カテゴリ:NPO
今日は初のボランティアに行ってきた。先週パブリックリソースセンターの方とNPOの運営や資金調達についてお話ししていたとき、自分の芸術分野以外での経験のなさについて実感した。そのミーティングのあと、音楽とは関係のない分野でのボランティアを探してみた。そうしているうちに見つけたのがもやいという自立生活サポートセンターである。ここでは野宿者、DV被害者、生活困窮者などが自立生活を始めるために必要なアパート入居時の連帯保証人サービスやその他の人的ネットワークなどを提供している。
ウェブサイトで見て興味をもちメールをしたら、すぐにお返事がきて、「次のスタッフミーティングに参加して雰囲気を見て下さい、」ということだった。それで今日の仕事のあとに飯田橋にある事務所(といってもアットホームなちいさなおうち)にうかがった。何も組織のことを知らずに、一歩足を踏み入れた途端スタッフミーティングに参加、というのもかなり珍しいかも知れない。でもその1時間半でかなりどういう活動をしているのかが把握できた。 そのあとはスタッフが実際に色々な相談にこられている方達とお話しする場に混ぜて頂いた。そこでは一気に現実に迫られた感じだった。 聞いているだけで辛くなるようなお話もあったが、ここでのサービスの根底にあるのは自立生活の支援。だからかろうじてポジティブでいられたのかもしれない。 このもやいの連帯保証人のサービスは多くの人たちに必要とされており、相談のための面談は5月まで一杯の状態。想像できるように、契約後のトラブルも多々発生するらしく、それらのトラブル対応やフォローアップの仕事もたくさんある。横浜市では、もやいが提供しているようなサービスを行っているらしいが東京都ではまだ未対応。最近この団体のスタッフが都の方に話を持っていったらかなり反応はよかったらしい。東京都が一日も早く、こういう方達の自立生活支援のための具体的な活動を始めてくれればいいなと思う。 苦しいときにこうやって本気で色々なことを一緒に考えてくれる人たちが存在するというだけで、気持ちの負担もずいぶん違ってくると思う。私も自分にできることを精一杯やっていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[NPO] カテゴリの最新記事
|
|