カテゴリ:MIEKO’S THOUGHTS(雑記)
今日のニューヨークの暑さは、ひどいものでした。
明け方の雷雨のせいか、湿度は最高。加えて、地下鉄は洪水のため、全面ストップ。ワールドファイナンシャルセンターにオフィスのあるだんな、Bは、地下鉄が走ってないので、徒歩で通勤。7時に出たのに、会社のデスクに座ったのは、12時だったそうで。 ところで、「アブセント・マインド(=absent-mind)」という英単語を聞いたことがありますか? 日本語に約すと「ぼーっとしている」とでもいいましょうか。 実は、Bはアブセント・マインドなところがあるのです。 とってもインテリジェントですし、頭の回転も速いのですが、何故かアブセント・マインド。 朝から悲惨な目にあったBは、夜帰宅するや、真っ青な顔。 何があったのかときけば、会社のラップトップPCを電車の棚に忘れてきてしまったというのです。 なんて僕はAbsent-mindedなんだとしきりに責めています。 実は、メトロノース線は、改札口というものがなく、夜になると無人なんです。よって、どう連絡をとっていいか分からず家に帰ってきたのです。 メトロノース線のLost&Foundに連絡する電話番号をホームページで見つけて、とりあえず電話するB. 7時16分発のスタンフォード行きで、PCはIBM,その他ワークシャツが一枚カバンには入っていたなどと告げています。 電話にでた方は、親切でBの名前や携帯番号などを聞いてます。 全ての忘れ物は、グランドセントラル駅のLost&Foundのオフィスに預けられるそうで、でてきたとしても金曜日になるだろうと言われ、がっくりしています。 電話を切り、明日はどうしようなどと途方にくれています。 じゃあ、いっそのこと明日は会社休んじゃえば?なんて言ってる私は、即無視され、娘の「It’ll be OK, papa」という慰めに対応してます。 そんなところへ、電話。 なんと電話は、その電車を運転していた人でした。 運転手は、終点のスタンフォードでBのカバンを見つけて、すぐ要るだろうと思い、Lost&Foundへ預ける代わりに、直接うちへ電話してきてくれたのです! 彼によると、その電車は折り返し、グランドセントラル駅へ戻るので、Bの住むニューロシェルの駅には、9時50分頃停まるので、その頃、電車の一番先頭が停車する辺りで待っているようにというのです。 You made my day! とパーッと表情の明るくなった彼は、信じられないよ!と出かけていきました。 そして、今、黒いカバンと共に帰ってきました。 お礼にワインでも渡そうとリカーストアに寄ったのですが、閉まっていたので、20ドルを渡したそうです。運転手は、一見モーターバイクなどを乗り回してそうなギャング風の方だったそうで、人は見かけによらないとはこのことですね。 とりあえずPCがでてきて良かったです。 何でもマニュアルどおり、落し物は、Lost&Foundへ持っていくというのではなく、状況によって柔軟に対応してくれる人がいるというのは本当に有難いですね! ラッキー、Bくん、今度は気をつけてね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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