指の長い先生よこして！

自宅待機になっててから陣痛が来るまで１２日かかりました。なかなか陣痛が来ないのでリチャードと一緒に頑張って家の前を散歩したら破水し、陣痛到来。

ただ、過去何ヶ月間も、毎日張りとの戦いだったので、少々の張り（←今回は本当の陣痛）が来ても、陣痛だと確信することは出来ませんでした。破水も少量だったので、もしかしたら出産近くによくある尿漏れかな、なんて思い、まだ病院には行かなくてもいいよ、と家族に話していました。

いやいや、また一晩寝れば治まるわ、こういう張りは、、、。

なんて悠長に構えていましたが、家族の勧めもあり、病院に電話して状況を説明するとすぐに来てくださいとのこと。夕方６時半頃ちょろちょろ破水。９時前に病院へ着いた頃にはドバドバ破水。それから1～2分おきに強い陣痛が来て驚くほどの速さで子宮口が開いていきました。後から考えたのですが、あの陣痛が始まった時の痛み、過去3ヶ月ほど毎日感じていた痛みです。陣痛が3ヶ月も続いていたのと同じこと？ですよね？ちなみにここ何ヶ月もあの痛みが押し寄せて来るたびに、声も出ず全身固まる日々でした。

陣痛が始まり子宮口が開いていく段階で、子宮の中の前回の帝王切開の傷を先生が触診し、様子をみなければなりません。ところが、どんなに先生が頑張っても、指が傷に届かないのです！！結局入れ替わり立ち代り3人先生が触診しようと試みましたがダメでした。体重管理も頑張ったし、最後の最後まで自然分娩の夢を捨て切れなかったのに、傷の状態がわからなかったらリスクが高いから結局帝王切開になっちゃうの？最後の最後でこんなのありーー？

ドキドキしていると、院長先生が、

”五日前の前回の検診では傷の状態は結構よかったし、すごい勢いでいい陣痛が来ているので、変な痛みや出血がない限り、このまま自然分娩でいきましょう！”

と言ってくださいました。変な痛みってどっちにしてもこんなにすごい勢いで陣痛が来ているのに、その変な痛みとやらを私に判断しろと？それともプロだからモニターとか見てるとわかるの？？一瞬いろんな事が頭によぎりましたが、ひとまず自然に生ませてくれるんだ、という嬉しさの方が先でした。

分娩室で呼吸法で痛みを逃していましたが、看護婦さんから

”ヒ、ヒ、、フーー”からもっと浅い”ヒ、フ、ヒ、フ”に変えましょう。”

と言われました。そこでびっくり。だってヒ、ヒ、フーーがあまりの痛みのためにどうしても出来なくなる頃、もっと浅いヒ、フ、ヒ、フの呼吸に変えると習っていたからです。

え？？まだ全然深い呼吸でもＯＫですけど？って感じでした。そのうち、あまり時間もたたない内に、同じ看護婦さんから、

”それではいきみの練習をしてみましょう。”

なんていきなり言われたのです。ここでもまたびっくり！！だって、子宮口が全開（10センチ）していないといきみに入れないのですから。よく、ものすごい陣痛と同時に自然にいきみたくなり、子宮口が全開するまで待てない、と言う話も聞いていました。まだいきみたいなんてそんな切迫した状態じゃないですがーー、という感じです。ですから私が”子宮口は、、？”と聞いた時、

”もう全開しています。”

と看護婦さんに言われてかなり驚きました。やっぱり全開？？だっていきみ段階だものね、、、。信じられない。こんなに楽な陣痛でいいの？もう最終段階？私、本当に自然に赤ちゃんを産めるの！！？？これくらいの痛みで赤ちゃんって産まれてくるの？？