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今日は先日、現在大学院に通っている同郷の上司からいただいた修士論文中間報告を読んだ。
論題は「店舗内における消費財メーカーの製品情報提供と消費者行動」~デモンストレーション販売に注目して~だ。 以前からこの日記にも書いているとおり私が勤めている会社はSP会社と言われる、つまり広告の中でも販売促進と言われる分野をお手伝いする仕事で主に小売量販店店頭で新製品等のサンプリング、デモンストレーションをするスタッフの手配、教育、管理が多い。 その実施したサンプリング、デモンストレーションの効果を今まできちんと測定していなかった、つまりクライアントから必要とされていなかったのが現状としてある。積極的にクライアント側から小売量販店に対し仕掛けていくことより、逆に店舗の賑やかしとして頼まれることが多いため。 そんな状況ではこの先暗い、と思い一念発起したのかどうか定かではありませんがこの論文では、その購買への効果と購買に至る心理プロセスの効果という2つの側面から理論的かつ実証的に分析を行っています。 あとは2つの仮説が実証できるかどうか、アンケートの実施等、私もそのお手伝いをするのでどういう結果が出るのか楽しみです。 2つの仮説は何かというと「一定期間、同じ店舗にてデモンストレーション販売とサンプリングを行うと売上は経時的に向上する。(長期効果)」と「サンプル配布を行った後に、後日のデモンストレーション時に調査を実施。配布したお客様のサンプル使用体験と購買意思決定が実際の購買に影響を持つか明らかにする。また、サンプル使用後の購買につながるかどうかは、CFBの見地からも検証できると考えられる。」です。 ちなみにCFBとは、『あるブランドに対して価値を生み出すようなアイディア、ユニークな属性、競争優位を消費者のマインドに植え付け、長期的な価値を形成することである。』です。 今回今更ながら改めて勉強になっている私でした。汗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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