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『日本の名家・名門人物系譜総覧』「小川家(文人・学者)
別冊 歴史読本 『日本の名家・名門人物系譜総覧』 新人物往来社編 2003・8・9 一部加筆 山梨歴史文学館
小川家は、日本最初のノーベル質受賞者、湯川秀樹を生んだ家系である。
秀樹の父、小川琢治は東大理学部を出た地質学者で京大教授。紀州田辺藩の儒者浅井篤の末子だったが、大学時代に学資不足から小川駒橘の養子になった。ちなみに駒橘も養子である。 長男、芳樹は東大工学部冶金学科を出て同大工学部教授。 次男は京大史学科へ進み初代桑名市長貝塚栄之助の娘と結婚、中国古代史研究の第一人者となった貝塚茂樹。 三男が秀樹で、夏目漱石も入院した湯川胃腸病院の創設者湯川玄洋の女婿となる。義父、玄洋も女婿。 茂樹も秀樹も父と同様、婚家からの資金援助を受けて研究を続け、大きな業績を残した 四男環樹は中国文学専攻で京大名誉教授。 五男の滋樹は早世した。 長女香代子は、京大名誉教授小川梅三郎の息子で神奈川大教授の小川一清と結婚。 芳樹の妻も梅三郎の娘で、芳樹の二人の子供は研究者と大学教授に嫁いだ。 次女妙子も、夫は京大名誉教授。その子も京大教授となる。貝塚茂樹の息子は東大教授。 環樹の妻は京大学長浜田耕作の娘で、浜田の息子二人も学者である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月04日 19時58分13秒
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