続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

2009/09/17(木)14:15

シェケルジ・ミフリ

絨毯屋以外の仕事(3)

今週末で断食月が終わる。 断食月が終わると、断食を祝う祭日がある。 その祭日をラマザン・バイラムと正式には言うが、甘いものを食べてお祝いするところから 「シェケル・バイラム」ともいう。 シェケルとは砂糖の意味で、砂糖だけの意味ではなく、キャンディーなども指す。 というわけで、バイラムを前に、各家庭ではお客さんや近所の子供たちに振舞うキャンディーやチョコレートを買い込むわけである。 で、ミフリも今年はシェケルジ(キャンディー屋さん)に早変わり。 70kgのキャンディーとチョコレートを、地元の青空市ということもあって気弱なミフリ・スタッフは市価の半額ぐらいで売っていた。 おかげさまでほぼ完売。 でも儲けはなし・・・・・。 価格設定が安過ぎたせいもあるけど、貧しい人からはお金をとらず、通りがかる子供やお年寄りには無料で配り、息子が兵役に言っていると・・・・嘆く女性には同情して自腹を切ってチョコレートを渡し・・・・。 これは、販売でなく配布だなあ・・・・と思いつつ、まあバイラム前にシェケル1つ(・・・じゃないけれど)で渡す方も受け取る方も幸せな気持ちになれるなら、それもいいかな・・・・と。

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