牽牛子(けんごし)塚古墳
明日香村の牽牛子塚古墳の石室は、今まで、自由におりて見学することができていました。( 直木孝次郎と奈良・万葉を歩く(秋冬)価格:1,785円(税込、送料別)P113 からんが、これからは、なかなか、近づくのも難しそうになりました。^^この石室は、凝灰岩(写真)でできていて、今回、調査のすすんだのは、その石室を囲む柱状の巨大な切り石部分。そこは、安山岩(写真)でできていたそうで。古墳の形状八角形のことをアサガオの漢名で「牽牛子」といい、墳丘をこのかたちにするのは、天皇のみだとか。被葬者は、「石の女王」とよばれていた、女帝、斉明天皇と、その皇女、間人皇女(はしひとのひめみこ)のふた柱とほぼ断定したよう。「間人皇女と同年代の女性とみられる歯などが出土していた」って!ドキドキしますね~~もう、今や、ツタンカーメン王の死因だってつきとめることができる世の中なのだし、歯で性別、年齢を特定することなんて、なんでもないことですね。^^あちらのほうが、さらに、2000年遡るそうなってきたら、あの、益田岩船の奇岩、巨石も、斉明天皇と、間人皇女の石室と用意されてたのかも?と、思えてきます。こちらは、花崗岩(写真)なのだそうですが、現在の様子は(朝日新聞2010,8.4(夕))「ますます勝手に 関西遺産」からこんな感じで、竹がうっそうと生い茂ってます。ところが、昔は、こんな感じだったようで(「直木孝次郎と奈良万葉を歩く(秋冬)」p111から 「大和名所図會」1791(寛政3)年 )この30年ぐらい前までは、下の図のようだったようです。竹は、山を手入れしないと、どんどんはびこってきてしまいますから。奈良のあちこちに点在する、不思議な石の謎が、すこしずつ解明して行くのではないでしょうか。どきどきしますおもしろいところで、火の路(上)新装版価格:740円(税込、送料別)火の路(下)新装版価格:740円(税込、送料別)なども読んでみたくなりました。行ってみたいところ、読みたい本、、、、秋ですね。