混乱する和歌の世界(小笠原、逸見、みつ(美豆)、御牧)
《筆者注…六帖夫木集云歌集題駒牽甲斐或伊豆とある》
都までなつけてひくは小笠原へみの御牧の駒にや有ける 紀貫之
小笠原みつの御牧にあるゝ駒もとればぞ馴るこらが袖かも 作者不知
をがさわらみつの御牧のはなれ駒いとゞけしきぞはるはあれ行 顯仲朝臣
なつくともいかゞとるへき草わかみ三つのみ牧にあるはゝる駒 基 俊
小笠原すぐろにやくる下草のなつまつあるゝつるのふち駒 仲實朝臣
春ぞみしみつの御牧にあれし駒ありもやすらん草がくれつゝ 従三位家隆
日を經つゝみつの野澤のまこも草あをめははるの駒ぞいばゆる 俊成卿
筆者注…この「みつの御牧」は「美豆の御牧」で甲斐の御牧ではない。 小笠原や逸見の牧の所在も現在の比定地ではない可能性もある。
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最終更新日
2020年07月26日 07時45分22秒
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