今日の夜は、文化庁の派遣で海外の芸術団体で研修をしてきた人たちの成果発表の場に行ってきた。今日の発表者はフランスで現代劇やコンテンポラリーダンスの団体についての研究をしてきた人だった。フランスで公演をしたいと思っている日本の団体はどういう戦略をもって企画をしたらよいのか、というようなところにまで話が及んで面白かった。
発表のあと、2人の女性と話す機会があった。まだ音大を出て間もないくらいの若さだが、1人は作曲家、もう一人は能のアーティストだった。去年の4月には、彼女が作曲した能を取り入れた「マクベス」というオペラをNYに持っていったそうだ。聞いてみると、かなり勢いで行ったという感じだが、この勢いこそが若さの特権だな~と思ってしまった。結局思ったように助成金が出なくて150万くらいの赤字だったそうだが、それに懲りることもなく、今年はロンドンにツアーに行きたいそうで、今色々な企業と掛け合ってみているそうだ。私自身は彼女達の公演のビデオを見ていないので、実際の質については何ともコメントできないが、この行動力は素晴らしいし、ずっとこの純粋さを持ち続けて欲しいと思った。
結局、私の知り合いで英国と日本の演劇界の橋渡しをしている人を紹介して別れたのだが、彼女たちにはとっても素晴らしいエネルギーをもらったような気がした。こういう風にしっかりと活動している若手のアーティストたちがもっと活躍できるような仕組み作りを手がけていきたい。
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Last updated
January 21, 2005 01:21:51 AM
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mihomiho628
芸術団体やNPOによるファンドレイジング、日本や米国の寄付文化について、クラシック音楽の楽しみ方について、そして日常のことなど、色々なことにふれていきたいと思っています。
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