山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

2021/04/24(土)07:11

柳沢出羽守保明と馬 甲斐黒と云う馬

柳沢吉保 山梨北杜資料室(59)

柳沢出羽守保明と馬  ◇元禄四年六月二日、(綱吉が)柳沢兵部安貞をめして午前に御馬を給ふ。…『徳川實記』…  ◇元禄十四年三月二十一日、(綱吉が)御用人柳沢出羽守保明が邸に初て成らせ給ふ云々。御引出物たまはる旨仰あり、中津山といふ御馬に因幡入道貞景が作の鞍置て、厩預諏訪部文九郎成定庭上に引出る。云々…『徳川實記』 ◇元禄十四年八月二十六日、柳沢出羽守保明に仙台鹿毛馬、府中栗毛馬、長子越前守安貞に府中鴇毛の馬を賜ふ。 『一話一言』 或る時清水太郎左衛門、甲斐黒と云ふ馬を一匹持ち、一日大豆を一斗喰ふ悪馬なる故乗るものなし。馬屋の内に出すには中間六七人ありて綱を付て引き出す。鞍を置くことならず。太郎左衛門此馬を飛乗り鞭を打て走る時、股にてしむれは立所に血を吐きて死す。』云々  …参考…  抑(そもそも)木曾に産馬の聞けしは、往古甲斐源治の一族たる逸見氏の軍馬より其種を取れりと古書に見えたり。  …『畜産諮詢会記事』

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