状態を指していう名称である。俺がいま思いついた。申し遅れたが、某秘密基地は本年2月末日をもって職員としての契約を終了とし、3月以降は週に1本だけコンテンツを作る取り決めとした。1本いくらの出来高払い。ああこれで俺もようやくゆっくりできるわ、と思っていたら全然ゆっくりできていないのはなぜなのか。週1本30分のコンテンツだけになったのはいいが、その代わりに浮いた時間を使ってついうっかりと外へ出かけ、あちこちの音を収録してコンテンツにぶち込もうとしてしまうのである。楽しんで作ろう、なんて考えると、ただしゃべるだけの場合に比べて約7.45倍(当社比)の手間がかかるのであった。意味ないやん。それはともかく、その後(っていつから後のことか曖昧ですが)、あれこれ役者的な仕事をしながら何とか生き延びてきているのだが、俺が主人公の父(ヤクザ)役で出た映画・張作驥監督の「胡蝶(Soul of a Demon)」については、たしか6月14日の日曜日に、西門町の新光影城へ観に行った。監督が切符を贈ってくれたのだ。なかなか適切に編集されていた、と感じた。俺の演技については言及しない。先日、張作驥監督のスタッフから呼び出しがあった。監督の新作「[父/巴]、[イ尓]好[口馬]?(父さん、元気?)」のカメラテストである、この新作映画は、父と子の関係を共通テーマとする10数本の短編をつないで1本にまとめたものになるそうだ。俺が演じるのは、そのうちの1本の「父」役。で、その撮影が月曜(明けて本日)と火曜(明けて明日)にあるんで、火曜発信の秘密コンテンツを日曜中に作っとかなければならなかった、というわけだ。短編であるからして、シーン数は少ない。たった2シーンしかない。それを2日間かけて撮ろう、というんだから、なかなかオソロシイ感じがする。大丈夫か、俺。それにしても眠い。つうか、何で秘密コンテンツをもっと前倒しで作れないのかね、俺は。もうバカだねほんとに。いやんなるね。と言ってる間にもう5時だ。これから90分寝ることとする。おやすみなさい。