山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

2021/04/17(土)13:49

元禄六年(1693)『芭蕉書簡』荊口宛。 山□素堂・原安適など詩歌のすきもの共入り来たりて

山口素堂資料室(513)

元禄六年(1693)『芭蕉書簡』荊口宛。   琶蕉----   ほととぎす声や横たふ水の声  と申し候に又同じ心にて   一声の江に横たふやほととぎす    (中略 水間沾徳といふもの訪ひ来たれるに、かれ物定めの博士なれと、両句評を乞ふ、沽日く、横江の句文 に対して之を考ふる時は句量尤もいみじかるべければ、江の字抜きて水の上とくつろげたる句のにほ ひよろしき方のおもひ付くべきの条申し出候。 兎角する内、山□素堂・原安適など詩歌のすきもの共入り来たりて、水の上の究めよろしきに定まり て事やみぬ。…当年は江戸につながれ候     荊口雅老人              はせを

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