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テーマ:人間関係(927)
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つづき・・・
今度はIさんは「ドイツへ引っ越す」と言いだしたのです! Iさんの夢は、海外で仕事を成功させることなので、今ある日本の会社は業者に 委託し、BOSHに勤めている弟のツテでまずはドイツに引っ越したいと言うこと でした。 私はそれを聞いて「またこの人はなんて突拍子もないこと言うんやろ・・・。」 と思いましたが、いざいなくなると思うと今まで何の見返りもなく無条件に私達家族の為に 一生懸命してくれたこの人に、文句ばかり言っていた自分の態度が非常に申し訳なく感じて、 何だか切なくなってしまいました。 それで、私達家族はIさんに「引っ越しやめたら?」と連日のように言っていました。 するとIさんも「一番の心残りはKちゃん達家族と別れることやから、ホンマに 後ろ髪引かれる思いなんやで・・・。」としみじみ言っていました。 そして、Iさんは「引越しするまでまだ何日かあるけど、別れが辛くなるから 今日でバイバイにしよう。」と言いだしました。 私はまたその言葉が切なくてしょうがなく、涙が止まらなくなってしまったのです。 それから3日ほど経ちましたが、そうは言っても同じマンションなので、たまたま Iさんが夜に荷物の処分をしてるところにばったり出くわしてしまったのです。 私はまた涙が溢れてきましたが、その時にIさんの表情を見て、とても嫌な予感が したのです。 そうです、Iさんに抱きよせられたのです!! 私はのけぞり、意味の分からないことを口走り、家へ逃げ帰りました。 そして、以前「忘れたい家族」=(カテゴリ参照)のこともあったので、旦那に誤解 されるのだけは勘弁だと思い、すぐにその時のことを旦那に話しました。 でも旦那は、「キザなIさんのしそうなことやな。」とあっけらかんとしていました。 そんなことがありながらも引っ越しの日はどんどん近づき、極端なIさんは「家具も 何もかも捨てて、トランク一つと愛猫だけでドイツへ行く。」と、またドラマのような ことを言い出したので、捨てるほどならもらおうと引越しの手伝いも兼ねて、何日間か Iさんの家へ通いました。 Iさんは、「人間別れ際に本性が見える!」と以前から言っていたので、色々言い争いも あったけど、最後はこの人達と出会えてホントに良かったな!と思ってもらえるように、 面倒臭がりな旦那に代わり、私と息子で出来るだけIさんの希望(長時間共に過ごすこと) に答えられるように残された時間を楽しく過ごそうと、引越すまでの5日間ほど精神的に クタクタになりながらIさんに付き合いました。(旦那も最後だと思い、いつもよりは 付き合ってくれたけど・・・) そしてとうとう引越しの前日、夜中にIさんの家の玄関で最後の別れをし、家へ帰ろうと すると手をガッシリ握られ離してくれないではありませんか!!! つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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