カテゴリ:音楽
Cirque du SoleilのAlegria2を見に行ってきた。前に2度ほどラスベガスでCirque du Soleilのショーを見て、そのたびに感激した。超人間的な技も、もちろんすごいと思うのだが、私はそれ以上に、舞台全体としての芸術性にいつも感激する。音楽、照明、ステージングの全てが創造性に満ちていて、観客を完全に異世界に入り込ませてしまう。
Cirque du Soleilのウェブサイトで団体についてのページ(http://www.cirquedusoleil.com/CirqueDuSoleil/en/pressroom/prinfo/backgrds/cdsbackgrds/cdsatglance.htm) を見ていてびっくりしたのは、1984年の創立時にはたったの76人から始まったのが、今では600人のアーティスト(パフォーマー)を含む3000人もの従業員(40カ国の国籍、25の言語)がいるとのこと。また、1992年以来、助成金や寄付を一切受けていないとのこと。それだけ興業が成功しているわけだ。 非営利の芸術団体はどこの国でもどんな団体でも、聴衆集めや寄付集めに苦しんでいるわけだが、Cirque du Soleilのような成功例を見るとちょっと複雑な気持ちになる。究極のエンターテイメントと言っても良いくらい観客を楽しませることができるこのCirqueから、何を学べばよいのだろうか?エンターテイメントは、聴衆を教育するなどということは言わずに、エンターテイメントという枠の中にとどまるべきなのだろうか? 文化芸術を提供するということと、エンターテイメントの違いについて、考えさせられる時間だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 12, 2005 10:49:23 PM
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