2008/11/29(土)02:07
~カンボジア学校建設プロジェクト、藤城清治先生の作品に感動~
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“カンボジアに幸せを“の影絵になる前の下絵
先日、テレビ行列の出来る法律事務所の番組で、カンボジア学校建設プロジェクト企画に参加
した芸能人、漫画家、芸術家たちが出品した作品のオークションを放送していたのを見た。
スポーツ界からアントニオ猪木、海外からチェ・ジウ、漫画界から銀河鉄道999の松本零士
釣りキチ三平の矢口高雄、キン肉マンのゆでたまごなど私でさえも喉から手が出るほど欲しい
作品が多数あったが・・・
なんせ落札価格がハンパではなかった!ほとんどの作品が数百万で落札され、中でも最も高額
だったのが長渕剛の木の板に直に描いた不動明王作品で800万円だった!
また、最高額には届かなかったものの上位ベスト3ぐらいにつけたのが、私が尊敬する影絵の
藤城清治先生(1989年紫綬褒章叙勲、1995年勲四等旭日小授章受賞)の作品“カンボジアに幸
せを“だった。
出演者の芸能人同士でも欲しいと競っていた程で、デヴィ夫人が「300万なら購入する」と
手を挙げていたが、結局一般参加者が450万円で落札したのだった。
私は、この作品を数ヶ月前に個展で目にしており、作品の大きさと伝わってくる温かさで見入
ってしまったのであった。
ココでは、完成作品と並んで影絵になる前の下絵(↑の写真)も展示してあり、藤城先生がど
うやってこの大作に至ったかの熱意に触れる事が出来た。
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これが450万円で落札された完成作品!カンボジアの子供たちの元気、温かさが伝わってくる
この番組、また藤城先生の作品からもっと外に目を向けて、日本以上に苦しみ困っている子供
たち、人々が居ることを再認識させれた。
普段は自分や身の回りの不幸、貧しさにばかり目がいってしまい、感覚が麻痺している所が
多々あるので、時には世界に目を向けて自分達が恵まれている立場にあることを認識する必要
があると思った。
個人一人一人が、心の片隅にこういった想いを抱いておれば、自分&他人に対する「不満」や
「物事を誰かのせいにする」ことは起きないと思う。
師走の前にもう一度、人間としての原点を見つめ直してはいかがだろうか?