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2020年12月21日
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カテゴリ:俳人ノート

甲斐の俳人 拾い読み 『新編 信濃史料叢書 巻22巻』

 

 新編 信濃史料叢書 第22巻 信濃史料刊行会編

  一部加筆 山梨 山口素堂資料室

 

『道の落穂』

 

  月を見る人にうまれよ峰の松

 

 左良紫那記行(更科)

 

 江戸俳人

 

十六日、晴天。兎に角こゝろすぐれねば病の伽には

昔恋しき人々を算て秋の哀をこゝろむる。

 

庖丁のかた袖くらし月の雲    宝井其角

白鷺の簑ぬぐやうに后の月    々

  平家也大平記には月も見ず    々

脇差の鞘に霜あり後の月     正秀

菊の後外に花なし月の影     各支考

かりかけし庵の噂やけふの月   丈草

名月や向ひの梯屋照らさるゝ

降兼て今宵になりぬ月の雲    尚白

影二夜たらぬ程見る月夜かた   杉山杉風

舷をきざまん月の落処      衛門

月ひとり柳散残る木間より    山口素堂

楽しさや二夜の月に菊添へて    々

椋の本のむく鳥ならじ月と我    々

浦のすがた月や産けん須磨明石  似舟 

名月や国侍の俄客        森川許六

みそ塩をはなれきつてや秋の月   々

十六日夜の色をたとはば梅の花  野坡

后の月ひそかに喰ぬ菊のむし   々

分別をはなれて海の月夜かな   内藤露沾

青鷺のきめつと啼出すけふの月  服部嵐雪

高笑ひ月見る人に見下げたり   々

名月に犬ころ捨る下部かな    与謝蕪村

 

 甲斐俳人

 

名月や何処にどうふして杜鵑   可都里

 

 『みはしら』 甲斐俳人

 

  白雨や(むくろ)






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最終更新日  2020年12月21日 19時58分57秒
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