2008/10/14(火)17:00
自立と選択(お買い物編)
本日は雨のため、まったりと過ごしております。
そうです、休みです。
しかし昨夜、遠方で時間を忘れて話しこんでしまったため電車は途中までしかなく。
中途半端な位置で下車させられ、タクシーに乗り込みました。
楽しい運転手さんだったので、仕事の話、夜の客待ちの話、阪神タイガースの話、デパート統合の話、花火の話、渋滞の話…と到着するまでわいわい喋りながらの帰宅。
不景気。世知辛い世の中。
今まで散々言われ続けてきた言葉。
アレもコレも値上がりしたよねぇ、ふぅ~と溜息をつく。
そして多くの人は、しばらく我慢したら上向くだろう…と耐え忍ぶ。
でも、その暮らし向きを抜本的に変える!という気持ちにはなかなか結びつかない。
「これからどうなるんでっしゃろなぁ~。ほんまやってられませんわ(笑)」と笑う運転手さん。
今日の楽天ブログの管理画面。
「おすすめテーマ」という欄の項目を、見るともなく。
・おうちで作ったお菓子について~♪
・最近何を買いましたか?
・アロマで癒されたい!
・世間話にはかかせません
・はまっている芸人さんはいますか?
・お酒は楽しく飲みましょう♪
・暮らしを彩る音楽
この中でちょっとでも興味を惹かれるのは「音楽」くらいだ(笑)
お菓子を作ったりアロマが好きだったりは趣味としてあるでしょう。
でもやっぱり感じたのは、今までの生活。変化を好まない人たち。
中層意識、みんなが同じならまだ大丈夫だよね、という多数決意識。
不景気を感じる人も感じない人も、今までのスタイルをキープすることで得る安心感。
買い物をする。テレビを見る。お酒飲みつつ噂話・世間話に興じる。
そういう生活スタイルを抜本的に変えてみよう!というところまではまだなのかな?
マスメディアや広告というのは、多くの人の欲望に沿った作りになるか、あるいは自分の意向に沿わせた行動をさせようと誘導する。
広告を見ても、市場はどういう購買意欲を持たせたいのかが、はっきりと見えてしまう。
雑誌は、20代女性はこういう感じ、30代働くOLのデフォルトはコレだよ!と年齢性別別に細かく丁寧にくどいくらいに提案する。
私は購買意欲をそそる工夫をする側なので、その心理的作用はよくわかる。
話は大きくなるが、イルカ波ティの人が大衆を動かす楽しさ・そのあっけなさも理解できる。
「これが流行なんでしょ?」と乗せられてしまうのも自分。
その裏の意図を読み取って、自分の意図を優先させられるのも自分。
何が自分に必要で、それが今手に取っているコレなのか。
それを自分の目で見て、確認して、「うん♪」と言えるかどうか。
他者からの誘導にNo!といい、自分の選択にYes!と言う。
たったそれだけのこと。
暗示やサブリミナルはもういらない。
作為的なものからは遠ざかり、自然の感覚、内なる感情、ピンとくる直感を頼りに。
時々ピンボケしますがね。
気付けばすぐに調整可能です。
気付ければ。