碧山窟

小学生の子供たちを山に連れて行くと思うことがある。
「危険」がわからず、アウトドアも教室の延長みたいなもんだと思っている。
更にいけないのはその親たち。
危険はあってあたりまえのところに彼らの子供たちは行く。
この親たちの子はどうなるのだろう。
ま。そんなことをかんがえてもおぃらはいいんだ。
おぃらは里山の魔王教室でてってーてきにしごいてやる。(笑)
あなたたちが米が時給できなくなった日本でも自活できるように。

*

そしてもうひとつ重要なことがある。
「心のアウトドア」ってことなんだ。
たまたまおぃらはチャンスにめぐりあったんだ。
それは、中学生の時に徹底的に般若心経を読んだこと。
読むだけでは本質には迫れないのね。
更に求め続けたこと。
だから、おいらの心はいつも揺らいでいる。
そんなクリスチャンだから信仰世界もわかる。
わかるだけじゃなくてそこで生きてきた。
なおかつ、その生き様をいつでも否定することができる。
魂のアウトドアを利用して戦場にしようとしている人たちがいる。
その原因をつくったのは誰か。

*

家庭内暴力で顔に痣を造っていた彼女は２０歳で結婚した。
それから数十年後、家は家事で焼け落ちて夫は焼死した。
なぜか夫以外の家族は全員無事だった。
それは、たしかこんな秋の空の日のことだったろうと思う。

*

「カケルさんよぉ～　キノコでてるよお」ぢいさんは言う。
しかし、いろいろ忙しくてな。
でも思うんだ。
この人生一度きり。もう十分どんなときに人が傷つくかはわかった。

やさしく利己的に生きてやる。


ちっとそんな自信があるかもな秋の空

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