愛すべきものすべてに

ここのところ連日テレビや新聞、雑誌等を賑わせているフジテレビとライブドアのニッポン放送の株取得とそれに関連する一連の報道。

さてどっちに軍配が上がるか？なんて結構煽っているが、オレら視聴者にしてみたら「もうどっちでもイイよ！」ってカンジだよな。
なんか伝わってくる話を聞いた限りでは、やり口としてはどっちもどっちってな印象も受けるしさ。

少なくとも楽天とライブドアで争った、プロ野球新規参入の話の時よりは世間は興味を持ってないって事は確かだ。
今回は企業同士の直接対決（？）だから前回よりもバトル的要素は強いんだけど、単なる経営者の意地の張り合いみたいにも見えて興ざめだな。新聞の一面で扱うようなネタじゃないよ、これは。というよりも、ニッポン放送の株を所有する他の企業や個人、あるいは争っている二社の他の社員達を全く置き去りにしている感じでなんかいただけない。

大体ホリエモンにしてもヒエダモンにしても（←いやそっちはそう呼ばないだろ、普通。）どっちも悪役キャラっぽいんで、見てる方だってどっちについていいのかわかんないよな。（そうゆう問題か？）

しかしホリエモンはフジと提携して一体何をやろうってのかね？
世間じゃ今回のやり方（時間外にニッポン放送株を大量に取得した事）が悪かったので、フジは難色というか嫌悪感を示したんだ、みたいなカンジになってるけど、それは少し違うと思う。

もちろん突然の買収劇のようなその状況では”ハイやりましょう”とフジは答える気にはとてもなれないだろうが、たとえどんな状況下でも答えは”ＮＯ”だったろう。提携後の具体的なビジョンが無く、またメリットも無い事が明らかだからだ。
まぁそれがわかっていたからホリエモンは、今回のような奇襲策をとるしか方法が無かったのかもしれないが。こうしてしまえばイヤでも首をたてに振るだろうって考えたワケだ。

だがテレビとインターネットの融合などと言うと、一見夢がある未来型の報道形態のように思えるが、元々一方通行で成立してきたものに相互の通信を取り入れる事など出来るはずがない。それをやってしまったら、報道する側と視聴者側の境界線が曖昧になり、バランスがとれなくなってしまう。伝える方は常に一方的で我々は自己の責任においてその内容を選択し、識別すればイイのだ。

確かにそこには大きな危険性も問題もあるが、そこにネットの要素を導入したところで何も解決はしない。むしろ情報の漏洩等新たな問題を生む可能性だってあるのだ。フジが手を結んでいい事なんか何もありゃしないよ。

堀江社長はプロ野球参入失敗後、競馬場経営に興味を見せたりと企業の”顔”づくりに必死なようだ。それならば今回の話に早いとこケリをつけて是非ともお願いしたい事があるんだけどなぁ。
あ、でもその話はまた次回に・・・・・。


（これはドラえもん。リモコンを使った「フェロモン機能」があるらしい！？）
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