カテゴリ:松尾芭蕉資料室
芭蕉、其角宛て書簡 『新山家』 一通
草枕月をかさねて露命恙もなく、 今ほど帰庵に赴き、 尾陽熱田に足を休る間、 ある人我に告げて圓覚寺開発寺大嶺和尚、 ことし睦月のはじめ月まだほのぐらきほど、 梅の匂ひに和して遷化し給ふよし、 こまやかに聞え侍る。 族といひ無常といひかなし さいふかぎりなく、 折節のたよりにまかせ先 一翰輪投机右而已。 梅懸て卯の花拝むなみだかな 四月五日 はせを 其角雅生 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月22日 07時22分58秒
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