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杉中さん

杉中さん

Rial momotaroプロローグ

時ははるか昔。

鬼ヶ島という巨大な軍事力を持つ帝国があった。

鬼ヶ島は朝廷を最新の兵器や戦車で滅ぼさせると、国民を虐殺したり、拷問していた。

しかし、その朝廷の生き残りで結成した、反帝国軍があった。

その名は


「鬼火団冴」


指導者は尻太郎である。尻太郎には女房と1人の息子がいた。

息子の名前は「桃太郎」である。

尻太郎は農民に食料など分け与えて、国民から高い支持を受けていた。

しかし、鬼ヶ島がそんなこと放っているわけではなかった。

鬼ヶ島はすぐに鬼火団冴の弾圧に向かった。



鬼火団冴の兵力はたったの200人であった。

鬼ヶ島の兵力12万と比べると虫けらであった。

鬼火団冴の大半が逃げ出した。

気がつくと尻太郎は一人で鬼ヶ島と戦っていた。

尻太郎は捕らえられた。

そして街中での処刑が決まった。

その処刑を桃太郎は見ていた。

尻太郎は静かに微笑みながら首を落とされた。

尻太郎、38歳4月のことだった。

尻太郎の首は街中の真ん中で晒された。

その首を見ながら桃太郎は鬼ヶ島討伐を決心した。

桃太郎、14歳5月のことだった・・・・・・



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