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2019年04月23日
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カテゴリ:古代御牧資料室
◎天平3年(731)12月21日【続日本記】
◆甲斐国守…田辺広足。在任。
 

◎天平3年(731)12月21日【続日本記】《詔神馬》

…朕は君主として全国に臨み、すべての人々をはぐくみ、日が傾くまで食事をとることも忘れ、夜は寝るのに床をのべるのを忘れるほどである。ここに治部卿で従四位上の門部王らが奏上していうのに「甲斐国守で外従五位下の田辺史広足らが進上した神馬は、体は黒色で白いたてがみと尾があります。謹んで符瑞図を調べてみると、『神馬は河の精である』とあり、また援神契(孝経)には『徳が山や岡の高きに達する時、神馬が現れる』とあります。これはまことに大瑞というべきです」と。しかしこれは朕の徳によるものではない。祖先や国の守り神の賜ったものである。不徳の朕がどうして一人でこれを受けるべきであろうか。天下の人々と共に悦べば、天意にかなうであろう。
…そこで天下に大赦して、孝子・順孫・高齢者・男女のやもめ・みなし子・独居の老人で自活のできない者に恵みを与えよう。馬を獲た人には位を三階昇進させ、甲斐国の今年の庸と調を免ずる。甲斐国の国司および史生以上の者と、瑞を獲た者に、地位に応じて物を賜った。
《筆註》
…甲斐から献上された神馬(じんめ)は当時の吉祥の一つとして進上された。甲斐国以外にも進上した国があり、それは年譜の中に掲載してある。また新羅国からの献上された貢ぎ物の中に馬も見える。





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最終更新日  2021年04月24日 07時21分36秒
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