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豊中の緑の診療所だより

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September 11, 2006
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カテゴリ:病気のこと
                 秋2

 加地内科クリニックでは、肝炎に対する検査・治療を行なっております。
 患者の皆様からよくお聞きする質問にお答えします。

・C型慢性肝炎とはどういう病気?

 C型慢性肝炎とは、C型肝炎ウイルスによって肝臓が慢性的に障害される病気です。最初は症状がみられませんが、進行してくると、体のだるさ、足のむくみ、尿が濃いなどの症状が出てきます。感染源としては、輸血、血液製剤、母子感染などもありますが、原因がわからないことも多いです。

・診断方法は?

 症状がなくても、血液検査で肝機能の異常やC型肝炎ウイルスを指摘されて発見されることが多いです。まずは、C型肝炎ウイルス抗体(HCV抗体)をみて、陽性だったら、遺伝子(HCV RNA)検査で確認します。肝炎の活動性は、AST(GOT)ALT(GPT)の値でしらべます。どちらも、おおむね40以上で、活動性があると考えます。

・進行するとどうなりますか?

 慢性肝炎がつづき、進行していくと、肝硬変となり、一部には肝臓癌ができてきます。肝硬変や肝臓癌の診断では、血液検査(血小板腫瘍マーカー)や超音波検査CT検査などをもちいます。肝炎は治療して治癒する可能性がありますが、肝硬変に進行すると病気の進行をおさえるのが難しくなってきますので、できるだけ初期のうちに治療するのが望ましいとされています。

・C型慢性肝炎の治療法は?

 C型慢性肝炎の治療法としては、ウイルスを退治する原因療法と肝臓を保護する肝庇護療法の2種類があります。原因療法では、インターフェロン(注射)をもちいますが、リバビリンという飲み薬を併用する併用療法とインターフェロン単独で治療する単独療法があります。肝庇護療法では、グリチルリチン配合剤(注射など)、ウルソデスオキシコール酸(内服)などの治療法があります。

 インターフェロンについての詳細は次回にお話いたします。
 →C型肝炎とインターフェロン治療





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Last updated  June 3, 2007 10:18:42 PM
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