2007/10/18(木)09:43
やれるのか?オイ! どうなんだよ!?
やれやれ、今日の夕方からは各局がこの話題だよ。
亀田親子の謝罪会見。
頭を丸め終始うつむいていた亀田大毅選手は、
心身衰弱の状態にあるとして、一言も発しないまま退席した。
ま、それはイイとしてだ。
いやホントはよくねえけど、問題はとにかくあのオヤジだよ。
アイツはトレーナーでもあり、父親なワケだからな。
アイツはよ、あれで謝ってるつもりなのか?
それとも今まで一度も人に頭を下げた事がないから、
謝り方ってモンを知らねえってのか?
オレが気に入らねえのはさ、この会見に先がけてオヤジが
マスコミに発表したコメントがあるからなんだよな。
“大毅は帰宅してから翌朝の4時までずっと泣いていた。
あれからずっと悩んでいる。『一日も早く前向きになって
くれよ』と話している。”
ハァ!? だからなんだって言うんだ?
朝まで泣きゃ、すべて許されるってのかよ。
だったら、世界中の犯罪者の大半は無罪だ。
第一、悔しくても悲しくても人は泣くだろう。
反省していると言いたいのなら、そう言葉にするべきじゃねえのか。
それによ、何よりもまず相手選手である
チャンピオンの内藤大助選手へ謝罪するのが筋ってもんだろ。
ったく、ボクシングがどうこうって言うよりも、
人としてどうあるべきかってのを、小学生レベルの「道徳」から
教えてやらなきゃいけねえな、あの親子には。
JBC(日本ボクシングコミッション)も、今まで随分と大目にみてたよな。
なにしろ亀田兄弟は、ボクシング人気復興の起爆剤だから。
でも結果は、見事なまでに裏目に出ちまった。
これじゃまるで覚醒剤撲滅キャンペーンに起用したタレントが、
覚醒剤の所持で捕まったってなカンジだな。
いい機会じゃねえの?
あの親子にとっても、JBCにとっても、TBSにとってもさ。
一年間ライセンス停止って言ったって、トレーニングはいくらでも
できるわけだし。
テレビで試合を見る限り、身体能力は結構イケてると思うから、
まだまだこれからの可能性ってのは充分あるだろう。
ま、ただオレ的には、亀田兄弟のボクシングってのは
あのオヤジとの関係性の中でこそ続けられたものなのかなって
疑問もあるんだけどね。
ハードなトレーニングも、派手なパフォーマンスも、
そしてあの独特のファイトスタイルも、
すべては家族という極小のテリトリーにおいて完成されたものだろ。
その独自性がユニークさとしてもてはやされ、各メディアを賑わせてきたが、
今回の件で、実質その形は消滅せざるをえなくなったワケだ。
言ってみりゃ、これからがホントにホントの勝負どころだな。
このままクサッて辞めていくのか、ここからスッパリ心を入れ替えて
ボクシングを続けていくのか。
まぁアレだ。
ここから這い上がって復帰した時にこそ、本当の声援と評価を受ける
意味と価値があるんじゃないかな、大毅選手は。