愛すべきものすべてに

帰ってきたぞ～！！
そんでもって行ってきたぞ～！北海道～ッ！！

北海道に行くのはこれで二度目だが、今回の目玉はなんといっても
日本最北にありながら、入場者数日本一という旭山動物園である。

オレはレンタカーで行ったのだが、入園前にまず驚かされるのが
周辺に公共の無料駐車場と民間の有料駐車場が混在している事だ。
これがまた紛らわしくてさ、有料（500円）の方は係員が入口でさかんに
誘導灯を振って引き込もうとしてたりする。
予備知識が無ければオレも間違って入っていたかもしれないな。
・・・・って言っても、たかが500円の話なんだけどね。

そして入場後に驚かされるのは人の多さである。
そりゃあなんてったって、上野動物園をも上回る入場者数を誇る
動物園だからな。
多少の覚悟はしていたが、平日にもかかわらず予想をはるかに超える
盛況っぷりなんだな、これがまた。

さて一部の人は既に承知の通りだが、オレのお目当ては“空飛ぶペンギン”
が見られる「ぺんぎん館」である。
まさか知らない人はいないと思うが一応説明しておくと、ペンギン達が
泳ぐ水槽の下がガラス張りのトンネル通路になっていて、そこから
見上げるとスイスイ泳ぐペンギン達がまるで空を飛んでいるかのように
見えるというものなのだ。
ＴＶでもずいぶん取り上げられているので、見た人もいるだろうな。

し・か・し。
これはもう是非是非自分の目で実際に見て欲しい。
いやもうマジで文句ナシにカワイイし、空の色と重なった水中の彼らは
とても美しいのである。
ＴＶではサーッとすばやく泳ぐ映像がよく使われているが、オレが見た時
はむしろ優雅にフワーッと舞うように泳いでいる様子で、それがなんとも
幻想的であった。
例えるならば、そこはまさに夢の世界。
「空を飛ぶペンギンの夢を見た。」といったカンジなのだ。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「ぺんぎん館」と並んで人気なのが「ほっきょくぐま館」と
「あざらし館」であるが、これはもうホントに人多すぎ！
ありえないってくらいに人がいるのだ。
話題にもなっているし、なんとかイイ写真を撮ろうとみんな必死に
なってるといった様子でもあった。
それにしても白クマとアザラシでこんなにも客が呼べるとは、まさに
“行動展示”バンザイといったところだろうな。
いや、でもアザラシはカワイイぞ、よく見ると。







オレ個人としては、空飛ぶペンギンが見られただけで大満足なのだが、
冷静に全体的な印象を述べるならば、正直まだまだ地方の一動物園の
域は出ていないと思う。
話題性によって入場者数もえらい事になっているが、実際のところ
上野動物園と比べて動物の数も圧倒的に少ないし。

ただ、動物達の行動を今までにない視点で見られるようにしたその
アイデアはとても素晴らしい。
一時は閉園とまで言われた動物園を、その発想の転換によって大逆転
勝利に導いたのである。
今はまだ発展途上といったカンジなので、さらに進化してゆくであろう
今後の旭山動物園に期待したいと思う。
まぁそうは言っても、次はいったいいつ行けるのかわからんが。


（人なつっこいペンギンはどこにでも１羽はいるもんだな♪
ってゆ～か、こいつらはこいつらで人間に興味があるみたいだぞ。）

(５枚ともphoto by mihiroGT)



旭山動物園の奇跡


旭山動物園の可愛いしろくまのぬいぐるみ