◆死にむかって◆
そうだ。明日は妻の父親の命日だ。カンパニュラの恋は鐘が街にひびきわたるほどに悲しく、クリサンスィマムは地に太陽の絵を心理的色彩遠近法で幼い魂で描き出す。ラテン語の学名と花言葉を「死」と重ねていく。それが「風のガーデン」だった。そして、「ネオ・エデン」の絵は・・まだ8000坪のあそこへ連れていったのは、軍曹とGISMOさん夫婦だけだ。もちろん軍曹は「社会鍋」の軍曹だ。*派遣切りかつづいた年末と正月だった。軍曹が黙示のラッパを吹く。そしてヘンデルのメサイアのように宣言する。人々は鍋に集まる。それを批判する人もいた。しかし、批判されるべきは法の未整備だ。派遣が切られたそのときに基本的人権を支えるすべてが失われる。そして回復に至る手続きにには時間を要する。それをしっている上でべんりに解雇するのであれば憲法違反だ。たぶんマスコミは憲法問題をとりあげないだろうし各社にも質問しないだろう。生存権とは程遠い安直な就活とコネで入社した連中だから。*政治は迅速に不備を補完しなくてはならない。その行動をしっかりとおぃらは見させていただく。*「風のガーデン」は死にむかっていく物語だ。しかし,今を生きる物語でもある。君よ里山を買うがいい。そして花々を育て、ミツバチを飼育するのだ。そこに科学の物語を書けば世界に「ネォ・エデン」は広まるだろう。もはや、武器はいらないのだ。君よ天使になれ。