2020/01/26(日)08:20
★誇らしく思う日本の技術
「へぇ~、バーミキュラって名古屋市で作ってんの!?」オリンピックが近いからというだけではないだろうが、
外国人を扱ったテレビ番組が多い。日本人に生まれてきたから当たり前に感じていることが多いから、
日本の良さが、本当の意味で分かっていないように思う。なので、外国人へのインタビューとかを聞いて、
逆に日本の良さを知ることになることが多い。
意外に、日本人より日本のことを知っている外国人って居ると思う。日本の製品を母国に持っていく‥。
日本に住む外国人が、日本製品で親孝行をする番組がある。あの番組で持っていく確率が多いのが、日本のトイレである。
便座が暖かくなるのは当たり前で、
お尻の洗浄までしてくれる機能が付いているのは、日本独特である。母国の両親が、それを体験して驚き感動する様子は、
日本人として日本の技術を認めてもらえたと感じ、とても誇らしい。他にも色々誇らしいと思う日本の技術なのだが、
もう一つ私が凄いと思うのは、バーミキュラーである。
水を必要としない調理器具‥野菜が持つ水分だけで調理するものである。日本は綺麗な水、水質のよい水、美味しい水が、
水道の蛇口を捻るだけで出てくる、水というものが安心安全な国である。でも世界は日本のようにいかない国が沢山有る。
水は高価な飲み物であり、
品質的に、むやみに口に出来ないものだったりする。そういう国の人たちにとって、
料理をする時に水を必要としない調理器具は、素晴らしいものだと思う。美味しさを追求して作った日本の製品だが、
品質の悪い水しか無い国にとっては、
違う意味で、感動する調理器具だろうと思う。「ガイヤの夜明け」で、名古屋市にある会社、
愛知ドビー株式会社が扱っている、バーミキュラを取り上げていた。どうやらこの会社を、過去にも2回取り上げたことがあるようで、
今回は3回目のようだった。元々テレビ大好きっ子の私なのだが、
定年退職して時間が出来たことで、テレビを見る機会がもっと増えた。
この番組もその増えた番組の一つである。なので今回がこの会社を扱って3回目だと、初めて知ったことになる。
こういう番組は、長期にわたって取材をしてくれるし、
その後も追ってくれるから、見応えがある。バーミキュラの存在は、他のバラエティ番組で知っていたのだが、
その発祥が名古屋ということは、今回初めて知った。開発したのは2010年だというから、
もう10年も前に商品として世の中に出ていたことになる。
調理器具に興味を持たない私は、こういうことで知ることになる。(笑)こういう商品は、町工場で働く職人さんたちの技術が光っている。
数ミリ単位が感覚で分かる職人さんの腕があって、商品となるのだ。町工場は、大手の下請けという立場で、
その大手から見放されてしまったら、廃業に追い込まれるケースがある。
その危機感の中、生き残りをかけて独自で開発をしていく。最終的には、機械では成しえない職人さんたちの確かな腕が、
町工場を立て直していくのである。それは日本の伝統的技術。
自分には一生かかっても、モノに出来ない技術だが、
そういう技術を持った同じ国民であることを、とても誇らしく思う。