2016/03/08(火)11:03
かしこい子ってどんな子か。
先日、といっても半月くらい前のこと。
宇治市で、ドイツなどヨーロッパの木のおもちゃ、ボードゲーム、
絵本、児童書、保育の書籍を扱ってる
「キッズいわき ぱふ」(http://www.kidspuff.com/)の代表、
岩城敏之さんの講演を聴く機会がありました。
お世話になってる子育て支援サークル代表の寛げるご自宅が会場、
まるでプライベート講演。しかも美味しい雑穀ご飯や持ち寄りの手作り料理もいっぱいで
(わたすは手ぶらでしたが)豪華ランチパーティ付。
とても勉強になり、
とても楽しかったですす
岩城さんが大量に持ってきてくださった玩具やゲームで小一時間も遊び、
それからが講演でした。
ゲームは、頭と体を使うもの。
神経衰弱のように絵柄を合わせるものや、
耳で聞いた情報(例えば生き物の特徴)からその絵のカードを探すとか、
見た色の組み合わせを瞬時に手元のカラーカップで再現するとか、
そしてゲームであるためどれも早い者勝ち。スピードがいります。
「頭つかう〜反射神経いる〜」とかなり熱くなったのですが、
対象年齢は4歳って。。。orz
どんだけ普段わたしは頭と体を使ってないのか。
また、子どもたちって、どんだけスゴイんだー。。。
ちなみに、私が一番気に入ったのはこのカード遊び。花合わせ。
賭事ではなく本来の雅な、日本最古の花札の画を復刻したのだそうです。
http://kleeblatt.jp/game-25.html
いずれも美しい日本の色!うっとりします
今はゲームといえばDSだったり、テレビのキャラ玩具。
特に変身ヒーローものの玩具の更新の早いこと早いこと…
サンタさんにお願いされるのも、ほとんどがそうだと聴いています。
先進国では日本だけの特殊な状態なんだそうで…。
岩城さんのお話の中で印象的だったのは、有名な
「母性は本能ではない、子育てはみんなでよってたかってするものだ」のほか
賢い子ってどんな子か。
それは「アルプスの少女ハイジみたいな子ども」だと。
生まれてきたことを喜び、生きていることを喜び、
自分に与えられた能力を思う存分発揮して、自分を幸せにして、
そのことによって周囲も幸せにする子ども。。。
自分を幸せにって表現がとてもいいなと思いました。
また、赤ちゃんをよく知らない私には、赤ちゃんのことも。
赤ちゃんは退屈でも泣いてる。
「相手をして、楽しませて、幸せにしてくれ〜」と泣いてる。
そんなときは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と必ず二回、
背中を軽くポンポンしながら言うんだと。
すぐ泣きやまなくてもそれを何度もして、
それから音を出して、顔を音に向けさせてって。
大人だって、SOS出した時、相手にされなかったらがんばれない。
「大丈夫、いま助けに行くから、もう少しがんばって」とか
反応してもらえるから、頑張れるんだと。
しみこむ言葉でした
後日、たまたま会ったお手洗いに行きたいママが、私に「ちょっとだけ見ててください」と
赤ちゃんを抱かせてくれたのですが、即泣き
そりゃそうよね。いつもなら焦っちゃうんですが、岩城さんの話を思い出して
「だいじょうぶ、大丈夫〜」と何度も言って、鈴の鳴るおもちゃを振り振りして、
なんとか待ってもらいました(^^.)
また絵本で子育てセンターの先生に得意げに
「岩城さんってご存知ですか?こないだ講演聴いたんですよ!」って言いかけたら
「知ってるわよ〜」と言われてしまいました。
そ、そうだったのね、後れ馳せながらよかった
本当に貴重な機会でした。
ありがとうございました(*´∇`*)