2014年08月の記事一覧 | 続々・絨毯屋へようこそ　トルコの絨毯屋のお仕事記

改めまして絨毯屋へようこそ～！

ここ数年の間、アンタルヤのミフリへいらっしゃった方には、大変申し訳ないことしていました。というのも、狭い店内に山盛り、二重、三重駐車のキリムと絨毯。広げるスペースもなく、山を崩す勇気もなく、商売する気ゼロでした。「キリム買いたかったのに見せてもらえなかった～」とお叱り受けています。本当にすみませんでした。で、心を入れ替えて、倉庫状態になっていた地下階をきれいにしました。まだ細かい部分が終わっていませんので、飾り付けもできていませんが、あと１か月ぐらいしたら、ちゃんと絨毯屋っぽいところをお見せできるように、日々片付けをしております。どうです。少しは絨毯屋みたいに（っていうか絨毯屋なんですけど）見えるでしょうか。ところで絨毯屋に欠かせない設備（？というほど大げさなものではありませんが）があります。まずは壁に取り付けられた幅広の薄い材木。壁が固いため、直にキリムや絨毯を吊るすことができません。そのため、材木を取り付け、そこに裏から釘を打って、引っかけるところを作ります。そうすれば最低限のダメージのみで、キリムを吊り下げるのも、降ろすのも簡単です。もうひとつ。キリムや絨毯を置く台。直に床に置くと、湿気が溜まってしまい、キリムを傷めます。そのため、空間を作って風通しをよくします。絨毯屋って実はいろいろルールや掟があって面白い商売です。といっても昔かたぎの絨毯屋はほとんどいなくなってしまいましたけどね。代替えして、商売の方法もさらにモダンにさらに効率良くなっていることと思います。でも古いやり方しか知らないですから。私の場合・・・・・。広いスペースですので、団体さんでいらしても大丈夫ですよ。みなさまのお越しをお待ちしております。にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ

50の手習い

今日は私、ミフリ社長の秘密話でも・・・・。60の手習いといいますが、私の場合50の手習いで最近始めたことがあります。１つ目はボディビル。これは昨年４月から通っていますので、１年５か月になります。トルコの代表選手であったボディビルダーがオーナーのジムで、内容的にはかなりハードです。通ってきている子たちもボディビルダーのコンテスト出場を目標に来ているような子が多く本格的です。なんですが・・・・・。私の体型をご存じの方は十分わかると思いますが、運動やっているようには見えませんね。一緒に来ていた若いお嬢さんたちが、みな短期間で10～20kg体重を落としていくなか（シェイプアップ乱ちゃんの世界です）、１年以上、しかも帰国や出張がある日以外は毎日行きますので、週に５～６日、１日２時間のプログラムをこなしているのに、体重みごとに１kgたりとも減らしていません。（ダイエットメニューは取り入れていませんし、食生活めちゃくちゃなせいもあるのですけど）これにはオーナーもインストラクターもびっくりというか、すでに諦めているのか、無視されていますが、私自身も周囲を見渡してガッカリしながら、でも途中で辞めないぞ、という気力だけで通っています。通常ですと、家から店まで、それ以外もクルマで移動ですので歩くことすらない生活です。健康のため・・・と思って、続けます。２つ目は今年の夏に始めたばかりのバイオリン。トルコ語でケマンと言います。バイオリンはトルコに来てから習いたいな、と思ったものの１つなのです。当時・・・17、18年前の話ですが、ロシアからの出稼ぎでたくさんの芸術家、音楽家たちが来ていました。母国で仕事がないためにトルコへ来ていたのですが、特殊な専門教育を受けてきている人たちです。技術レベルはとても高く、ある若いバイオリン演奏家が流しで弾いているのを聴いて、こんな風に弾きたいなあ・・・・と憧れていました。それ以降、機会もなく、習うことはなかったのですが、この夏休み、息子がトルコの伝統楽器サズの教室に通うことになり、そこでバイオリンの先生もいると聞き、これはチャンスだ、とその場で申し込みをしました。バイオリンなんてこの年になって初めて手に取ったものですから、知識なし、ゼロからのスタートです。とりあえず、楽器屋さんで選択肢のないなか、ドイツ製の安いものを買い、週１回、せっせとレッスンに通っています。途中、夏休みで帰国したこともあって中断しましたが、今回で７回目。こちらはボディビルと違って、まあまあ優等生。音はなんとか出せるようになり、先々週からかんたんな練習曲、第9の歓喜の歌、カノンとかですが、曲っぽいものを弾けるようになって、ちょっと楽しくなってきたところです。でも自宅で練習できないのが悩みです。仕事が終わって帰宅すると、８時、９時なんてザラです。アパート住まいではいくらトルコでもその時間から楽器弾けないです。というわけで50歳を迎えてからのお稽古事２つ。ボディビルでのスリム化計画は果たせそうもないですけど、せめて腕に筋肉つけてバイオリンを豪快に演奏できる60歳を目指すことにします。（あっ、イケない、年齢不詳のはずだったのにバラしちゃった・・・・！？）にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ

