2009/11/27(金)21:54
◆刃物にからむ非関税障壁について・・◆
もう刃物はいいよな・・と思っていたが、次男にツールナイフなどなどを奪われその補填にと思って、久々に東京に出たついでに、アメ横に行ったのだ。結果、上野のアメ横の誘惑に屈してしまった。
ガーバーのブラックナイトのナイフは持っている。
それとライヨールも2本。
理由は、おいしい食事をするためには良いナイフが必要だから。
レストランにおいてあるものをナイフとは言わない。
あれはノコギリだ。
ぅぅむ、この貝の輝き。。「ツールナイフだけを買う」筈だった。目的を前に、その美しさに釘付けになってしまった。
これが誘惑のはじまり。
結果的にかってしまったのがこれ。
ブレードがステンレスで磨きをかけてあるものもあったが、手に触れた感覚が重要。
このナイフは手に吸い付いてきた。。
ううっ。蛭のやうなナイフである。
トンカツでもそうなのだが、切り口が虹色に光っているほどの切れ味がある包丁でないと、本当においしいトンカツも刺身も味わえない。
回転寿司でも切り口が虹色に光っているマグロとそうでないマグロは味が違う。
秋葉原事件のあと、刃物の肩身が狭い。
しかし、もっと危険なものはいくらでもある。
飛行機に、箸は持ち込み可能だろうか?
百均のぐるぐる回す鉛筆削りで削れば凶器になるだろ。
鼻に突っ込んで、足で蹴ればどうなるか・・セブンイレブンの竹の割り箸と鉛筆削りは機内持ち込み禁止でしょう。おれの感覚だとあの竹箸は非常に危険である。
でも、インフルエンザ対策で世界に恥をさらしたように、銃刀法は未来でも恥をさらしつづけ、更に文化をも失わせるだろう。
もうひとつ言っておく。ボールペンほど危険なものはない。
結論から言おう。
ヌーディストエアラインこそ安全で平和なのだと。
事件、事故がおこるたびに利権が生まれ、生まれ続ける。
*
それはさておき、たぶん、いまどきのナイフで一番使いやすいのがスパイダルコだ。
このブレードの背をよくみてごらん。
ちょうど親指があたる箇所に力を入れやすいギザギザがある。
実は次男が10歳の誕生日に買ってやったのと同じモデル。
軽くて扱いやすい、優等生的なナイフだ。
そして色は山の中で落としたときでもすぐわかる色を選んだ。
間違っても迷彩色は選ぶべきでないよ。
ナイフといっしょに与えたのが鉈(なた)。
都市ではかんがえられないだろうが、生きる原点はそれらにある。
鉈があれば鉈の背を石でたたけば丸太も割れる。
もちろん、丸太の割れる目を読めればの話ではあるが。
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更に優等生なナイフというと、フィレナイフがある。
開口健と一緒に旅行をした料理人だった人が、「これはいい」と言ったのがフィレナイフ。
そして、いまだに、20年以上過ぎた今でも、スエーデンのEKAは愛用している。
ちびっと横目でいいかもしれないと思っているのはオピネルのフィレナイフ。
もちろんライヨールはブレードと握りのバランスがとてもいい。
そしてオピネルには多少は乱暴にあつかってもま、いいいかという気軽さがある。
男子たる少年には成人の証としてナイフを与えるという、かのフランスの地で日本の銃刀法の話をしたらどのような回答がくるか・・
笑ってしまう。
大地に立って生きることを放棄するのかと。
次男の修学旅行に貸したら帰ってこないのがこれ。ミニチャンプだよ。
なので買った。誘惑への道の目的はこれだった。
ライトつきモデルとボールペンモデルがあったけどボールペンモデルにした。
理由はもう、書いたよね。
旅行では絶対不可欠。もちろんちょっとした出張でも絶対不可欠。
楽天トラベルでホテルを予約して様々な地へ旅をするだろうけれど、「どうにかなるさ」という旅ではなおさら生きる基本はしっかりと持ち歩かねばなるまい。
これがあれば、パソコンを分解して組み立てができるし。
他にナイフの刃が禁じられているなら同様にパソコンの分解と組み立てができるのは、レーザーマンのこれ。。笑.
これは、ナイフの刃がないモデル。そう、書いてあるでそ。
表面の仕上げがなめらかで手になじむ。
それとこれなら秋葉原で持ってて職務質問されても、も問題ないっしょ。
銃刀法の法規をよみかえすがそのたびに「料理をしたことがない、絶体絶命を経験したことがない人がつくった法律」ということを強く感じる。
漢方薬には若い鹿の角もあるし馬の角もある。
みたことあるでしょっ。
思い出してごらん、あったでしょ。馬の角。
そして、わかったでしょ。
みたこともないものを査定して予算をつけて切られて・・そんなことをくりかえす「馬鹿」という動物が確かにいるってことが。