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2008年07月29日
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カテゴリ:ネオエデン
この人たち、説得力がないなぁ~と思ったのが、「説明会」を開催するから学校と保護者の代表の人は来てねというから福島保護観察所での「説明会」に行ったときの感想だった。
これじゃぁ、福岡と京都でも失敗した理由がよくわかる。国自らが民間ボランティアまるなげではなく責任をもって更正施設をつくろうという基本理念がダメになってしまうでわないか。
更にこのままだと民間の更正施設までもがとばっちりを受けてしまう。
そして、帰るところの無い受刑者たちはダンボールを家にするかヤクザに喰われるかそれしかないでわないか。これは社会悪の逆スパイラルである。

反対運動の中心になっている人たちの言動を聞くと心寒い。おぃらとしては、たぶん高校のPTA会長としての「立場としての意見」を求められると思うのでまとめておくことにした。

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【意見】

◆刑を終えた人、もしくは刑をまっとうしたとみなされる人に対して基本的人権にかかわる言動は教育に関係する者は特に軽々であってはならないと思慮する。

◆感情的言動によって既存民間のボランティアの方々の長年にわたる労苦と活動を無にすることなきよう、配慮したい。なお、民間施設の一つは高校と幼稚園と小学校と隣接しており、町内会であり、隣人でもある。私たちの子供たちをも見守り続けた方たちであることを再認識したい。

◆犯罪とはそもそも個別に発生しその原因はユニークなものである。私は犯罪が発生しつづけることを、社会を構成する一人として、私の痛みとしてとらえる。
すなわち犯罪の発生とは、教育と社会活動の失敗である。そしてなおかつ、再犯率の高さとは受刑の始まりから出所に至る一連のプログラムの失敗であり、その二つが失敗し続けていることに他ならない。それこそが反対行動の原因であると考えている。

◆受刑者の発生は広い意味において「社会適応障害」の行為が刑法にかかった結果だと認識している。施設ひとつを見るのではなく社会というモザイクの中で見ると実はそこは法務省施設ではなく厚生労働省管轄の福祉施設であるべきという地平も現れる。福祉教育には(特に知的障害者教育においては)ユネスコの「インテグレーション」「インクルージョン」の概念がある。それはエデュケーションとリハビリテーションとノーマライゼーションのトリニティー(三位一体)であり障害者を包みケアし続ける行動である。
よって教育にかかわる者として施設建設には反対しない。
理由は全国に帰る場所なき彼ら受刑者たちにも人権と幸福な未来は約束されるべきであり「社会適応障害者」が存在することは私自身の痛みでもあることによる。

なお、私の意見と別に理念ある方の行動はとどめない。
自らの内奥の声にしたがって行動されたい。

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実は厚生労働省管轄の知的障害者の施設をつくるときに老人福祉施設は「地元住民への説明会と同意書」は必要ないのに知的障害者の施設には地元住民への説明会と同意書が必要とされている。老人の一部は明らかに知的障害をわずらっているにもかかわらず・・だ。

そぃでおぃらたちは地元の町内会長さんをたずね、説明会 開催の回覧板を回してもらい、町内会の会館で説明会をし、その説明会のあと、一週間かけて雪のなか鼻水をたらしながら一軒、一軒訪ね歩き、説明会の参加のお礼をし、同意書に住所氏名を書いてもらい、個人情報保護法の説明をして、一軒一軒百件以上歩き回ったあと県庁にその同意書の写しを届けた。
これは「差別」だった。

法務省には受刑者の人権のため自らのプログラムの失敗を早急に認めて厚生労働省と連携してほしいよ。
そしておぃらは反対しない。
反対しないが、今のままでは未来人に対して不十分だといっておく。

【文書取り扱いに関して】
なお、これは公文書ではなくドラフト(草稿)であること、更に私見であることを念頭においていただきたい。
そして、明日、校長に私の所見を届けておき、必要な場合には開示していただくというスキームにしたいと思う。
マスコミのかたがたは、そこんとこよろしく。










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最終更新日  2008年12月06日 09時08分59秒
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