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豊中の緑の診療所だより

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October 11, 2011
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カテゴリ:病気のこと
          肝炎.jpg

これから年末に向けて飲み会の回数が多くなってきますが
ちょっと気になる、読んだら飲めなくなる?!
そんな壁新聞のご紹介ですビール

アルコール性肝障害

◎女性は男性より短期間かつ少量の飲酒で羅患する
アルコール性肝障害は圧倒的に男性が多かったが、
最近は女性の飲酒家が増えていることから、
今後は女性の患者さんの増加が予測されます。
男性に比べアルコール分解能力が低い女性の場合は
少量の飲酒で、しかも比較的短い飲酒機関で
アルコール性肝炎から肝硬変に至るといわれます。

◎原因は多量の飲酒によるアルコールとアセトアルデヒドの毒性
アルコール性肝障害は、アルコールそのものと、
その代謝産物である毒性が強いアセトアルデヒドによって起こる
肝臓の障害です。
吐き気を催したり、顔が赤くなったり、頭痛がしたりするのも
アセトアルデヒドが血中に増えていくことにより起こります。
さらにこのアセトルデエヒドは、肝機能にも直接作用します。
アルコールを大量に、長期間にわたって飲み続けていると、
肝細胞に炎症が起き、壊死に陥ることで線維化が進むのです。
エネルギー量の高いアルコールを毎日のように大量に飲んでいると、
肝臓には他の食べ物から摂ったエネルギーが余って、
脂肪として蓄積していきます。
さらに肝臓は、アルコールの分解処理に追われて脂肪の処理が十分にできなくなり、
脂肪を溜め込んでしまいます。
これがアルコール性肝障害の第一段階であるアルコール性脂肪肝です。

◎飲酒を続ければ脂肪肝から肝硬変に進む
アルコール性脂肪肝の初期には、GOTの数値が高めになるほか、
γ-GTPの数値が高くなります。
ここで禁酒すればほぼ1カ月で肝臓は健康な状態に戻せます。
この段階でも自覚症状はほとんどありません。

飲酒を続けていると、やがてアルコール性肝炎に進展します。
そして肝細胞に炎症が起きて壊死が生じ、
肝臓に線維化が始まってしまいます。
線維化が進行してくると、肝機能は次第に低下していきます。
この時期になると、食欲不振や全身倦怠感が現れることもあります。

ここまで進行してしまっても、
飲酒をやめればある程度までの回復は望めます。
もちろんこりずにお酒を飲み続ければ、肝硬変に進むことは避けられません。

アルコール性肝障害の最終段階はアルコール性肝硬変です。
大量の飲酒を長年続けると、肝臓の線維化が進み、
組織が硬くなって昨日できなくなります。
肝硬変になると、手掌紅斑、クモ状血管腫、女性化乳房などの
特有の症状が現れたりします。

◎血液検査や腹部超音波検査で診断
アルコール性肝障害の診断は、
まず問診で、お酒を飲む量、頻度、何年くらい続けているかなどをたずねます。
ただし、この病気にかかる人の中には、アルコール依存症の人も含まれるので、
家族や周辺の日とに聞いて正しい診断に役立てることもあります。

また血液検査では、GOT、GPTのほか、宴会指数といわれるγ-GPTも調べます。
アルコール性肝障害の場合は、γ-GPTの数値が非常に高くなります。

そのほか、腹部の超音波検査で、肝臓に脂肪が溜まっていないかを見たり、
CT検査で肝臓の腫れや形の変形、
また、必要があれば肝生検で線維化の程度などを調べます。

◎治療は飲酒をやめることが第一、抗酒薬を使うことも
治療の基本は飲酒をやめることです。
アルコール性脂肪肝や、肝臓が線維化し始めた早い時期のアルコール性肝炎なら、
お酒を断つだけで肝機能の改善が可能です。

飲酒をやめると同時に、栄養状態を改善する必要があります。
お酒を多量に飲む人は、食事をおろそかにして
栄養不良に陥ってるケースは少なくありません。

脂肪肝にかかっている場合はエネルギー制限が必要になりますが、
病気の進行の程度や肝臓の状態に合わせて、
適正な栄養療法を行っていく必要があります。

アルコール依存症から肝障害を起こしている人の中には、
自分の意思だけでは禁酒出来ない人もいます。
そのような場合は、抗酒薬を使うこともあります。

また肝庇護薬で肝臓の機能回復をはかったり、
ビタミンE、B、C、K剤などで
肝臓の栄養不足を補ったりすることもあります。

          アルコール性肝障害






Last updated  October 11, 2011 08:50:47 PM
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