|
カテゴリ:季節の味
Blogランキングなのだけど、なぜ急にポイントが加算されなくなったのかメールで質問したけど返事がないのだ。
しばらくしたら、バラケツしようかと思います。 * そいでだ。 芥川をはじめ、いろいろな芋粥が有名だけど、ここいら里山の暮らしするおぃらとしては、きちんと決めたいのだ七草粥21世紀バージョンをだよ。 春雨ヌードルでもいいが、真空凍結乾燥すべきは芹菜だと思う。 もう20年余、我が人生と共にある個人土鍋を持って雪原に悩むのだ。 どこを掘るべきかと。 * 掘って黄金の味覚と会えればいいがそうでないときのために、いろいろと準備はしているのだ。 ヤマイモを千切りにするにはめんどくさいが、手動フードカッターで千切りもどきができるものがある。 これを使おう。 ベースのスープは安直に決めた。 戻しシイタケと鳥ゴボウスープに一味トウガラシとパプリカがよい。 赤いとこに草の緑が泳ぐのだ。 これこそ21世紀の七草にふさわしい。 高山植物の生態を少しでも知っている人は「熱を持って溶かす」能力があるのを知っているのね。 極限の植物たちはみんなそうだ。だから、土手を歩くとき、里山の風景を歩くとき、樹木や植物たちが雪を溶かしているのに気づくだろう。 ん・・太陽の光だけじゃないよ。 ロゼットをつくる植物、キク科のタンポポとかアブラナ科のナズナやカラシナは雪を溶かしている。その勢いを食おうってのが七草なのだ。 だから、もういちど指折り数えると、どれも立派な「パラボラアンテナ」とか「株」をつくる植物だってわかるのだね。 さて、食おうか。 * 我が土鍋に「粉煮干」と「戻した昆布」をことことと煮るのだ。 そして「戻した干ししいたけ」と「戻した鱈」をあわせてそのままじっくりことことと、時は過ぎて行く。 ここいらの作業はガスコンロでやむなくしているが、できれば陸炉でドストエフスキーの「罪と罰」とか、ゲーテの「ファウスト」とか、ま、余裕があれば、幸田露伴の「五重塔」でもよいが、炭火を転がしながら「まぃ♪どなべ」で湯をやわらかにしながらしたいところだねっ。 人生で戦うのは定めた年月だけでいい。 おいらは戦士として生まれたのではないし、彼らのドレイにはなりたくない。 * 土鍋と炭を組み合わせて、芋は自然薯だ。 ゆっくりと煮てるとおぃらに様々な脅迫を送ってきた連中を思い出す。 はふっと白い芋と緑の粥を食って「ばーーか」と心に思う。 価値論と価値認識のスタートが違うんだよっ。 本当にうまいものを食っている人は、自己の価値認識を他人におしつけようとはしないだろう。うまいものに至る道を知っているからだ。 そうでない人たちは虚無の価値をつくり他人におしつけようとする。 たとえばそれで儲けるということはすなわれ飢えているからだ。 何にたいして? 人生のすべてがそのような人にとっては飢えなのだろう。 * シイタケ、鱈、煮干、芋茎、しみ豆腐それらを戻した汁で自然薯をさくっと泳がせてそこにタンポポとカラシナと芹を泳がせてはふっと食ったら。 縄文の味だな。うまかった。 しかし、欲望を知らぬおぃらは、ここに干したホタテの貝柱が加わったらどうなるのだろうと思うのでした。 七草粥のじゃどーだって? だって、21世紀だもん。(笑) ポイント加算できないのだが・・クリックしてね! 人気ブログランキングへ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[季節の味] カテゴリの最新記事
|