テーマ:携帯電話って・・・!?(411)
カテゴリ:生活
もう数年前の話だ。
いや、携帯電話が普及する前の話だから、結構昔の話である。 家に帰ると留守電のランプが点滅していて、10件以上もメッセージが 入っていた事があった。 普段は入っていたとしても1件か2件といったところなので、これは 明らかに異常な事態である。 さては何かあったのかとドキドキしながら(再生)を押す。 すると流れてきたのは、全く聞き覚えのない女性の声だった。 “もしもし。みっちゃん?今日だけど、大丈夫だよね?待ってるから♪” え~~~~ッ!?誰ッ!?なんかものスゴくワクワク声なんだけど・・・。 もちろんオレは“みっちゃん”なんて呼ばれた事など一度もない。 さらにその声のメッセージは続く。 “もしもし。みっちゃん?・・・えっと・・・また電話します!” いやいやいやいや!もうしないでイイッて!間違ってるから、かけるトコ。 それにしてもヘンだ。その頃オレは自分の声で留守電の応答メッセージを 吹き込んでいたし、最初に名前だって言っている。 それなのに?・・・・である。 そしてまだまだ彼女の熱いメッセージは終わらなかった。 “もしもし。みっちゃん?どうしたのかなぁ。待ってるよ。” どうもこの女性は、“みっちゃん”なる男性を自宅で待っている様子だ。 そんで来ないもんだから、ちょっと不安になり始めている。 ん!?ってコトは残りの数件も全部コイツか!? “もしもし!みっちゃん!どうしたの?!来ないの?!(怒)待ってます!!” うわ~~ッついに怒り出したよ。でもオレ、全然カンケーねんだけど。 結局この日のメッセージは全てこの声の主からのものであった。 その声のトーンから彼女の心境の変化を辿ってみると、 トキメキ&ドキドキ→→不安&心配→→苛立ち&怒り→→失望&あきらめ といったカンジで、最後にはもう無言のメッセージになっていた。 あらためて最初から聞き直すと、その経過がわかってすごくオカシかった。 またそれと同時に、おそらくはデタラメな電話番号を教わった上に 約束まですっぽかされた彼女に、ちょっと同情なんかもしたな。 実はこれには後日談がある。 翌日の夜、その声の女性から電話がかかってきたのである。 「ハイXXXX(オレの本名)です。」 「えッ!?クモオカさんのお宅じゃあ・・・・。」 「いや、違いますよ。」 「!!! ご・・・ごめんなさい。し、失礼致しました・・・・。」 なんだかさらに気の毒になってしまったが、ここで間違い電話である事を はっきりさせとかないと、オレん家の留守電機能もパンクしそうだったしな。 最近じゃあ自宅の固定電話にしろ携帯にしろ、みんなメモリー機能を使う 事が多いせいか、間違い電話がかかってくる事もほとんど無くなった。 今の携帯にしたって使い始めの頃こそ何回かあったが、ここ1,2年は全く 無いし。 それにしてもさぁオレ言いたいんだけど、何で携帯の間違い電話って オヤジばっかなのかね? 中にはいきなり用件切り出してくるようなバカもいるし。 たまにはあってもイイと思うんだよな。綺麗な声の間違い電話とか。 「はい。もしもし?」 「あ、ゴメンなさい。間違えました・・・・・。」 「いいえ。」 そんでもって数秒後、またかかってくるわけ。 「あの・・・・・。」 「あぁ~さっきの方。エッ!ど・・どうしました?」 「実は今すごく困ってる事があって、知り合いに何度も電話してるんです けど、全然つながらなくて・・・・。」 「困ってる事?それってどんな事です?」 そんで、その困ってる彼女(美人。原史奈似。あるいは伊東美咲似でも可。) をオレが無事救出し、そこから胸ときめくストーリーが始まる・・・・。 すでにそのエピソードのタイトルも用意しているぞ。 ズバリ「電話男」だッ!!(←思いっきしパクリぢゃね~かよ!!) (かつては夢のツールだったテレビ電話も今や常識。ネットやメールも 出来る・・・・らしい。) フレッツフォン VP1000 (相手の顔が見えないと困るんだよねぇ。身振り手振りも使えないし。) とっさのテレフォン英会話 (今週の推薦曲) K /Girlfriend (韓国出身ながら、“純粋にJ-POPを目指す”Kのシングル第3弾。 前2曲よりもシンプルな曲調だが、カップリングにおいては一転 してソウルフルな歌いっぷりを聴かせる。新境地を開いた1枚。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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