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テーマ:大学生母の日記(2939)
カテゴリ:認知症の母
2年ほど前に 家の中で転んで大腿骨を骨折した私の母は 自立歩行が難しくなりました。 認知症も進んでおり、 自宅で暮らすのが困難となり 施設(介護老人保健施設)に入所しています。 入所時はコロナ禍で、 オンラインの面会しかできませんでしたが 今は1回20分の対面面会ができます。 だったのですが、 先週まではコロナ患者が出たとのことで 1か月ほど面会禁止でした。 まだコロナに振り回されるのね。 いつまでこういう感じなのでしょうかね。 先日、コロナ患者がいなくなったとのことで 施設での面会が再開。 ケアマネさんとの定期的な面談も兼ねて 兄弟で施設へ行ってきました。 面談ではケアマネさんのほか リハビリ担当さん、栄養士さん、 看護士さん、介護士さんからも 簡単に今の状態の説明を していただけます。 そして介護計画に問題なければサイン。 このような面談が、 3か月おきに行われます。 ここ最近は、 体力面も落ちてきたなと感じます。 入所した当初はつかまって立ったりも できたのですが 最近はほぼ立てなくなってきているようです。 なので、 座った状態での上半身のリハビリや 足が固まらないように 伸ばすマッサージをしているとのことでした。 認知症もだいぶ進行して 指示が入らないことも多いようです。 食事も認識できなくなってきて 途中で遊びだすこともあるとのことで そうなると介護士さんの介助で食べるとのこと。 なので、今はほぼ完全介護に近い状態です。 実際、私たちが面会しても、 もう意味を成す単語が2、3語出ればいい方? なにかもごもご言っていたりはするのですが 何を言っているのかわからない。 でも目が合うとにこにこ、 話しかけると声を出して笑ったりもするので なんとなく救われます。 目が合うとニコニコって、 まるで子どもみたいだなと思います。 お母さん、赤ちゃんに もどっていってしまったのねって。 母を見ていると 昔読んだ「ちいさなちいさな王様」という本を 思い出します。 王様の世界では、生まれたときには大きく 成長するとともに小さくなっていき 少しずつ忘れていくのです。 子供時代が人生の終わりにあるのです。 小さくなっていき、 いつか見えないくらいになるなんて、 一見怖いことなのに ちいさな王様の世界は いつも新鮮できらきらしていて とても幸せそうなのです。 母の生きる世界は幸せなのかな。 そうだったらいいなと いつも思うのです。
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