愛知・名古屋以西の山田美鳳‥現代レイキ・四柱推命占い・ヒプノ

2019/07/08(月)07:37

★人生、山あり谷あり

その他(816)

「やっぱり伝統を守っているだけじゃ、ダメなんだよね。 現代に合う物に変化させないと、生き残っていけないんだよね。」色々な伝統文化が、伝統文化だけでは生き残っていけないので、 元々有る伝統を現代風に変化、というか進化させて、 今の世代に好まれるようにアレンジしている。それは、それぞれの分野の職人技だと言える。 私が見たのはその中の、お酒の分野だった。「逆転人生」という番組の中で、 山口県で日本酒を造る桜井社長(68歳)を取り上げていた。山口県で日本酒?‥馴染が無いのだけど‥。 日本酒の原料はお米なので、米どころの県が有名になる場合が多いのだが、 山口県なの?‥ん??桜井社長が社長になったのは34歳の時で、父親が急死したためだった。 その時の売り上げは、前年比85%‥10年ずーっと下降し続けていた。その当時の忘れられない思い出があると、桜井社長は言う。 それが‥子供が通う小学校の廃品回収のことなのだが、 酒瓶が2000~4000本集まる中で、 自分の会社の銘柄が、3~4本しか無かったというのだ。どの酒も有名処で、テレビやラジオで流れている銘柄ばかりだったようだ。 (地元だというのに、自分の会社の銘柄がたった4本!?) 社長の落胆ぶりは、大きかっただろうと思う。社員に言わせると「日本酒全体が右肩下がりなのだから仕方がない。」 もうすっかり諦めムードのようである。社長にしてみたら、このままではいつか倒産するという危機感。 だから生き残るためには、現状を変えなければならないという強い想い。当時のお酒は、ただ酔えさえすれば良い‥というのがお酒の立ち位置。 酔って酔い潰れる‥そのためにお酒を飲む、という感覚だったのである。 この現状を打破するには‥。社長はその頃まだ馴染みが薄かった大吟醸に目を付けた。 その大吟醸は、米の雑味を削って米の芯の部分だけを使う。10年という年月をかけて、米を4分の3も削って雑味を無くしていく。 4分の3も削るということは、米の量も桁違いに使うことになる。それ以外に酵母菌や米の質も関係してくる。 それらを毎年研究して、ようやく納得のいくお酒を造ることができた。 社長就任当時の売り上げが1億円だったのが、10年後3億円に上がる。ここから現在の135億円の売り上げにしたのは、 市場を世界に変えたからである。その市場も、従来の日本食のお店や日本食を販売しているお店でなく、 アメリカやヨーロッパで、地元のレストランに売り込んで開拓した。 地元の食材にも日本酒は合う!という信念で、開拓していったのだ。この話しは「獺祭」という銘柄なのだが、ご存じだろうか? アルコール大好きな私は、この話しを興味深く聞いた。雑味が無くフルーティーな香りのお酒。 良いものは日本だけに留まらず、国境を越えて生き残るのだと思った。

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