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<10月21日(金)付け岩手日報より>
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『競馬・JBC 来年盛岡開催ならず』

 県競馬組合(管理者・増田知事)が盛岡競馬場で来年開催する予定だった「ジャパン・ブリーディングファーマーズ・カップ」(JBC)が川崎競馬場で開催されることが、20日分かった。組合は同レース開催で17億円の売り上げを見込んでおり、収支の見直しを迫られる。JBCを全国への「再生アピール」の場としたかった組合にとって打撃となりそうだ。
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まずは、このニュースがなぜ「20日分かった」と今ごろ記事になるのかが全く理解できません。地方競馬を取り扱うブログならもう2週間も前にどこでも既出(当日記ブログには関連記事なし(^^ゞ)の内容ですし、だいたい地方競馬全国協会(地全協)公式ホームページでも10月5日(水)付けで告知されています。岩手日報社が5日(水)の時点で記事にしなかった意図と20日(木)になってこの情報が伝わった経緯を知りたいと思いますが。
っていうか、JBCは「ジャパン・ブリーディングファーマーズ・カップ」ぢゃなくて、「ジャパン・ブリーディングファームズ・カップ」ですから。



<岩手日報記事続き>
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 同レースは、大井競馬場と盛岡競馬場を中心とした地方の持ち回りという当初方針から、来年は盛岡開催が有力視されていた。組合の計画では、前回約22億円を売り上げたことから、来年の売り上げは17億円と試算し、再建計画に盛り込んでいた。
 実行委事務局の地方競馬全国協会(東京)などによると、10月上旬の会議で誘致に立候補していた本県組合のほか川崎、大井の各競馬主催者が計画を説明。川崎はレースを2日に分ける案で、41億円の売り上げ目標を主張。組合は来年から新投票方式を始めることや「岩手競馬再生を全国にアピールしたい」との主張を展開したが、協議の結果、川崎に決まった。
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どうでせう。来年は盛岡でという空気が本当に強まっていたのでせうか。これはJBC実行委員会の内部事情がわからないのでなんとも言えないことですが、持ち回りを言うなら未開催の川崎が有利になることは否めませんし、この記事は意図的に今年の名古屋開催に触れていませんし。
ただ、この記述が事実なら、これまであちらこちらで疑問が提起されていた来年の川崎JBC2日間分割開催が、(やはり)売り上げ増大を目論んでのものだったということになります。これがわかったのは副産物。



<岩手日報記事続き>
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 県競馬組合の柴田哲副管理者は「本来は地方をもり立てようとの意味があったはずなのに、売り上げしか考慮されず残念だ」としながら、「開催には相当の経費も必要だ。売り上げは減額せざるを得ないが、最終的な利益はほとんど変わらない」としている。組合の見通しの甘さに批判も起こりそうだ。
 JBCはダート競馬のチャンピオンホース決定戦として2001年から始まり、02年に盛岡で開催。スピードを競うスプリント、最強馬を決定するクラシックの2つのGIレースを1日で行うのが目玉だ。
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岩手競馬否定路線をひた走る岩手日報は後ろ向きの論調に終始していますが、開催地が未決定であった以上、県競馬組合はJBC非開催のケースも想定していたはずですし、またJBC開催が多大な費用を要する金食い虫であることも間違いではないので、数字の裏付けはありませんが柴田哲副管理者の見解も理にはかなったものだと思います。だから、来年のJBC招致競争に敗れた岩手競馬が再来年以降再びJBCを開催することがあるとしても、その時は開催そのものによる直接的一時的売り上げ増だけでなく、後に続く「JBC効果」をどのくらい得ることができるかが重要になってくると思われます。
まぁ、岩手競馬がその気なら、設定距離的にもライバル競馬場的にも近い将来また順番が回ってくることは間違いありません。せっかくソフトバンク社とタッグを組んだのですから、その時に備えてしっかり経営体力をたくわえておいてほしいと思います。



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最終更新日  2005年10月21日 21時41分15秒
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