昨夜のお月さま&オヤ本発売日の変更

アンタルヤに住みながら。目の前に地中海ビーチがありながら。意外と泳ぎに行かないものです。いつでも行ける、って思うから。で、気がついたら、今年も８月半ばになろうというのに、実は泳いでいなかったのです。スタッフのジェンギズの奥さんのアルマンも「私も今年は一度も海に行っていない」と言うので、彼女の仕事が終わるのを待って、みんなでコンヤアルトゥビーチに夜間水泳に行ってきました。アンタルヤは日中の気温が高いのと、日差しの強さで、市からのお達しで11～14時ごろは海で泳ぐな。と言われています。だからまだ太陽の日差しがさほど強くない早朝に泳ぎに行くか、日が沈んでからが地元の人たちの海水浴タイム。私たちも19:30頃に行ったのですが、ビーチにはたくさんの人が来ていました。波がちょっと高かったので、海に入っている人は少なかったですが、水温も温かく、気持ち良かったです。日本ではスーパー・ムーンの話題が上っていたので、アンタルヤの今日のお月さま。アンタルヤの夏には珍しく、今年は雨が降ったり、雲があったり。この日も雲がかかっていて、月が見えたり、消えたり。でも雲のおかげで、赤く光るお月さまがさらに幻想的に見えました。お月さまがこんなにきれいなんて知らなかったので、カメラを持っていかなかったのが失敗。手持ちのスマホで撮りました。お知らせ誠文堂新光社から、８月18日に発売予定です。12日の予定が少し延びたみたいです。お盆休みも入りますしね・・・！？本の予約・ご購入はこちらから本をご覧になられたご意見、ご感想、ご質問など、ぜひお寄せください。野中幾美の連絡先はこちら。イーネオヤ関連、トルコ関連のイベントで、私にできることがありましたら喜んでお手伝いさせていただきます。本のPRはこれぐらいにして、次回から普通にブログを続けたいと思います。そうそう、店舗の改装が半分ぐらい終わりました。全部終わるのには、まだまだかかりそうですが、その様子も順次追ってお知らせします。にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ

地中海から湖水地方へ

断食明けのお休みが、28日（月）、29日（火）、30日（水）とあり、土日を含め、さらに31日（木）と８月１日（金）の２日間をお休みにし、９連休の予定でした。実際は26日と31日は休めない仕事があり、出勤したので、細切れ連休。９連休の予定がダメになってしまったので、計画が崩れ、その代わりに近場にお出かけして時間を過ごしました。その間の１日を利用していったのが、ブルドゥルのサルダでの湖水浴。ブルドゥルからもいけますが、今回はアンタルヤの高原経由。トルコ中の人がアンタルヤに集まったのじゃないか・・・と思われるほどの、混雑したアンタルヤのビーチに比べて、近隣の人がキャンプに来て泳いでいる程度でゆっくりのんびりできました。それに標高が1500m近いので、少し涼しめだし。そしてビーチの対岸にこんな素敵な風景が・・・・・。水底は白い沈殿物が溜まっていて、その下に空間があるのか、底なし沼ならぬ、底なし湖のようにボコッと、足がハマって動けなくなってしまいます。だから遊泳はビーチでね。ここでは景色を楽しみましょう・・・・・。地面が真っ白なので、照り返しが厳しく、肌も目も焼けます。日焼け対策はしっかりと。ここにたどり着くまでも、湖がいくつか見えました。ブルドゥル方面に出れば、大きなブルドゥル湖から始まり、ウスパルタからコンヤへ続く道は湖水地方です。お知らせ誠文堂新光社から、８月12日に発売予定です。本の予約・ご購入はこちらからもし「イ―ネオヤ本を置いてもいいよ～」という雑貨屋さん、手芸屋さん。また何かイベントなどの際に取り扱ってくださる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。詳細は誠文堂新光社のシダさんまでご連絡ください。もしくは私に連絡くだされば、伝えます。野中幾美の連絡先はこちら。イーネオヤ関連、トルコ関連のイベントで、私にできることがありましたら喜んでお手伝いさせていただきます。にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